名古屋駅前 車暴走事件 判決言渡し 懲役12年 大野木亮太被告「茶番すぎてどうでもいいです」

2015-05-27 | 社会

名駅車暴走事件で懲役12年
 NHK NEWS WEB 05月27日 19時12分
 去年2月、JR名古屋駅近くの歩道に車を突っ込ませ、14人に重軽傷を負わせたとして、殺人未遂の罪に問われた被告に、名古屋地方裁判所は「被告の障害が事件に影響したことは否定できないが、危険性が高く結果も重大だ」として、懲役12年の判決を言い渡しました。
 名古屋市西区の無職、大野木亮太被告(31)は、去年2月、JR名古屋駅の近くの歩道に乗用車を突っ込ませて、14人に重軽傷を負わせたとして、殺人未遂の罪に問われました。
 裁判では、被告が精神鑑定で診断された、相手の気持ちを理解するのが苦手とされる発達障害のひとつ、アスペルガー症候群が、どの程度、事件に影響を与えたかが争点になりました。
 検察が「必要以上に考慮すべきでない」として懲役15年を求刑したのに対し、弁護士が「影響は大きい」として懲役5年が相当と主張しました。
 27日の判決で、名古屋地方裁判所の景山太郎裁判長は「被告は、家族が自分を不幸にしようとしているという妄想を抱き、一般の人を標的にしようとした。これについてアスペルガー症候群が影響したことは否定できないが、自分本位の考えで決意し実行しており、障害が大きく影響したとはいえない」と指摘しました。
 そして「幸いにも死者は出なかったが、被害者は、安全であるはずの場所で車にはねられ命の危険にさらされており、危険性が高く結果も重大だ」として、懲役12年を言い渡しました。

 ◎上記事は[NHK NEWS WEB]からの転載・引用です
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
CBC NEWS 更新時間:2015年5月27日(水) 19時34分
名駅前暴走事件に懲役12年判決
 去年2月、名古屋駅近くの歩道に車で突っ込み、14人に重軽傷を負わせたとして殺人未遂の罪に問われている男の裁判員裁判で、27日、男に懲役12年の判決が言い渡されました。
  大野木亮太被告(31)は、去年2月、多くの人で賑わう名古屋駅前で車を暴走させて歩道に突っ込み、通行人14人に重軽傷を負わせ、殺人未遂の罪に問われました。
  大野木被告は、逮捕後「人を殺すつもりでやった。誰でもよかった」と供述。今月12日から始まった裁判員裁判でも、身勝手な主張を繰り返しました。
  大野木被告:「俺が被害者なんだ。いい加減にしろ。自分に責任があるという気持ちになれない」
  検察官:「あなた自身の反省すべきところは?」
  大野木被告:「ゼロです」
  弁護側によれば、大野木被告は先天性の発達障害の影響で、人の気持ちを理解する能力が乏しく、孤独感や絶望感が社会への恨みになり、犯行の引き金になったといいます。
  検察側は、「自分の苦しみを他人に分からせ、恨みを晴らそうとしていて、自己中心的で身勝手」と懲役15年を求刑。一方、弁護側は、「発達障害の影響は無視できない」と、懲役5年が相当と主張していました。
  27日の判決で、名古屋地裁の景山太郎裁判長は、「発達障害は相当程度影響している」としながらも、「犯行を決意し実行したのには、苦しみを分からせてやろうという自分本位の考え方がある」と述べ、大野木被告に懲役12年を言い渡しました。
  判決を受けた大野木被告は、「茶番すぎてどうでもいいです」と、最後まで、被害者への謝罪の言葉はありませんでした。
  弁護側は、大野木被告と相談し、控訴するか決める方針です。(27日19:14)

 ◎上記事は[CBC NEWS]からの転載・引用です
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 中日新聞 2015年5月19日 12時20分
被告に懲役15年求刑 JR名古屋駅前の車暴走
 名古屋市中村区のJR名古屋駅近くの交差点で昨年2月、乗用車が暴走し通行人14人が重軽傷を負った事件で、殺人未遂の罪に問われた同市西区の無職大野木亮太被告(31)の裁判員裁判の公判が19日、名古屋地裁であった。検察側が「強固な殺意と計画性のある通り魔的犯行で、極めて悪質だ」として懲役15年を求刑するなどして結審。判決は27日に言い渡される。
 大野木被告は精神鑑定で発達障害と診断されており、量刑を判断する上で影響をどう評価するかが争点となっている。
 検察側は論告で「こだわりの強さや攻撃的になりやすい特徴など、発達障害が動機の形成に影響した」と理解を示しつつも、「発達障害の人の大半は普通に生活しており、犯罪傾向は強くない。量刑判断で必要以上に考慮すべきではない」と述べた。
 その上で「犯行直前に2度ためらっており、善悪を判断する力はあった」と指摘。「孤独で寂しい人生を周りが理解してくれないと逆恨みし、自己中心的で身勝手な犯行に及んだ」と非難した。
 一方、弁護側は最終弁論で「犯行を決意するに至った過程で、発達障害の影響は大きい。あまり長く刑務所に入れるのではなく、入院して投薬治療を受けさせるべきだ」として、懲役5年程度が相当と主張した。
 大野木被告は最終陳述で「家族というものが実感できず、幸せを共有できなかった。誰も僕を助けてくれなかったことが、動機の1つになっているのかもしれない」と話した。
 起訴状によると、昨年2月23日午後2時すぎ、通行人を無差別に殺害するため中村区名駅1の歩道に乗用車で突っ込み、時速50キロ程度まで加速させながら当時15~42歳の男女14人をはね、けがをさせたとされる。

 ◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用です
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
「俺が被害者なんだ」大野木亮太被告、突然激高 名古屋の車暴走…殺人未遂罪 初公判 2015.5.12 
................


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。