吉田有希ちゃん殺害、被告人質問で改めて無罪主張
TBS News 2016/3/4/11:27
栃木県の旧今市市で当時7歳の吉田有希ちゃんが殺害された事件の裁判員裁判です。4日も、被告人質問が行われ、被告の男は「取り調べで『否認をし続けると死刑になるかもしれないよ』と言われ、少しでも刑が軽くなる方に傾いた」などと述べました。
鹿沼市の無職・勝又拓哉被告(33)は、2005年12月、茨城県の山中で吉田有希ちゃん(当時7)を殺害した罪に問われています。
勝又被告側は、「起訴内容を全面否認し、無罪を主張していますが、4日の被告人質問で勝又被告は、改めて無罪を主張しました。一時、自白したことについては、取り調べで「『否認をし続けると、死刑になるかもしれないよ』『自白すれば刑が軽くなるよ』と言われ、少しでも刑が軽くなる方に傾いた」などと述べました。
また、おととし12月ごろ公判前整理手続きで「別の人物が有希ちゃんを殺した」と主張したことについて、検察側から「実在する人物なのですか」と尋ねられると、勝又被告は「実在しなかった」と述べました。さらに、「架空の人物の話をしていたのですか」と問われると、「あ、はい」と応じていました。
午後は、警察官への証人尋問が行われる予定です。(04日11:27)
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栃木7歳女児殺害、被告“ごめんなさいと50回言わされた”
TBS News 2016/3/4/18:06
栃木県の旧今市市で当時7歳の吉田有希ちゃんが殺害された事件の裁判で、被告の弁護側は、「取り調べで『ごめんなさい』と50回言わされた」などと主張。一方、検察側は、自由な意思で自白したとして、取り調べの映像を法廷で流すことを明らかにしました。
鹿沼市の無職、勝又拓哉被告(33)は2005年12月、茨城県の山中で当時7歳の吉田有希ちゃんを殺害した罪に問われています。4日の被告人質問で、勝又被告は改めて無罪を主張しました。
この裁判では、勝又被告が殺人を認めた自白の任意性が争点になっていますが、一時、自白したことについて、勝又被告は、「『否認をし続けると、死刑になるかもしれないよ』『自白すれば刑が軽くなるよ』と取り調べで言われ、少しでも刑が軽くなる方に傾いた」などと述べました。
その後、行われた弁護側の冒頭陳述では、「被告は取り調べで『有希ちゃんごめんなさいと50回言え。じゃないと晩御飯抜きだ』と言われ、50回言わされた」などと主張。一方、検察側は、「被告は取り調べの中で自分の自由な意思で自白をした」として、今月10日以降、取り調べの様子を撮影した映像を法廷で流すことを明らかにしました。判決は今月31日に言い渡される予定です。(04日18:06)
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◎上記事は[TBS News]からの転載・引用です
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中日新聞 2016年3月4日 18時18分
自白通りカメラに同型車と証言 栃木小1女児殺害公判で警察官
2005年に起きた栃木県の小1女児殺害事件で、殺人罪に問われた勝又拓哉被告(33)の裁判員裁判の第5回公判は4日午後も宇都宮地裁(松原里美裁判長)で続き、被告の自白の裏付け捜査をした県警警察官への証人尋問があった。「自白で事件当時通ったとしたインターチェンジ(IC)の防犯カメラに、被告の車と同型の車両が写っていた」と証言した。
大きな争点である自白の任意性をめぐる審理がこの日始まった。任意性に関する冒頭陳述では検察側が「自分の意思で話し検察官に違法な言動はなかった」と強調。弁護側は「強要された」と主張、平手打ちをされ額にけがをしたこともあったと訴えた。
(共同)
◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用です *強調(太字・着色)は来栖
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関連; 今市女児殺害 第5回公判2016/3/4 勝又拓哉被告 弁護側「強制や脅迫があり、意思に反した自白」
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◇ 吉田有希ちゃん殺害事件 第4回公判2016/3/3 勝又拓哉・被告人質問「手紙=看守に言われて書き直し」
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