「政策は道具」選挙に勝つためならなんでもありの小沢一郎氏 「自由党」復活で、怪気炎 2016/10/28

2016-11-01 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア

 産経ニュース 2016.11.1 01:00更新
【山本雄史の野党ウオッチ】選挙に勝つためならなんでもありの小沢一郎氏 「自由党」復活で、これが最後の戦いか
 小沢一郎氏が「自由党」を復活させた。メディアからはいまいち注目されず、永田町でも冷淡な反応が目立つ自由党だが、実は党名変更後、散り散りになっていた「小沢チルドレン」が再結集し、活発な動きを見せている。政策面でも党綱領の変更に着手している。次期衆院選での生き残りをかけ、小沢氏がなりふりかまわない、最後の勝負に挑んでいる。
 「最後まであきらめずにがんばろう!」
 10月28日夜、東京・赤坂の中華料理店で小沢氏は怪気炎を上げた。
 集まったのは、7月の参院選新潟選挙区で劇的な勝利を収めた森裕子参院議員(無所属)をはじめ、会合の幹事である樋高剛元環境政務官、渡辺浩一郎元衆院議員、姫井由美子元参院議員、松崎哲久元衆院議員、黒田雄元衆院議員ら約20人。いずれも小沢氏と行動をともにしてきた「直系幹部」たちだ。
 出席者の中には、すでに政界を引退した元職がいる一方、再起を期して活動している元職や落選経験のある新人もいた。この日はさながら、「自由党復活の祝宴」となり、小沢氏も上機嫌でビールをあおっていた。
 出席者の1人は筆者の取材に「こんなに覇気のある小沢さんは久しぶりだ。何か吹っ切れたのではないか」と語った。
 今回、小沢氏が「生活の党と山本太郎となかまたち」から「自由党」に党名を変更したのは、「次期衆院選で1票でも多く取って生き残るため」である。ちなみに、前回平成26年12月の衆院選で、小沢氏率いる生活の党は比例代表で0議席に終わっている。
 小沢氏が結党にあたって発表した党声明にその「狙い」はすべて盛り込まれている。
 〈野党の政党の中で、いわゆる保守の人たちの支援を得られるような政党名がなかなか見当たりません〉 〈自民党以外の保守の皆さんの投票先がないのです。この票を取らなければ政権は取れません〉
 〈ウイングを広げ、保守層にも届くよう『自由党』という党名に決定しました〉
 選挙に勝つためなら何でもやる--その切り替えの早さはさすがといえるが、山本太郎参院議員という“左派色”の強い政治家とタッグを組んでしまったこれまでの過去はどうなったのか…。
 当然、「節操がなさ過ぎる。今さら『保守』ってどういうことのか」(民進党の野田佳彦幹事長のグループに所属する衆院議員)という厳しい声がある。
 しかし、自由党への名称変更は各方面で大歓迎されている。かつて「小沢チルドレン」だった民進党衆院議員は「先日、地元の会合に行ったら『自由党になったから、小沢さんを支持する』という後援会員が何人もいた。名前を変えただけでこんなに効果があるのかと正直驚いている」と明かした。
 小沢氏周辺も「比例代表で1議席取れるぐらいの効果が期待できそうだ。昔のファンが戻ってきて、選挙に向けた運動員を確保できそうだ」と述べた。
 政策面では、水面下で綱領の改定作業を進めており、年内を目途に新たな綱領を発表する見通しだ。自由党関係者は「保守色を盛り込んだ内容になるだろう」と漏らした。
 ただ、保守色を強めてしまうと、小沢氏が緊密に連携している共産党との関係に影響が出てしまう。実は小沢氏はそれも見越しているようで、前出の自由党関係者は「共産党の金科玉条である『安保法制廃止』などの重要政策はこれまで通り堅持する。経済政策などで『自由党』色を出したい」と説明する。
 話を聞いていると矛盾も多いが、かつて「政策は道具」と公言した小沢氏にとってはどこ吹く風だろう。
 別の自由党関係者によると、小沢氏は蓮舫代表率いる民進党が年内にも分裂することを念頭に置き、その「受け皿」として自由党を“整備”しているという見方もある。
 民進党より自由党の方が票が取れるとは常識的には考えにくいが、共産党との連携がうまくいっていない民進党が、中途半端な形で衆院選に臨めば惨敗するのは目にみえている。
 民進党内には、共産党との連携を熱望する議員が多い。民進党よりも良好な関係を築いている自由党が、民進党との共産党の間に入る形で、野党共闘の主導権を握ることは十分あり得る。
 自由党は平成12年6月の衆院選比例代表で約660万票を獲得した。自民、公明両党との連立政権を離脱し、野党として臨んだ戦いで予想を覆して健闘した。 すべては16年前の、過去の出来事でしかないが、小沢氏は使える材料であれば「過去の栄光」も平気で引っ張り出してくる。
 節操がないといわれ、マスコミから見向きもされずとも、しぶとく生き残ろうとする姿勢は、凡百の政治家にはない粘り腰である。
 「野党が本当に心をあわせて一体となれば、仮に来年1月の衆院選でも絶対勝つ。間違いない!」
 小沢氏は10月18日の記者会見でこう訴え、政権奪取に重ねて意欲を見せた。
 自由党は11月以降、全国各地で都道府県連の結成大会を開く。すでに、神奈川県連は11月28日に大会の開催を決定した。小沢氏も各地の大会に足を運ぶ予定で、直接支持を訴える。
 衆院で最多の当選16回を誇る小沢氏は現在74歳。引退はまだまだ先のようだ。

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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〈来栖の独白〉
 民進党が蓮舫氏で転ぶ、と視て勢いづいたようだ。「政策は道具」、この人自身をよく表して、節操のない言葉だ。姫井由美子氏も、まだ懲りないのか。
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