夕 歩 道
中日新聞 夕刊 2021年4月5日
このままなら世界の海に漂うプラごみの量が二〇五〇年までに魚の量を超すという衝撃的報告は一六年のダボス会議で。増えすぎた結果、どうやら人類は魚と一緒にプラごみも食べているらしい。
海のプラごみは、やがて砕けてマイクロプラスチックに。それを魚がのみ込み、その魚を人間が食べ、最新の分析では、魚好きなわれら日本人の微小プラ摂取量は年十三万個に及ぶ恐れありとか。
コロナ禍の必需品、不織布マスクの素材もプラの一種。その辺に捨てると…。環境団体オーシャンズアジアの推計では昨年は十五億枚余が世界の海へ。こちらもやがて、われわれの口に入るのか。
◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用です
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* このアザラシ、海鳥、ウミガメを直視できるか プラスチック危機の恐るべき脅威 「プラスチック・クライシス」2019.11.20
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* 人気者の赤ちゃんジュゴン「マリアム」死ぬ 腸内にプラスチックごみ タイ 2019.08.18
* 死亡した鹿の胃から出てきたのは…「ビニール袋など、むやみに人の食べ物をシカに与えないよう、お願いします」2019/07/28
* 日本固有の多くの淡水魚、絶滅危機に ダムや堤防の建設、農業や都市部からの汚染で 2019/7/19
* 「五〇年までに海中のプラスチックの量が魚の量を超える」 海のプラごみ 30年先では遅すぎる 2019/7/5
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◇ 【プラスチックごみ問題】海から消えゆく生き物の「嘆き」 G20で解決の道筋は 2019/6/27
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◇ リサイクル困難な「汚れた廃プラ」 輸出入規制へ国際ルール 2019/5/11 … 日米は対応に苦慮
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◇ 100万種 絶滅の危機 「生態系喪失 かつてない速度」国連警告 2019/5/6
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◇ またもプラゴミがクジラの命奪う 胃に40Kgのゴミ飲み込み餓死 2019/3/20
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◇ 海洋に投棄されたプラスチックのごみ…死んだ鯨の胃から大量に 生物の生態系に深刻な影響 2018/11/22
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◇ モンゴルの牧畜の死骸はプラスチックまみれ…腸もプラスチックで詰まって、死んでいった牛は何頭もいた NewsweekJapan 2019/2/9
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