小沢一郎氏 「野田政権は自民と談合」~政党政治が崩れる/岩手県内の市町村議 90人中66人が民主離党

2012-07-29 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア

小沢氏 “野田政権は自民と談合”
NHK NEWS WEB 7月29日 15時44分
 国民の生活が第一の小沢代表は、仙台市で開かれた会合であいさつし、「今の政権は、先の衆 議院選挙での約束をすべて棚上げして、自民党と増税のための談合をしている」と述べ、消費税率引き上げ法案の成立を目指す野田総理大臣の姿勢を批判しました。
 この中で、小沢代表は「先の衆議院選挙で、『自民党のやり方では本当に国民の暮らしを守れないのでわれわれに政権を与えてくれ』と主張したのに、今の政権は、選挙での約束をすべて棚上げして、自民党と増税のための談合をしている」と述べ、消費税率引き上げ法案の成立を目指す野田総理大臣の姿勢を批判しました。
 また、小沢氏は衆議院の解散・総選挙の時期について、「民主党が変質してしまったならば、もう一度国民に信を問うべきだと考えており、遅くても半年以内に総選挙ということになる」と述べました。
 一方、同じ会合に出席した民主党の鳩山元総理大臣は「政権交代のときに訴えた最低保障年金制度の創設や後期高齢者医療制度の廃止も撤回という方向になった。野田総理大臣が消費税の増税に前のめりなのが非常に心配でならない。マニフェストということばが死語になると危惧しており、しっかり公約を実現する方向にしていきたい」と述べました。
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鳩山、小沢両氏そろい踏み=きづな会合で消費増税批判
2012年7月29日16:06 WSJ Japan Real Time
 民主党の鳩山由紀夫元首相と新党「国民の生活が第一」の小沢一郎代表が29日、仙台市で開かれた新党きづなの斎藤恭紀政調会長のパーティーにそろって出席、野田政権が目指す消費増税をともに批判した。民主党宮城県連は次期衆院選宮城2区で、現職斎藤氏の対抗馬として今野東参院議員の擁立を目指している。党員資格停止中の鳩山氏の「反党的行動」は、党内の反発を招きそうだ。
 鳩山氏は、消費増税について「国民の暮らしを考えればとても理解できない。(野田政権が)前のめりになるのは心配でならない」と言及。小沢氏は「国民との約束をほごにして強権的に実施しようとしている」と非難した。[時事通信社]
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90人中66人が民主離党 県内の市町村議
岩手日報 2012/07/29
 民主党の分裂を受け、本県の市町村議で党員登録をしていた90人のうち66人が離党したことが同党県連への取材で分かった。同党を除名され新党「国民の生活が第一」を設立した小沢一郎衆院議員(岩手4区)の影響力が強い県南部を中心に7割以上に上る。一定数が新党に合流するとみられるが、「政策を見極めたい」などと様子見の向きもあり、追随の動きがどこまで広がるかは未知数。民主党にとっては年内の衆院解散・総選挙もささやかれる中、組織の再構築が急務となった。
 同党県連によると、5月末の定時登録時点で党員登録されていた市町村議は90人いたが、消費税増税法案の衆院採決に端を発する同党の分裂を受け、各総支部に離党届が相次ぎ、26日までに66人分が受理されたという。
 同党県連は選挙区や市町村別の内訳は「公表できない」としているが、岩手4区と、中選挙区時代に小沢氏の選挙区だった同3区で多いという。
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〈来栖の独白〉
>自民党と増税のための談合をしている
 3党合意は、国民への決定的な背信だった。政党政治が崩れてしまった。どの政党も同じ政策を言うようになり、国民は選ぶべき政党を失った。現れようとしているのは、パンとサーカスで釣る怪しげな地域政党だ。
 鳩山氏に期待する気持ちは一片たりとも無い。
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政党政治が崩れる~問責国会が生む失望感===透けるポピュリズム
  論壇時評 金子勝(かねこ・まさる=慶応大教授、財政学)2011/02/23Wed.中日新聞


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