〈来栖の独白〉
尖閣ビデオをYouTubeに流出させたと、第5管区海上保安本部職員が名乗り出た。
清廉な行為だ。卑屈になってはいけない。流出(ビデオ公開)は、国益と国民の知る権利を守る崇高な行為であり、「ネット」は、権力独占メディアに代わる時代の申し子である。
保身のためビデオを公開せず、中国漁船船長釈放という売国に及んだ菅・仙谷政権に、この海保職員を責める(起訴する)資格はない。
私事だが、今回のビデオ流出以降、躁症状にあると自覚している。ネットが、旧来の権力メディアに取って代わった。我々は、巨大メディアに阻害され奪われ続けた「真実を知る権利」を取り戻した。小沢さんのこともそうだ。心が弾む。
原口元総務相が記者団の質問に答えて、「政府がビデオ公開をしなかったから、彼(海保職員)に罪をつくらせた。公開していれば、罪を犯さないで済んだ」と言っていた。人の考えに乗っかるのではなく、独自で考えることのできる人、優しい人だ。
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海上保安本部職員が告白-漁船衝突ビデオ流出で
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版2010/11/10 14:57
尖閣諸島沖での中国漁船の衝突の模様を映したビデオを、インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」に流出させた人物が誰かが分かったようだ。
国内メディアの報道を総合すると、第5管区海上保安本部(神戸市中央区)の職員が、上司に自分が流出させたと名乗り出たという。毎日新聞ウェブ版によると、捜査当局は、ユーチュープの親会社、米グーグルから押収した記録によってビデオが神戸市中心部の漫画喫茶で投稿されていたことを突き止めていた。同紙によると、この職員は巡視船に乗り組んでおり、きょう帰港する予定であるという。投稿者「SENGOKU38」の実名が明らかになるのは時間の問題だ。
名乗り出た人物が本物かどうかという疑問もあったが、産経新聞のウェブ版では、警視庁が名乗り出た職員を国家公務員法(守秘義務)違反容疑などで逮捕する方針を固めたとしている。
ビデオ流出については、そもそも政府が公開を制限したことに批判的な見方が強く、石垣海上保安部には、投稿者に寛大な処置を臨む声が多数寄せられているという。「SENGOKU38」を大きく染め上げたTシャツまで登場している。実名が判明したことで、また新たなTシャツが作られるかもしれない。
捜査当局が、そして政府が、名乗り出た職員へどう対応するかが注目される。
〈記者:Yoree Koh, 竹内カンナ〉
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◆「尖閣ビデオ流出」古びた権力インナーサークルの終焉/情報(国民の知る権利)の統制、すべきでない
◆小沢氏ネット会見・尖閣ビデオ流出/国民には「真実」を知る権利/体制の言うがままを信じ込まされはしない
◆機密告発サイト・ウィキリークス / 日本を襲う死の病、全共闘、弁護士、社会主義
コメント、ありがとうさん。
>私はどんどん鬱状態になっています。
あれれ、ソウですか。私は躁症状が持続中です♪ まるで、目の前に立ちはだかっていた重苦しい壁が崩壊したみたい。
「ララバイ」でも聴いて、ゆっくりお眠りくださいね。
流出直後に例のBSフジの番組に元海保の幹部が出演し、“そもそも撮影は公開される事を前提に為されているので(公判の為)、職員に国家機密を扱っているとの意識は薄い”という趣旨の発言をされていた。 実際、編集過程では誰でもがUSBメモリーでコピーを取れる環境にあったらしい。 これは那覇地検も同様。(当初、私は検察からの流出を疑っていました)
これで国家公務員法(守秘義務)違反が成立するとなれば、日々自分達の流している情報は全てこれに相当する、という単純な事実にも思い至らず馬鹿騒ぎをするマスメディア.....。
私はどんどん鬱状態になっています。
コメントと曲のご案内、ありがとうです。
いい曲ですね。
私からは、もうナツメロになっちゃいましたが、岩崎宏美さんの曲を。折りにふれ、この曲が私の脳裏に流れていました。
10年以上も前になりますが、(まだ未決でしたから投稿できたわけで)坂口弘死刑囚が朝日歌壇で「この曲に涙ぐむ」といった趣旨の歌を詠んでいました。連合赤軍の「戦士」でした。「誰もが翼の折れたエンジェル.....」でしょうか。
http://www.youtube.com/watch?v=JPOTjNIauqM
http://www.youtube.com/watch?v=lXKnNOXUJv4&feature=fvw
誰もが翼の折れたエンジェル.....、ですか.....。