川崎中1殺害事件、上村君の両親が意見陳述
TBS News 2016/3/4
去年2月、川崎市で当時中学1年の上村遼太君が首をカッターナイフで切られるなどして殺害された事件で、上村君を呼び出したとされる当時17歳の少年の裁判員裁判が開かれました。4日の裁判では、上村君の両親が法廷で意見を述べました。
初公判から傍聴している母親は、少年に対し、「何で助けてくれなかったの?仲良かったんでしょ?弟みたいに思っていたんじゃないの?何でなの?と思うことしかありませんでした」と涙ながらに述べました。
上村君の父親は、「自分のことを弟のように思ってくれていた少年に切られた遼太の絶望感は、もう考えることもできません」などと述べました。裁判は今月7日に結審し、14日に判決が言い渡される予定です。(04日17:51)
◎上記事は[TBS News]からの転載・引用です *強調(太字・着色)は来栖
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【川崎中1殺害】上村さんを裏切った少年B 実母は米国在住の複雑な家庭環境
東スポ 2016年03月05日 09時00分
昨年2月に神奈川県川崎市の多摩川河川敷で殺害された中学1年、上村遼太さん(13=当時)の事件の公判が3日、横浜地裁で開かれ、少年B被告(18)の裏切りが明らかになった。Bは傷害致死の罪に問われている。
第2回公判ではBの被告人尋問が行われた。事件当日の昨年2月20日の前夜からBは主犯格A(19)と共犯者C(18)と酒を飲んでいた。そこへ上村さんがBに「遊びましょう」と連絡してきた。約1か月前にAが上村さんを殴り、青タンができる事件があったので「2人を会わせない方がいいと思った」とBは上村さんの提案を拒否。
しかし、何度も頼まれるうちにOKしたものの上村さんにAがいることは教えなかった。結局、これが事件のきっかけになった。これだけでもBの裏切りだが、まだある。Bは事件数日前に上村さんに対し「Aとは最近会っていない」と話していた。
ところが、実際は会っていたのだ。「(Aとトラブルを抱える)X兄弟がAの自宅に押しかけたことがあって、巻き込まれたくないから、Aとはもう関わっていないと言った」とウソをついていた。動揺したのかBは思わずAの名前を言ってしまったという。
BがAと一緒にいるはずがないと信じたからこそ、上村さんはBに「遊ぼう」と連絡していたのだ。ウソがなければ、上村さんはそもそも連絡していなかったのかもしれない。
裁判ではBの成育歴も扱われている。フィリピン生まれの母親はタガログ語を話すことがあり、話が十分にできなかった。実父の記憶はなく、義父は失踪。勾留中の昨年5月に母親は再婚し、米国に行ってしまった。
再婚以来初めて帰国した母親が証人出廷し「Bが社会復帰したら、そばにいたい」と米国で一緒に住むと明言。しかし、Bは「米国に行くことは考えていません」と拒否。実父の母親、つまりBの祖母に世話になるつもりだという。
◎上記事は[東スポ]からの転載・引用です
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◇ 川崎中1(上村遼太さん)殺害事件 少年B(当時17歳)「そこまでするとは思わなかった」第2回公判2016/3/3
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