マスク着用しない乗客に運転手「降りてください」…バス会社に行政処分
マスクを着用しない乗客を降車させたとして、国土交通省中部運輸局は1日、伊豆箱根バス(静岡県三島市)に対し、道路運送法に基づきバス2台を各25日間の使用停止にする行政処分を行った。こうした処分は全国初という。
発表や同社によると、4月7日午前、同県伊豆の国市を走行中の路線バスに、マスクを着用しない客が乗車した。男性運転手は車内放送で着用を求めたが、客が従わなかったため、バス停ではない場所で停車。乗客に「降りてください」と言って降車させたという。
同運輸局などによると、同法などで泥酔した人や不潔な服装をした人の乗車を拒むことはできるが、マスクに関しての規定はない。航空機の場合は、航空会社の約款で搭乗を拒否されることがある。
同社は「運転手は他の客に迷惑がかかると判断して降車を求めたが、不適切だった。マスク着用のお願いは継続する」としている。
最終更新:読売新聞オンライン
◎上記事は[Yahoo!JAPAN ニュース]からの転載・引用です
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〈来栖の独白 2022.09.02 Fri.〉
運転手さんも気の毒だ。ニュースでもトップで報道されるコロナ禍で、乗客を守らねばとの意識。「運転手は他の客に迷惑がかかると判断して降車を求めたが、不適切だった。マスク着用のお願いは継続する」とのコメントに苦渋の思いがにじむ。