鳥越氏が記事めぐり告訴 週刊文春の編集長を不起訴
NHK NEWS WEB 2017/3月23日 21時56分
去年の東京都知事選挙で落選したジャーナリストの鳥越俊太郎氏が、選挙期間中に週刊文春と週刊新潮に掲載された記事について「選挙妨害だ」などと告訴していた問題で、東京地検特捜部は2つの週刊誌の編集長をいずれも嫌疑不十分で不起訴にしました。
鳥越氏は去年7月の東京都知事選挙の期間中に週刊文春と週刊新潮に掲載された過去の女性関係に疑惑があるとした記事について、「事実無根であり明確な選挙妨害だ」として名誉毀損や公職選挙法違反の疑いで東京地検特捜部に告訴していました。
これについて特捜部は23日「取材による記事の内容が虚偽であるとまでは言えない」として週刊文春の編集長と週刊新潮の当時の編集長をいずれも嫌疑不十分で不起訴にしました。週刊文春編集部は「当然の決定と受け止めています」、週刊新潮編集部は「当然の判断だと思います」と、それぞれコメントしています。
一方、鳥越氏は「なかったことを証明するのは『悪魔の証明』と言われ不可能に近いことなので不起訴処分については残念、遺憾に思います。ただ、不起訴には『嫌疑なし(真っ白)』と『嫌疑不十分(グレー)』がありますが、今回は嫌疑不十分となった辺りが注目すべき点かもしれません」とするコメントを出しました。
◎上記事は[NHK NEWS WEB]からの転載・引用です
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