2018.8.15 17:43更新
【緊迫・南シナ海】フィリピン大統領、人工島の軍事拠点化で中国を批判
【クアラルンプール=吉村英輝】フィリピンのドゥテルテ大統領は14日、首都マニラで講演し、南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島に造成した人工島の軍事拠点化を進める中国に対して「態度を和らげるべきだ」と批判した。現地メディアは、経済支援の見返りに中国へ融和姿勢をとってきた同大統領による「最も強い」中国批判だとしている。
講演は大統領宮殿で財界や外交関係者を前に行われた。ドゥテルテ氏は、中国が人工島の上空を飛行したフィリピン軍機などに対し、近づかないよう警告している実態について「考え直すべきだ」とし、人工島周辺でも航行や飛行の自由は保証されると主張した。
英BBC放送(電子版)は11日、米軍機が人工島上空で、中国側から「誤解を避けるよう近づくな」などと警告を受けている実態を紹介。一方、フィリピン軍機には「そちらに全責任を取らせる」などと恫喝(どうかつ)の口調を強めて追い払おうとしていた。
◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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◇ 南沙諸島:中国の基地化進む/ミスチーフ環礁に建造した「軍事拠点」 2012/8/2
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