◆2009/10/29 中京大中京・堂林翔太＝広島が2位で指名
◆中京大中京・堂林 菊池に完敗、投手未練なし。 投手は今日で最後--今後は野手でいきたい
中京大中京 ４３年ぶりの頂点
2009年8月24日
日本文理－中京大中京 １回裏中京大中京２死二塁、堂林が右中間へ先制２ランを放つ。投手伊藤＝甲子園球場で（淡路久喜撮影）
中京大中京、４０４１校の頂点に－。第９１回全国高校野球選手権大会は２４日、甲子園球場で決勝戦があり、愛知の中京大中京が新潟の日本文理を１０－９で破り、４３年ぶり史上最多７度目の優勝を果たした。
【試合経過】先攻・日本文理 後攻・中京大中京
１回表 日本文理、２番・高橋隼が出塁するも、後続をたたれる。
１回裏 中京大中京の堂林が先制２ラン。日本文理の伊藤の立ち上がりを攻める。
２回表 吉田、高橋義の連続２塁打で、日本文理が１点を返す。堂林、３者三振で後続を断つ
２回裏 中京大中京の岩月が左前打。
３回表 高橋隼の本塁打で、日本文理が２－２の同点に。
３回裏 磯村の安打などで一死満塁。後続を断たれ中京大中京加点ならず。
４回表 日本文理、追加点ならず
４回裏 中京大中京、金山が内野安打で出塁。送りバント失敗などで得点ならず
５回表 日本文理、３人で攻撃終わる
５回裏 河合、堂林の連続安打で無死２、３塁の好機。しかし後続が断たれ、中京大中京の追加点ならず。
６回表 日本文理、無死１、２塁で、中京大中京の投手が堂林から森本に交代。堅い守備で追加点許さず。
６回裏 中京大中京、二死満塁から堂林の左前打で２点追加。その後、柴田の走者一掃２塁などで、この回一挙６点。８－２とし日本文理の伊藤を攻め立てる。
７回表 日本文理、湯本、若林の連打で無死１、２塁。中村の安打で１点を返し３ー８に。
７回裏 河合、磯村の安打で、２点を追加し、中京大中京１０点目。
８回表 日本文理、中京大中京の森本の暴投で１点を返す。
８回裏 中京大中京、ランナーを出すも追加点ならず。
９回表 中京大中京の投手、堂林に再び交代。その後、森本にマウンドを譲る。日本文理は安打攻勢で５点を返すもあと一歩及ばず。
（中日新聞）
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＜夏の高校野球＞中京大中京、花巻東に圧勝 菊池は涙
（毎日新聞 - 08月23日 15:44）
第９１回全国高校野球選手権大会第14日の23日準決勝２試合。第２試合は中京大中京（愛知）が、菊池雄星投手が背筋痛で先発できなかった花巻東（岩手）に４本塁打で圧勝。４３年ぶりに決勝に進出した。
○中京大中京（愛知）１１－１花巻東（岩手）●
大会屈指の左腕で、前々日の準々決勝明豊（大分）戦で、五回途中に背中の痛みのため降板した菊池雄は先発メンバーから外れた。
中京大中京は初回、堂林の左前適時打で先制すると、四回には磯村の左中間ソロ本塁打などで２点を入れた。なお２死満塁で、菊池雄がマウンドに上がった。しかし、河合に走者一掃の三塁打。続く五回にも伊藤にソロ本塁打を打たれ、７－０となった時点で菊池はマウンドを降りた。中京大中京はその後も着実に追加点を挙げた。
花巻東は七回、併殺の間に１点を挙げるのがやっと。四回、スクイズが併殺になり同点機を逸してしまい、初先発の吉田をもり立てられなかった。菊池雄は涙で甲子園を去った。【デジタルメディア局】
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第９１回全国高校野球：中京大中京、２７年ぶり４強 都城商を投打に圧倒／愛知
8月23日11時1分配信 毎日新聞
◇きょう決勝進出かけ、花巻東と対戦
４３年ぶりの全国制覇まであと２勝－－。夏の甲子園第13日の22日、中京大中京は都城商（宮崎）と対戦。中京大中京が投打で圧倒し、６－２で退けた。夏の甲子園では８２年以来、２７年ぶりのベスト４入りを決めた。中京大中京は第１４日の２３日第２試合で、今春のセンバツ準優勝の花巻東（岩手）と決勝進出をかけて対戦する。【稲垣衆史、岡崎英遠】
