核実験は「自衛的措置」北朝鮮 金正恩金第1書記、正当性を主張 (朝鮮中央通信 2016/1/10)

2016-01-10 | 国際/中国/アジア

核実験は「自衛的措置」 金第1書記、正当性を主張 
 2016/1/10 11:28
 【北京=共同】10日の朝鮮中央通信によると、北朝鮮の金正恩第1書記は新年に際し人民武力部(国防省)を訪問し、6日実施した核実験について「米国と帝国主義者による核戦争の危険から国の自主権と民族の生存権を守る自衛的措置だ」と述べた。核実験後、金第1書記の発言が伝えられたのは初めて。日時は不明。
 国際社会の反発が強まる中、あらためて核実験の「正当性」を主張した。朝鮮人民軍の指揮官らに語ったもので、金第1書記は「(核実験は)主権国家の合法的権利であり、誰も中傷できない正々堂々たるものだ」と強調した。
 続いて軍の今年の課題に関する演説も行い「(5月開催の)朝鮮労働党大会を勝利者の大会として輝かせることが今年の党と人民の目標だ」と指摘。党による軍の指導体制の確立や砲兵の訓練強化、青年世代の育成などを課題として提示した。
 金第1書記が人民武力部に到着した際、黄炳瑞軍総政治局長や朴永植人民武力部長らが花束を手渡した。第1書記は指揮官らと記念撮影を行った。
 一方、党機関紙、労働新聞は10日掲載した論説で、米国の「敵視政策」が続く限り「われわれの自衛的国防力は質量ともに強化される」とし、朝鮮戦争の休戦協定に代わる平和協定締結に応じるようあらためて求めた。

 ◎上記事は[日本経済新聞]からの転載・引用です


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。