米軍内での「金正恩暗殺計画」はここまで進んでいる! 『Asagei plus』2016/4/5

2016-04-07 | 国際/中国/アジア

 Asagei plus  Posted on 2016年4月5日 5:55 AM  
米軍内での「金正恩暗殺計画」はここまで進んでいる!
 3月7日に開始された韓国での米韓合同軍事演習は、4月30日まで行われる。これに対して北朝鮮は、3月21日にミサイルやロケット弾を5発発射して威嚇、猛反発の姿勢を崩さない。それもそのはず、米軍内では「金正恩暗殺計画」が進められ、しかもそれを「公表」するという異常事態が起きているからだ。
 米軍は沖縄駐留の4500人を含む7000人以上。韓国軍は3000人以上。合計1万1000人超の兵士が投入された過去最大規模の演習というだけでも、十分に北朝鮮と金正恩第一書記(33)を刺激するものだ。北朝鮮の軍事情勢に詳しいジャーナリストが明かす。
「今回、米軍の『作戦行動計画5015』が採用されている。この作戦コードの『50』は『朝鮮半島』を意味します。これまで『5027』という作戦行動計画がありましたが、これは北朝鮮軍の南進に対する対応作戦だった。今回の『15』は『核承認者の排除』を意味します。すなわち、核爆弾のスイッチを押せる金正恩を抹殺する、という暗殺決行のサインにほかなりません。これまで『コード15』はウサマ・ビン・ラディンやジハーディ(聖戦士)・ジョンと呼ばれた男に対して使用され、成功しました。イラクのフセイン元大統領の時は成功には至らず、全面戦争に持ち込んでいます」
 こうした暗殺計画は通常、表に出ることはなく、「標的」に事前に知られることもありえない。ジャーナリストが続ける。
「ところが今回、米軍はこの作戦の発動を公表し、北朝鮮および金正恩はその事実を把握することになった。米軍内では独裁者暗殺に向けての具体的な動きが綿密に練られ、一部はすでに実行に移されているとの情報もあります。『ジョン』の処刑時と同様、無人戦闘機が使用される可能性もあるでしょう」
 米軍による公然たる宣戦布告。そして具体的な手法。暗殺計画はここまで進んでいるのだ。
 では金正恩暗殺によって北朝鮮で何が起こるのか。
「北朝鮮を追われ、現在は中国に亡命中の金正男(44)をトップに据えるのです。彼は中国政府の大物政治家と密接な関係にあり、まさに中国べったり。友好国であるはずの中国にすら牙を剥く金正恩とは違う。中国は儒教文化圏で、長男が家督を継ぐことが当然という認識があります。金正男を北朝鮮に戻すことで、あらゆる面で中国の支援を取りつけ、関係を強固なものにする狙いがあります。そして北朝鮮内には今もなお、金正男に忠誠を誓うグループがかなりあるのです」(外信部デスク)
 実は今回の米軍の作戦以前に、北朝鮮国内ではすでに金正恩暗殺の動きがあった。13年に金正恩の側近であり叔父に当たる張成沢が銃殺処刑されたが、
「暗殺計画が発覚したからです。張氏は金正恩を殺し、金正男を代わりに迎えるつもりでした。昨年12月、交通事故死したと伝えられた金養建統一戦線部長も、同じ計画を実行しようとしていた。それが発覚し、自動車事故を装い粛清されることになったのです。交通量の少ない道路での、非常に不自然な事故でした」(前出・ジャーナリスト)
 さらに、今年2月に処刑された李永吉総参謀長も、3人目の刺客として動いていたとされる。
 今回の米軍による「5015」作戦は、そうした北朝鮮国内での動きを具現化するものとなりうるのだ。
 オバマ大統領は来年1月に任期を終えるが、
「当然ながら、任期終了前に、歴史に残る大政策を成し遂げようと試みます。それがキューバとの国交回復に加え、北朝鮮工作なのです」(前出・外信部デスク)
 激突の行方やいかに。

