収賄看守、元受刑者から借金 刑務所内で連絡先渡す

2009-10-03 | 社会

2009年10月3日 10時18分
 名古屋刑務所の看守が受刑者への便宜供与の見返りに航空券を受け取るなどしたとされる贈収賄容疑事件で、贈賄容疑で書類送検された受刑者とは別の元受刑者が、収賄容疑で書類送検された佐藤孝雄看守(32)から「15万円を貸してくれ」と頼まれ、13万円を貸していたことが分かった。
 同刑務所などは、書類送検した受刑者以外に佐藤看守が不適正な処遇をした事実は確認できないとしていた。
 「出所したら電話をくれ」。この元受刑者の男性は刑務作業中、佐藤看守からこう言って連絡先を書いた紙切れを渡されたと証言。出所後1カ月を待たず2月7日に同看守に現金を貸したという。
 男性の手元には同看守の署名入りの借用書がある。借用書によると、返済方法は年利2%で毎月約5500円の24回払いで、男性名義の口座に振り込むことになっており、佐藤看守が金銭的に窮していた様子がうかがえる。「違反したり返済を滞納した時は、いかなる法的処置を受けても異存ありません」とつづっている。
 同刑務所と名古屋矯正管区は2日、書類送検した受刑者以外に佐藤看守と接点のあった受刑者約10人を対象に聞き取り調査をしたとした上で、「不適正な処遇は確認できなかった」と説明していた。(中日新聞)

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