衣類隠匿「不思議でない」 袴田さん再審で検察側
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再審第4回公判で静岡地裁に入る袴田巌さんの姉ひで子さん(左端)と弁護団ら=11日午前
1966年に静岡県清水市(現静岡市)でみそ製造会社の専務一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さん(87)の再審第4回公判が11日、静岡地裁(国井恒志裁判長)で開かれた。最大争点の犯行着衣とされた「5点の衣類」に関する証拠調べで、検察側は、袴田さんが、衣類が見つかったみそタンクの担当をしていたため、隠匿しても「不思議ではない」との同僚従業員の供述を読み上げた。
確定審や再審請求審で取り調べられた供述調書や捜査報告書などを提示した。
半袖シャツやズボン、ブリーフなどの5点の衣類は、事件発生から約1年2カ月後、みそ工場のタンクから、麻袋に入った状態で見つかった。
最終更新:共同通信
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