上陸不許可に石原知事「理解できない、逮捕するなら結構だ」地権者との交渉難航/上陸許可が抑止力になる

2012-08-28 | 政治〈領土/防衛/安全保障/憲法/歴史認識〉

都の尖閣上陸不許可に石原知事「理解できない、逮捕するなら結構だ」 地権者との交渉難航
産経ニュース2012.8.28 11:18
■都関係者「日本の主権示す機会逃した」
 政府が東京都による尖閣諸島上陸申請を不許可とした背景には、中国との摩擦拡大を恐れたほか、都への売却交渉を進めるとしてきた地権者の意向が変化しているとの判断がある。政府は直接購入へ交渉を急ぎたい考えだが、購入後の活用計画の策定は加速しているとはいいがたい。地権者との交渉も一筋縄ではいかず、なお国有化への道は険しいのが実情だ。
■地権者が心変わり
 「現実をしっかり見据えた上の判断だ」
 藤村修官房長官が記者会見でこう言及した「現実」とは、都の購入計画の難航を指す。地権者は都の上陸申請に同意書を寄せず、政府の意向確認にも「政府の責任で判断してほしい」と回答したとされる。中国との摩擦を避けるため不許可理由を探していた政府にとっては、格好の口実だ。
 関係者によると地権者はいったん上陸申請に同意していた。「終戦記念日の15日に都と仮契約を交わす」との情報も流れたほどだ。ただ最近になって、都の購入計画の実現性に不安を漏らし始めたといい、価格交渉も難航しているもようだ。地権者の親族は27日、不許可について「賃借して管理している政府の判断だ」と述べた。
 政府は7月末、買い取り額として都の寄付金(約14億4千万円=24日現在)を上回る約20億円を地権者に提示。長浜博行官房副長官らが地権者本人や周辺者と接触し、国有化に向けた交渉を進めてきた。政権幹部は27日、「野田政権のうちに国有化したい」と述べ、交渉進展に自信をみせた。
 ただ、国有化の前提となる尖閣の活用計画は描けていない。「地権者は今でも都との交渉を基本に据えている」と語る関係者もおり、交渉はなお曲折が予想される。
■石原知事「理解できない」
 一方で都は、上陸不許可によって島内での詳細な調査が不可能となった。石原慎太郎知事は「『平穏かつ安定的な維持管理のため』という理由にならない理由で立ち入りを認めないとのことだ」とした上で、「判断は到底理解できない。都の現地調査までに立ち入りを認めるよう、引き続き強く求めたい」とのコメントを発表した。
 現地調査は上陸を視野に計画され、海難救助船をチャーターし、島に近づくための小型船と上陸用ゴムボートも用意していた。都関係者は「今回の調査は都のためだけでなく、日本の主権を示す意味があったが、政府はみすみすその機会を逃した」と指摘した。
 石原知事はすでに10月の再調査を表明。「考えていることもあり、現場で指示する。逮捕するなら結構だ」と上陸に意欲をみせている。都の担当者も「今回の調査は実務のための基礎的なもので、さらに踏み込んだ調査をしたい」と再調査について説明している。
 都の調査団は、海洋や生態学の専門家、不動産鑑定士、都職員ら計25人。台風の影響で8月中の調査は見送り、早ければ9月2日早朝から実施する。魚釣島と北小島、南小島で不動産鑑定のために水源や平坦(へいたん)地の割合などを調べるほか、活用策検討のために海水や大気を測定。着岸施設の適地を探り、沿岸部の水深などを確認する。


尖閣上陸認めず 事なかれでは主権守れぬ
産経ニュース【主張】2012.8.28 03:19[尖閣諸島問題]
 野田佳彦政権は、尖閣諸島の購入計画を進める東京都が出していた調査のための上陸申請を認めない回答を示した。
 先に国会議員らが求めた尖閣での慰霊祭を認めなかったのに続く不可解な決定だ。日本の国土になぜ日本人が足を踏み入れることがだめなのか、全く理解に苦しむ。石原慎太郎知事が「到底理解できない」と語ったのは当然だ。
 藤村修官房長官は「尖閣諸島の平穏かつ安定的な維持管理という国の賃借目的を踏まえ」「政府関係者以外の上陸は認めない基本方針がある」と繰り返した。
 しかし、東京都の調査が安定的な維持管理の妨げになるとは、とても思えない。政府関係者に限って上陸を認める方針も納得できない。最近は、その政府関係者が上陸するケースもほとんどなく、無人島のまま放置されている。
