中国の聯想、システム開発のSJIを傘下に 4割出資へ交渉

2009-11-02 | 国際
 中国IT(情報技術)最大手、聯想控股グループが年内にもジャスダック上場の日本のシステム開発会社、SJIを傘下に収める方向で交渉していることが1日、明らかになった。中国企業による日本企業への出資では家電量販大手、蘇寧電器集団(江蘇省)が8月に同業のラオックスの筆頭株主となったばかり。中国企業は積極的に海外企業買収を進めており、今後、対日M&A(合併・買収)が増える可能性がある。
 聯想控股は傘下にパソコン大手のレノボ・グループ(北京市)やIT製品販売・システム構築の神州数碼控股(デジタル・チャイナ、北京市)を抱える。SJIと資本提携交渉をしているのは神州。神州とその関連会社がSJIの第三者割当増資の引き受けや新株予約権の取得で、最終的に4割を出資する筆頭株主となる方向で交渉を進めているもようだ。(日経新聞2009/11/02)
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新S 「くらべる一面」編集局から 2009/11/02
朝日新聞
 ワシントンに勤務していた頃、連邦最高裁を取材する機会がありました。判事の人事や大統領選の票の数え直しなどの記事を書くたびに、その政治性や判事たちが見せる攻撃的なまでの雄弁さに、彼我の違いを痛感したことが一度ならずありました。本日の「グローブ」は「社会を変える少数意見」という切り口で、「名も顔もない司法」と言われた日本の最高裁を正面から取り上げています。3面解説は、民主党の「小沢流統治システム」がテーマです。(陽)
日本経済新聞
 今日の1面には中国企業の勢いを示す独自記事が2本載っています。1つは日中化学大手の大規模な生産提携です。三井化学は中国最大の石化メーカー、中国石油化工(シノペック)と共同で上海に樹脂・ゴム原料工場を2つ建設します。投資額は600億円。シノペックは日本の先端技術取り込みで国際競争力の底上げを狙います。 もう1つは中国IT最大手による日本のIT企業買収。日本側は資本受け入れの見返りに巨大市場での販路を手に入れます。中国企業とうまく手を組むことが日本企業にとって日増しに重要になっているようです。(井)
読売新聞
 1874年11月2日に創刊された読売新聞はきょう135周年を迎えました。関東大震災による社屋焼失などの困難を乗り越え、読者と共に歩んで来た本紙の歴史と実績を12ページで特集しました。創刊部数が約200部だったとは知りませんでした。135周年事業で認定した「平成百景」を巡る日本再発見の旅35ルートも紹介しています。ぜひ、お読みください。今後も、正確、迅速な報道に力を注ぎ、スクープを放っていきたいと思います。(尾)

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