 ◎上記事は[Asagei plus]からの転載・引用です  
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 産経ニュース 2015.2.7 06:00更新
【朝鮮半島ウオッチ】「平壌の建設現場に外国製機関銃」「大型車が突っ込もうとした」…次々発覚する“正恩暗殺情報”、「死刑は火炎放射器」とも
 北朝鮮の金正恩第1書記に暗殺者の影が迫っていたとの暗殺未遂情報が続々と出ている。具体的な事例が伝えられたのは2例で、これらが事実であれば、金正恩氏は過去3年間狙われ続けていたことになる。今年は朝鮮労働党創建70年の節目で厳戒態勢下での金正恩氏の野外行動が活発化しているが、一方、北朝鮮からは国内で幹部らの極刑による粛清や公開処刑の情報が増えている。指導者自身の恐怖心が招く恐怖統治。北朝鮮内で“恐怖の連鎖”が深刻化している。(久保田るり子)
■第1の暗殺未遂事件
 第1の事件は韓国紙「東亜日報」(昨年11月4日)が報道した。発生は約2年前の2012年11月3日だった。報道によると、金正恩氏の現地視察当日朝、平壌市内の野外スケート場など3カ所の建設現場周辺で、外国製機関銃が隠されているのが発見されて発覚したという。
 金正恩氏の日程は北朝鮮の最高機密だ。特に監視の厳しい平壌に機関銃を持ち込まれていたことから、「事件の背後には大物がいる」と判断され、「一番有力な容疑者として叔父の張成沢が注目された」(東亜日報)という。
 結局、実行犯は捕まらなかった。だが、張成沢氏に対しての尾行などの調査がこのときから始まったという。金正日氏の急死以降、金正恩氏の最側近として隆盛を極めていた張成沢氏だが、このころ突然のように公開行動の姿が消え、韓国では粛清説が流れた。
 暗殺未遂事件と2013年末の張成沢処刑の関連について記事は触れていない。記事を書いたのは北朝鮮出身の脱北記者で独自ルートの特ダネを書くことで知られる人物だ。発生から約2年後に未遂事件を記事化したことについて「随分前に知ったが、情報源の安全確保のためこれまで報道しなかった」と断った。
■首謀者は誰?張成沢氏に次ぐ最高幹部の粛清説も
 第1の暗殺未遂が報じられたあと、脱北した元大学教授など知識人で運営し独自情報をネット新聞で発信している「NK知識人連帯」が事件を追った。東亜日報報道の約1カ月後、知識人連帯は内部情報として「続報」を報じた。
 それによると、この暗殺未遂事件で金正恩氏の厳重であるはずの警備の失態が大問題となった。この結果、金正恩書記室の行事担当部員1人と党組織指導部部長の計2人が死刑に処されたという。さらに書記室、護衛総局行事課、組織指導部行事課の交代人事があったという。
 知識人連帯は「張成沢首謀説」には懐疑的で、「金正恩氏の日程は生前の張成沢氏も知り得なかった。書記室が『本日某時から行事があるので明けておくように』と連絡を受けて『ああ金正恩氏の1号行事があるな』と分かる程度」としている。この「党組織指導部部長」とは、日韓両国では党組織指導部第1副部長として知られる金慶玉氏のことで、報道では死刑執行について「昨年10月初旬」としている。
 日本で北朝鮮の公式報道をモニターしているラヂオプレスによると、金慶玉第1副部長は昨年7月、幹部の葬儀名簿に名前が上がっで以来、動静報道がない。昨年3月には金正恩氏の観劇に同行し映像も確認されている。だがその後は急激に報道が減り、昨年7月の名簿を最後に途絶えているとしている。
 金慶玉第1副部長の粛清が事実なら、張成沢氏に次ぐ北朝鮮の最高幹部の処刑ということになるが、現在までのところ未確認だ。
■第2の暗殺未遂事件
 第2の事件は、北朝鮮情勢に詳しい東京基督教大学の西岡力氏が月刊「正論」(3月号)で明らかにした。韓国の国家安全保衛部出身の脱北者から入手した情報、「2回目は2013年5月、平壌の女性交通警察官が英雄称号を受けた事件だ。いろいろ噂が流れたが。金正恩の車に大型車が突っ込もうとした事件をこの女性警察官が防いだのだ」というものだ。
 このとき北朝鮮の公式メディアは女性交通警察官(22)について「革命の首脳部を決死の覚悟で守った英雄」と称賛する報道を繰り返した。「革命の首脳部」が金正恩氏を指し、「不意の状況で英雄的犠牲精神を発揮し、その安全を守った」として北朝鮮で最高の栄誉とされる「共和国英雄」称号を授与しているが、これが暗殺未遂だったとの証言だ。
 金正恩氏と一族の警護は護衛総局が担当している。昨夏、この護衛総局の車が銃撃を受けて1人が死亡する事件があったとの情報もある。これは米自由アジア放送(RFA)が伝えている。
 不穏な空気が流れる中で2012年5月以降、金正恩氏の官邸、別荘、専用施設30カ所は装甲車100台などが配置された。この警備強化は米国も確認し、米シンクタンク、ランド研究所が2013年の報告書で明らかにしている。
 張成沢氏の処刑後、張氏の息がかかった幹部らの一斉粛清が始まり、その恐怖統治は今も続いている。まず第1段階として、張氏の親族や最側近の11人が処刑され大量の幹部が解任・追放された。第2段階では中央組織内の検閲(調査)と処分が行われた。極刑で火炎放射器が用いられたとの情報もある。現在は第3段階が進行中という。

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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北朝鮮 張成沢氏を「国家転覆陰謀行為」により死刑判決、即日執行 2013/12/12 金第1書記の独裁強化へ
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