日米欧の自動車大手、環境対応車の競争激化 北米自動車ショー
北米国際自動車ショーでホンダが発表したハイブリッド車「CR―Z」=11日、デトロイト〔共同〕
【デトロイト=武類雅典】11日開幕した北米国際自動車ショーで、日米欧の自動車大手が新型のハイブリッド車(HV)などを相次ぎ発表した。米フォード・モーターが世界市場に投入する小型車、ホンダがスポーツ型のHVを披露。大型車が幅をきかせていた米国市場でも、電気自動車(EV)を含めた環境対応車の競争が激しくなりそうだ。
会場にはペロシ下院議長ら米民主党首脳も訪問。AP通信によると、ペロシ議長は「今日、ここで見たものはルネサンス(復興)だ」と話し、ビッグスリー(米自動車大手3社)幹部にエールを送った。
クライスラーが新車発表を見送る中、ビッグスリーで最も目立ったのはフォード。世界戦略車となる小型車「フォーカス」の新モデルを発表した。欧米では2010年後半に生産を開始、11年から売り出す。アジアでは12年から販売する。1つのプラットホーム(車台)から最大で10車種をつくり、技術開発や部材調達などのコスト抑制や品質管理の改善につなげる。(日経新聞2010/1/12)
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ホンダ、新型ハイブリッド「CR―Z」発売日は2月26日
ホンダは12日、スポーツ型の新型ハイブリッド車「CR―Z」の国内発売日を2月26日に決めたと発表した。価格は226万8000円から。ハイブリッド車ながらスポーツカーのような走行性能を追求した新型車で、エンジン排気量は1500ccと販売中のハイブリッド車「インサイト」(1300cc)より大きい。無段変速機(CVT)搭載車でガソリン1リットルあたり25キロメートル走る。
米デトロイトで11日開幕した「北米国際自動車ショー」で世界初公開した。CVT搭載車のほか、ハイブリッド車で初めて6速の手動変速機(MT)搭載モデルも用意。走りを楽しむ「SPORT」モードや、燃費効率を優先した「ECON」モードなど3種類の走り方を楽しめる。(日経新聞2010/1/12/22:02)
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ビッグ3、「再建軌道に」アピール 北米自動車ショー
【デトロイト=小高航】11日に開幕した北米国際自動車ショーで米ゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーターは最新の小型車や環境技術を相次ぎ発表、経営再建が軌道に乗りつつあることをアピールした。ビッグスリー(米自動車大手3社)が米政府に「救済」を要請して1年強。その間、GMとクライスラーは破産法を申請し、フォードは自力復活に挑む。経営の舞台裏では三者三様の試行錯誤が続くが、再建スピードに格差も目立ってきた。
フォードは11日、来年から小型車「フォーカス」の電気自動車(EV)を生産すると発表。ミシガン工場に4億5000万ドル(約410億円)を投じ、EVやハイブリッド車など最新鋭の環境対応車の一大生産拠点に改修する。
一方、GMの国際事業部門のティム・リー社長はインタビューで、EV「シボレー・ボルト」について、2012年以降に日本を含む海外への輸出を検討していることを明らかにした。クライスラーのマルキオーネ最高経営責任者(CEO)は11日、「顧客の認識を変えるには、従来と異なる品質の車を投入するしかない」と強調した。 (日経新聞2010/1/12/22:11)
北米国際自動車ショーでホンダが発表したハイブリッド車「CR―Z」=11日、デトロイト〔共同〕
【デトロイト=武類雅典】11日開幕した北米国際自動車ショーで、日米欧の自動車大手が新型のハイブリッド車(HV)などを相次ぎ発表した。米フォード・モーターが世界市場に投入する小型車、ホンダがスポーツ型のHVを披露。大型車が幅をきかせていた米国市場でも、電気自動車(EV)を含めた環境対応車の競争が激しくなりそうだ。
会場にはペロシ下院議長ら米民主党首脳も訪問。AP通信によると、ペロシ議長は「今日、ここで見たものはルネサンス(復興)だ」と話し、ビッグスリー(米自動車大手3社)幹部にエールを送った。
クライスラーが新車発表を見送る中、ビッグスリーで最も目立ったのはフォード。世界戦略車となる小型車「フォーカス」の新モデルを発表した。欧米では2010年後半に生産を開始、11年から売り出す。アジアでは12年から販売する。1つのプラットホーム(車台)から最大で10車種をつくり、技術開発や部材調達などのコスト抑制や品質管理の改善につなげる。(日経新聞2010/1/12)
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ホンダ、新型ハイブリッド「CR―Z」発売日は2月26日
ホンダは12日、スポーツ型の新型ハイブリッド車「CR―Z」の国内発売日を2月26日に決めたと発表した。価格は226万8000円から。ハイブリッド車ながらスポーツカーのような走行性能を追求した新型車で、エンジン排気量は1500ccと販売中のハイブリッド車「インサイト」(1300cc)より大きい。無段変速機(CVT)搭載車でガソリン1リットルあたり25キロメートル走る。
米デトロイトで11日開幕した「北米国際自動車ショー」で世界初公開した。CVT搭載車のほか、ハイブリッド車で初めて6速の手動変速機(MT)搭載モデルも用意。走りを楽しむ「SPORT」モードや、燃費効率を優先した「ECON」モードなど3種類の走り方を楽しめる。(日経新聞2010/1/12/22:02)
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ビッグ3、「再建軌道に」アピール 北米自動車ショー
【デトロイト=小高航】11日に開幕した北米国際自動車ショーで米ゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーターは最新の小型車や環境技術を相次ぎ発表、経営再建が軌道に乗りつつあることをアピールした。ビッグスリー(米自動車大手3社)が米政府に「救済」を要請して1年強。その間、GMとクライスラーは破産法を申請し、フォードは自力復活に挑む。経営の舞台裏では三者三様の試行錯誤が続くが、再建スピードに格差も目立ってきた。
フォードは11日、来年から小型車「フォーカス」の電気自動車(EV)を生産すると発表。ミシガン工場に4億5000万ドル(約410億円)を投じ、EVやハイブリッド車など最新鋭の環境対応車の一大生産拠点に改修する。
一方、GMの国際事業部門のティム・リー社長はインタビューで、EV「シボレー・ボルト」について、2012年以降に日本を含む海外への輸出を検討していることを明らかにした。クライスラーのマルキオーネ最高経営責任者(CEO)は11日、「顧客の認識を変えるには、従来と異なる品質の車を投入するしかない」と強調した。 (日経新聞2010/1/12/22:11)