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▽準々決勝第２試合
都城商 ０００２０００００＝２
中京大中京 ３０１０００２０×＝６
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強打の中京大中京を一回から見せ付ける展開だった。２死から３番・河合完治選手（３年）の中前打と４番・堂林翔太投手（同）の左前打で一、二塁とすると、２試合連続で適時打を放っている磯村嘉孝選手（２年）の打球は大きな孤を描いて左中間席へスリーランホームラン。２アウトからクリーンアップの３連打で先制した。三塁アルプス席では「磯村！」の大歓声が上がった。腕を突き上げてダイヤモンドを回る磯村選手の姿に母淳子さん（４８）は「打った瞬間、『入った』と思った」と目を潤ませた。
この後も、中軸打線の勢いは止まらない。三回１死二塁。堂林選手の打球はあわやホームランという右中間フェンス直撃の適時二塁打で１点を追加。４－２で迎えた七回にも、河合選手の左前適時打に続き、堂林選手の「次につなげる気持ちで打った」という打球は左中間を抜ける適時二塁打に。都城商を突き放した。
投げても堂林投手は２０日の３回戦で途中降板した不調ぶりを感じさせない内容。七回には３者連続三振に仕留めるなど、被安打５、９奪三振の完投だった。野球部ＯＢの柴田圭さん（２４）は「堂林は投球も打撃も徐々に調子が上がっている。これまで接戦に勝ってきたから、頂点を狙える」と期待を込めた。
勝利が決まると、スタンドは総立ちで歓喜の声が上がった。４度目の校歌を歌い終えた部員の西耕平君（３年）は「どんどん勢いが出てきている。最高です」と喜んだ。
◇投打かみ合った－－大藤敏行・中京大中京監督
堂林はエースらしい投球をしてくれた。野手もよく守り、打線もつながって投打のかみ合った本来の野球ができた。花巻東は非常に良いチームで一番戦いたかった相手。大変楽しみです。
◇次戦は守備から－－山中渉伍・中京大中京主将
都城商の打線には勢いを感じた。ミスは出たがみんなでカバーできて、次につながる野球ができた。次戦の花巻東戦では打撃はあてにならない。とにかく守備から試合に入りたい。
◇特製お守りで声援
○…野球部員や保護者、監督、コーチらは女子マネジャー４人が作った特製のお守りを身に着けて声援を送った。約１カ月半かけて縫い上げ、愛知大会開幕前日に約１７０人に配った。表には今春のセンバツ以来の大藤敏行監督の口癖「死に物狂い」、裏には勝利の意味を込めて金色の文字で「Ｃｈｕｋｙｏ」が刺しゅうされている。マネジャーの喜多川蒼さん（２年）は「本気で日本一を狙う意味を込めて作った。最後まで中京らしい野球を」とエールを送った。
◇中京商ＯＢが応援
○…三塁スタンドには中京大中京の前身「中京商」時代のポロシャツや帽子を着たＯＢらが集まり、後輩に声援を送った。春夏１０度の優勝を誇った当時の強さを取り戻そうと、同校ＯＢの三輪隆司さん（５１）が昨年、特注したもので、卒業生の希望者に配った。春のセンバツ以来、毎試合、甲子園に駆けつけている三輪さんは「かつての中京は８強からが圧倒的に強かった。今年はいける」と力強くメガホンをたたいた。 毎日新聞８月２３日朝刊
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〈来栖の独白〉
堂林は何度もベースボールマガジンの高校野球のコーナーで特集記事が組まれていた。希望の球団は中日。桑田に似たタイプで、頭脳的な投球をする。中京が自信を持って送り出しているこの世代No.1の投手。中日は、この逸物を逃してはいけない。ぜひとも獲得しなければ。地元の優秀な選手を何人も逃してきた中日だ。