新潟の小2女児殺害事件で23歳男を逮捕、死体遺棄と損壊容疑
MBS NEWS 更新:2018-05-14 22:09
逮捕されたのは遺体が見つかった現場の近くに住む会社員、小林遼容疑者、23歳です。小林容疑者は今月7日、新潟市西区の小学2年生、大桃珠生さんの遺体を線路に遺棄したなどの疑いが持たれています。
警察は14日朝、小林容疑者に任意同行を求め、事情を聴いていましたが、先ほど、容疑が固まったとして死体遺棄と死体損壊の疑いで逮捕しました。これまでの事情聴取に対し、容疑を認める供述をしているということです。
捜査関係者によりますと、現場周辺で目撃された車が容疑者特定の決め手になったということです。(14日22:00)
◎上記事は[MBS NEWS]からの転載・引用です
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産経ニュース 2018.5.14 23:23更新
【新潟女児殺害】死体遺棄容疑などで小林遼容疑者を逮捕 容疑認める
新潟西署に入る小林遼容疑者=14日午後、新潟市西区(桐山弘太撮影)
新潟市西区のJR越後線の線路で、近くに住む小学2年の大桃珠生(たまき)さん(7)の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、新潟県警新潟西署捜査本部は14日、死体遺棄と死体損壊の疑いで、現場近くに住む会社員、小林遼(はるか)容疑者(23)を逮捕した。容疑を認めている。殺害についても関与をほのめかしているといい、事件は発生から1週間で急展開を迎えた。
捜査本部は130人態勢で不審な車や人物の目撃情報を集めてきた。その結果、大桃さんの自宅や遺棄現場周辺の道路を走行する不審な車が浮上し、小林容疑者を割り出した。
14日午前から小林容疑者の任意の事情聴取を開始し車内も確認。捜査関係者によると、小林容疑者は当初、関与を否定していたがその後の追及で認めた。
大桃さんは7日午後3時ごろに下校。自宅から約300メートルの踏切付近で友人と別れ、自宅そばの生活道路を1人で歩く姿が目撃されてから足取りが途絶えた。その後に連れ去られたとみられる。
遺体は約7時間後の午後10時半ごろ、上り列車がはねた。司法解剖で死因ははねられる前の窒息と判明。県警は8日に捜査本部を設置した。現場は単線で約10分前に下り列車が通過した際は異常は確認されず、遺体は運行の合間の約10分間に置かれたとみられる。
遺棄時間帯などに周辺で不審な車が目撃されていたほか、遺体の近くに置かれていたランドセルからは大桃さんや家族以外の指紋が検出されていた。大桃さんが当日、持っていたピンクの傘は発見されなかった。
一方、大桃さんが事件当日の登校時に友人に話していた不審者情報や、遺棄現場周辺で目撃されていた白の不審車は事件と無関係だったことが判明した。
◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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新潟女児殺害事件で逮捕された小林遼容疑者の高校時代 卒アル写真で満面の笑み
社会2018年5月15日掲載
県立新潟工業高校の卒業アルバム。そこに学ランを着た男子生徒が、満面の笑みを浮かべて写真に収まっていた。その下には「小林遼」の名前が印刷されている。新潟女児殺害事件で死体遺棄、損壊容疑により逮捕された「23歳会社員」の実名だ。
5月7日、新潟市西区の小学2年生、7歳の少女が殺害され、JR越後線の線路上に遺棄された。現場には防犯カメラが整備されておらず、新潟県警は付近道路に検問を設置。多くの市民にドライブレコーダーの提供を求めながら、地道な捜査で不審者や不審車両を絞り込み、「黒の軽自動車」を割り出したようだ。取材を続けている記者が言う。
「今のところ分かっているのは、小林容疑者は被害者の女児と同じ小学校を卒業し、近くの中学校に進み、県立新潟工業の電気科を卒業したという学歴です。更に容疑者が住んでいた自宅は、女児が最後に目撃された踏切と、遺体が遺棄された現場の両方に近い位置関係にありました。女児の自宅にも非常に近く、そこで容疑者は家族と共に生活し、近所の人の話では『電気関係の仕事をしているようだ』とのことでした」
■不思議な表情
このような大事件が起こると、よく言われることではあるが、写真を見る限り凶悪そうな雰囲気はゼロだ。あれほどまでに残酷な事件を引き起こすタイプには見えない。作業服姿の写真も、どこにでもいる平凡な高校生という印象だ。
しかし、だからこそ怖さを感じるという人も少なくないだろう。「心の闇」という単語が浮かんだ方もおられるかもしれない。
午後10時40分ごろ、小林容疑者を乗せた車は新潟西警察署に入ろうとしたが、多くの報道陣が車を止めてしまうという異例の展開があった。フロントガラスからは、後部座席の真ん中に座る容疑者の顔が丸見え。既に新聞社などが写真をネット上で公開している。
高校時代の写真と比べると、まず髪が短い。更に顔が引き締まったというか、大人びた表情になっている。
そこには10代から20代へと着実に成長した青年の姿が見て取れる。そして、車の中の小林容疑者は不思議に穏やかな表情を浮かべていた。これも怖い。どこにでもいる平凡な男が、なぜ鬼畜の所業に及んだのか、捜査の進展が待たれる。
週刊新潮WEB取材班
◎上記事は[デイリー新潮]からの転載・引用です
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