性犯罪の被害者が“中継”で意見陳述へ 青森地裁の裁判員裁判
産経ニュース2009.8.19 23:00
青森地裁で9月2日から3日間開かれる全国3例目の裁判員裁判で、強盗強姦(ごうかん)事件の被害女性2人が、地裁内の別室から映像と音声を法廷に中継する「ビデオリンク方式」で意見を述べることが19日、関係者の話で分かった。裁判員裁判でこの方式が採用されるのは初めて。
関係者によると、意見陳述は公判2日目に実施。被害者は法廷に入らず、別室から意見を述べるため、被告とは対面せず、傍聴人には音声だけが伝えられる。裁判員は手元の小型モニターで被害者の表情などを見ることになる。音声や映像は加工されないという。
また、被害者のプライバシー保護のため、青森地検は裁判員を選ぶ前に地裁から示される候補者リストを事前に被害者に見せ、知り合いがいないか確認してもらう方法を検討している。
青森地裁で審理されるのは無職、田嶋靖広被告(22)。今年1月と平成18年7月、いずれも青森県十和田市のアパートに侵入して女性を暴行、現金を奪ったとされる2件の強盗強姦罪などで起訴された。判決は9月4日に言い渡される予定。
産経ニュース2009.8.19 23:00
青森地裁で9月2日から3日間開かれる全国3例目の裁判員裁判で、強盗強姦(ごうかん)事件の被害女性2人が、地裁内の別室から映像と音声を法廷に中継する「ビデオリンク方式」で意見を述べることが19日、関係者の話で分かった。裁判員裁判でこの方式が採用されるのは初めて。
関係者によると、意見陳述は公判2日目に実施。被害者は法廷に入らず、別室から意見を述べるため、被告とは対面せず、傍聴人には音声だけが伝えられる。裁判員は手元の小型モニターで被害者の表情などを見ることになる。音声や映像は加工されないという。
また、被害者のプライバシー保護のため、青森地検は裁判員を選ぶ前に地裁から示される候補者リストを事前に被害者に見せ、知り合いがいないか確認してもらう方法を検討している。
青森地裁で審理されるのは無職、田嶋靖広被告(22)。今年1月と平成18年7月、いずれも青森県十和田市のアパートに侵入して女性を暴行、現金を奪ったとされる2件の強盗強姦罪などで起訴された。判決は9月4日に言い渡される予定。