小沢一郎幹事長とルース駐日米大使との会談(4月上旬)

2010-05-11 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア
小沢定例記者会見「ワインをごちそうになっただけ」ルース大使との会談認める
産経ニュース2010.5.10 19:53
 民主党の小沢一郎幹事長は10日夕、党本部で記者会見し、4月上旬にルース駐日米大使と会談したことを明らかにした上で「政治向きの話は一切していない。おいしいワインをごちそうになっただけだ」と語った。会見の詳報は以下の通り。
--幹事長とルース米大使が4月初めに会談し、ルース大使は「鳩山首相は信用できない。岡田外相では話がまとまらない。北沢防衛相では話にならない」と述べたと報じられている。事実関係は。もしそうであるならば、米側が日本に不信感を持っていると思うが、そのときの会談の様子を
「それは、何の報道なの?」
--新聞の報道です
「あ、新聞か。私はもう新聞テレビはあんま見ないんで、まだその報道の事実を確認しておりません。したがって報道についてコメントする立場ではないんですが、私は、次官補、どなたでしたっけ? キャンベル。キャンベルさんとルース大使とお会いしたときも、私は政府の立場ではないので、会談を求められても、会談をするつもりはありません、いうことを明確に言っております」
「ま、ただ、あのー、皆さんご承知のように、私はあの、酒が好きなもんですから、毎晩欠かさないんですけれども、一緒に酒飲もう、ということであれば、いつでもお付き合いいたします、いう話も冗談半分に申し上げました」
「えー、いつだったか、もう時系列はそっちで調べてください。もうだんだん年とってぼけてくると時系列が分かんなくなるんで、いつだったか分かりませんが、ナパバレーのいいワインが手に入ったから一杯やろうというお話がありました。それはもう、私も久しぶりのナパバレーのワインですので、酒飲みはそういう点、意地汚いんで、ついつい。ついついっちゃあ変ですが、あー、お酒をごちそうになりました」
「しかしその中で今、君が言ったようなことを、大使がしゃべったということはまったくありません。事実ではございません。とにかく、政治向きの話は一切しておりません」
「ナパバレーのワインの話やなんやら、いわゆる酒の肴で話をした。そいでおいしいワインをごちそうになったというだけでございまして、私が、政府の立場ではないと、内政外交、ともに自分は、そのことについて申し上げる立場ではないという原則をきちんと崩したことは、ルース大使だけじゃなくして、他の人とも同じですが、ありません」
「従いまして、そのような会話があったなどということは、まったくの、おー、事実無根の報道だと、もしされたとすれば、事実無根の報道で、つくりごとではないかと思っております」
--幹事長は米軍普天間飛行場問題をはじめ、外交案件は幹事長の役目柄ではないと述べているが、普天間問題で鳩山政権が危機に陥ることは、参院選を前に民主党にとっての危機にもなる。長年の政治経験をいかして現状打開に向けて幹事長が助言できることはたくさんあると思うが、いかがお考えか
「幹事長の立場は、今も申し上げました通り、きちんと内閣(が)成立したその時点で、政府の内外政策の決定は、政府の最終決定で行うと。幹事長は国会、選挙等の党務を行うと、こういう原則を確認をいたしております」
「また、総理は代表の立場も兼務しておられるわけでございますが、いずれにいたしましても幹事長の立場としては、党務を通じまして、総理・総裁、代表を支えるというのが私の役割であります。従って、どのような状況になろうとも、自分の役目を果たすことができるよう、ひたすら、特に、夏の選挙に向けて、全力で頑張っていきたいと思います」
--報道各社の世論調査は幹事長はあまり信用しないということだが、内閣支持率で20%前半と下がり続けている。各社の調査でそうだ。特に今回、テレビ朝日の調査では政党支持率が自民党に初めて逆転された。参院選まで残り2カ月で、この事態になったことについてどうミるか
「あなた自身が言ってるように、新聞・テレビの調査をそのまんまうのみにして選挙をやるつもりはありません。もちろん一つの参考として見る機会があれば見させていただきますけれども、いずれにしても私は、それぞれの候補者がまず第一義的には候補者ですから、いつもいつも言っているように、一人でも多くの国民の皆さんに接し、そしてその理解を得るという努力をひたすら続けていくことだと思います。私自身もそのことを心がけて、いつ、最終投票日が決まるか分かりませんけれども、それまでに、皆さんの予想が外れますように、全力で頑張っていきたいと思います」
--幹事長が二大政党制のお手本としてきた英国で、与党の労働党が破れ、最大野党の保守党が13年ぶりに第一党に返り咲いた。第三党、自由民主党が支持を大きく伸ばしたが、幹事長がモデルとしてきた英国の二大政党制が崩れた今回の選挙についてどのように見ているか。それでもなお日本において二大政党制が望ましいと考えるか
「結論言えば、二大政党制とはいいません、二大政党を中心とした政権交代可能な議会制民主主義を日本に定着させたいということです。日本で(議会制民主主義が)どれだけ続きました? 今回、初めて(政権)交代したでしょ。イギリスではどれだけ、議会制民主主義が続いてきてますか、ええ? 一つの仕組みが100%絶対、いつの時代でも、いいということはないんですよ。ですからその都度、その都度、国民の皆さんが判断するというのは当然のこと」
「ただ、日本では、そのイギリスで、ずーっと行われてきた議会制民主主義、政権の交代、そういう民主主義がいまだ定着していない、去年の夏できたばっかりじゃないですか。ねえ。だからマスコミもまずは一生懸命この二大政党を中心とした議会制民主主義が日本に定着するようにぜひ啓蒙(けいもう)活動をしてもらいたいと思います」
「それをやってみてからじゃあ、果たしてよかったかどうかっちゅうことを考えればいいんで、まだ半年かそこいらで、結論うんぬんちゅうのはあんまりにもせっかちで、あまりにも短絡的じゃないですかね。イギリスにはイギリスのながーい、長い、議会制民主主義の歴史がありますから」
--先週金曜日の幹事長の会見で、参議院選挙に関連した質問に対し、『党のトップはじめ、役員そのほかのいろいろな問題、リーダーシップもある』と幹事長は述べた。リーダーシップというのは鳩山首相のリーダーシップという意味ではないか
「これはマスコミが意図的にそう報道しているだけです。私を含めてみんな役員はじめ、閣僚もそうですけども、みんながそれぞれリーダーシップを発揮して、挙党一致で頑張んなくちゃいけないという意味のことを申し上げたつもりです」
青木愛副幹事長「それではこれで定例記者会見、終わらせていただきます」
「はい、ありがとう!」
小沢氏に再聴取を要請 ポピュリズム「検察審査会」=実にくだらないもの

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