ノムさん衝撃告白 カツノリと“親子断絶”

2009-10-02 | 相撲・野球・・・など
(夕刊フジ - 10月02日 17:04)
 楽天は1日のソフトバンク戦(Kスタ宮城)に5-4で逆転勝ちし、ついに2位に浮上。初のクライマックスシリーズ(CS)出場マジックを「2」とした。
 野村克也監督(74)は「よく勝てたね。負けゲームだもんな。流れがいい方に傾いている。神懸かり的な流れがきている。この流れを大事にしないと」とご満悦。チームは完全に勢いに乗っているが、その裏では息子の野村克則バッテリーコーチ(36)との“親子げんか”が勃発していた。
 野村監督の口から「ウチは親子断絶してるから。カツノリが監督批判ばかりするから“うるせー”って言って怒鳴ったんだ。試合が終わって勝っても、俺に握手もしにこないよ」と衝撃告白が飛び出した。
 「投手交代がどうだこうだとか。結果論で言ってくるんだから、聞く必要もない。監督批判もいいところだ。連敗して、こっちがシュン太郎になっているときに、ゴチャゴチャ言ってきてタイミングが悪かったんだけど。この前もカツノリ親子と食事に行ったんだけど“親でも子でもねぇ”って大げんかになった」と野村監督は続けた。
 これまでも積もり積もったものがあったが、克則コーチによると、決定打となったのは9月27日の西武戦だという。
 4-0の4回2死無走者。打者・中村の場面で、捕手の中谷がラズナーにカウント1-0から内角直球を要求。中飛に打ち取ったが、「“何を考えてるんだ。本塁打を打たれたら、どうするんだ”と中谷が怒られていたから、“点差もあったし、後の打席を考えても内角をみせておいた方がいい”と言い返したら“勝手にしろ”って言われて…」と克則コーチは明かす。勝利の握手は「勝手にしろと言われたんで…」と言うように、この日も2人が試合後に絡むことはなかった。
 楽天で野村監督に意見を言えるのは克則コーチ唯一人。それだけに周囲から誤解されることもあるが、コーチを代表して野村監督に耳の痛い話をすることも多い。これに野村監督は「あいつはみんなに“いい子だ”と言われるけど、外ヅラがいい典型。すぐカッとするところは、母親にソックリや」と我が子に対する怒りは収まらない。
 もちろん、こんなことは克則コーチだから許されることで、他のコーチなら即刻クビ(?)のはず。しかし野村親子は、どこかの親子のようにカネや利権を巡ってモメているわけではなく、勝つために意見が衝突しただけで、チームを勝たせたいという目的は同じだ。
 2人が勝利の握手を交わすには、CSを突破し日本シリーズ出場と勝ち進むしかない。(塚沢健太郎)

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