 これでは、中国や香港の活動家による不法上陸の再発は防止できない。地方自治体職員や国会議員の上陸を認めることは、そこに国の主権が及んでいることをより明確にする。中国の尖閣奪取の狙いを封じる抑止力にもなることを重ねて強調したい。
 野田政権に、中国と事を起こしたくない「事なかれ主義」や対中配慮があったとすれば、極めて問題である。領土が脅かされている現状をそのままにする政府の基本方針では主権は守れない。
 安倍晋三元首相は民放番組で、尖閣諸島に公務員を配置することの重要性を訴えた。日本の統治を強化する有意義な提案だ。
 尖閣諸島で最大の魚釣島には、昭和63年に政治団体が設置し、平成17年から海上保安庁が管理している灯台がある。付近の漁業活動や船舶の安全のためには、職員が常駐できる大規模な灯台が必要である。地元石垣市漁協が建設を要望している避難港や漁業中継基地にも、職員の常駐が必要だ。
 魚釣島には戦前、200人以上の鰹節(かつおぶし)工場の従業員が生活していた。自衛隊員の常駐も可能だ。
 陸上自衛隊の東富士演習場(静岡県)で、敵部隊の島嶼(とうしょ)部侵攻に対する陸海空の3自衛隊による奪還訓練が初めて行われた。防衛省は陸自に水陸両用車両を導入する方針だ。尖閣を中国から守る有力な方策である。
 国は都と牽制(けんせい)し合うのでなく、互いに協力して実効統治の強化策で知恵を出し合うべきだ。
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最新鋭の戦車も登場 陸自が富士総合火力演習 島嶼防衛の必要性反映
産経ニュース2012.8.26 18:17[自衛隊]
 陸上自衛隊による国内最大規模の実弾射撃訓練「富士総合火力演習」が26日、東富士演習場(静岡県御殿場市など)で一般公開された。敵部隊の島嶼(とうしょ)部侵攻に対し、陸海空の3自衛隊が敵戦力を制圧し、奪還することを想定して訓練を実施。香港の活動家らによる沖縄県・尖閣諸島への上陸事件が起きるなか、島嶼防衛の必要性を強く反映する内容となった。
 今年は隊員約2400人、戦車や装甲車の戦闘車両約80両、機関銃などの火砲約80門、航空機約30機の陸自の主要装備品に加え、海自のP3C哨戒機と空自のF2戦闘機が参加した。
 訓練は編隊を組んだ最新鋭の10式戦車や90式戦車が1キロ以上離れた富士山麓の目標を次々と砲撃。轟音(ごうおん)と地響きとともに着弾地点から大きな炎が上がり、約3万1000人の観客を沸かせた。森本敏防衛相も視察に訪れた。


石原知事会見 「逮捕するならすればいい」/李明博=「大統領の器じゃなかった」/慰安婦「強制じゃない」 2012-08-25 | 政治〈領土/防衛/安全保障〉
 【石原知事会見詳報】
(1)陛下への謝罪要求発言「大統領の器じゃなかった」
産経ニュース2012.8.25 01:30
 東京都の石原慎太郎知事は24日の定例会見で、韓国の李明博大統領による天皇陛下の訪韓に絡む謝罪要求発言に関し「日本の元首に対するああいう侮蔑というのはいかがか。(ソウル)市長の時は非常に評価していたが、やはり大統領の器じゃなかったって事だ」と批判した。会見の詳報は次の通り。
 「冒頭1つ。かねてから検討してきました尖閣諸島の調査ですが、来週、東京都の調査団を派遣することに致しました。調査団は、海洋と生態学の専門家、不動産鑑定士、地元・石垣市の職員。(石垣市の中山義隆)市長も同伴したいと言っているが、結構でしょう。専門的な知識を持つ東京都の職員など、合計25名で構成します。購入のための現地確認をするとともに購入後の活用方策の検討に向けての基礎的な調査を行なう予定である。具体的日程は、台風の影響を見ながら決定しますが、どうやら29日に石垣港を出発して、30日に到着になるかと」
 「いずれにしても台風の影響を見て決定しますが、上陸についてはすでに政府に申請しており、藤村修官房長官は29日までに判断すると言ってますが、これまでの政府の無為無策を改めて、上陸を早期に承認するべきでありましょう。詳細は知事本局に聞いて頂きたいが、10月にはもう一回再調査に行きますが、その時は私も行きます。それで逮捕するなら結構だけどね。質問あればどうぞ」
--ニューヨークにある中国語テレビ放送局だが、尖閣について。中国国内では最近、周恩来首相が「尖閣諸島は日本の国土である」という趣旨の発言をしていたということや、人民日報も過去の記事で「尖閣諸島は日本のものである」と書いていたことなどが暴露され、大きな議論になっている。一方で先日各地で反日デモが起きた。尖閣諸島は日本に主権があると思われるが、改めて知事に根拠を聞かせて頂きたい。また、中国国内ではデモが頻繁に発生するが反日デモ以外は起きない。それについてのお考えを。そして尖閣諸島に関し中国と日本はどういう風に解決すべきと思われるか
 「とても大事な質問で、中国人の記者からそういう質問が出るのは意外だった。日本の領土であるという根拠を示せというが、中国の領土であるという根拠を私たちは示してもらいたい。とにかく、佐藤内閣の時だったと思うが、ハーグの国際司法裁判所に日本はこの問題を提訴しましたがね、原告の日本が提訴したのに、被告人たるシナが応じようとせず裁判が成立しなかった。ただね、ハーグの司法裁判というのは、原告側の提訴国だけでも裁判が行なわれ得るんですよ。私は、日本が承知してるんだったらすればよかったと思うし、これからでもすればよろしいと思う。もうひとつは何だったかね?」
--反日デモ
 「ああこれはね、今の中国の経済状況のひずみから本当に恐ろしい事が起こっていてね、例えば蟻族?って呼ばれている、大学卒業しても就職できない若い世代がたくさんいる。それから地方から出てきて都市建設で働いていたけど仕事が無くなって、不動産ブームがはじけててしまった後、帰るに帰れない、帰っても職がない、地下で惨めな生活をしているモグラ族っていわれている人たちがいる。あのデモ見てますとね、この2つの人たちが主力になっている印象が非常に強いですね。人に聞いたわけじゃないけども」
 「中国の政府は、これを非常に気にしていると思いますよ。この人たちの扱いをね。それから、中国におそらく騒擾(そうじょう)事件が起るでしょう。私は近いか遠いか分からないけど、中国の政府が分裂していくと思うし、中国は4つくらいの国になった方が幸せなんです。でね、そういうきっかけになる騒擾事件がどこで起きるかってのはね、これは、農民には力がない。起こるとしたら大都市のね、中産階級と学生でしょうね。それをシナの北京の政府が社会心理学的にちゃんと分析しているから、そういうエネルギーをそらすために反日デモという形で彼らを扇動しているかも知れないけども、それでこの問題が片付くものでは決して無いし、中国内部のひずみも是正されるもんじゃないと私は思います。これから、どういう政権が年末に誕生して、どういう姿勢を日本に対して取るか分からないけれども、シナが言ってる事は非常に滑稽ですね、私から見るとね。と思います」
(2)「大事なことは、血を流してでも守るんだという意思表示をすること」
2012.8.25 01:33
--ドイツの記者。どうして東京都があんなに遠い尖閣諸島をお買いになろうとしているのかという理由が私たち外国人からすれば分からない
 「それについては、あなた(通訳)ドイツ語も日本語も出来るから、私が先月の文芸春秋に書いた長い論文がありますから、訳して伝えてあげて下さい。私は国会議員のころからの長いヒストリーに関係あるんだが、青嵐会という…日中国交回復した時に実務協定を非常に一方的に中国が押しつけてきて、その時に日本にとって一番メリットのある航空協定を私たち反対しました。そのとき、ロシア(上空)も飛べなかったんで、南回りでヨーロッパ行くのに、シナの領土も飛べなかった。で、シナがそれを開放すれば、イスラマバードに直行便が飛んで、そこから中継で日本に短時間で燃料も補給せずにヨーロッパ行けるはずだったんですよ。私たちは、角(田中角栄)さんがこんなもの一週間で挙げろなんて言うのを絶対反対して。その時の外務省は非常にしっかりしてて、周恩来首相と大平(正芳)外相の間に交わされた密電、秘密の電報を全部暴露し、こんな外交交渉ありますかって言って、僕らの前で泣いてたね。一緒に飯食った時にご飯も食べずにね」
 「その時に結局押し切られたんだけど、日中国交実務協定全て完了して、初めて日本の経済使節団が行った時に、周恩来が使節団団長を歓迎して「これで日中関係完全に修復しました。我々は、いかなる日本人も歓迎するでしょう」と言った。経団連の馬鹿なヤツがね、「あの青嵐会の奴らも歓迎するんですか」と聞いたら、周恩来は呵々(かか)大笑して「私は彼らを非常に評価してます。このごろの日本人は変わりましたね。だが青嵐会の諸君は元の日本人ですね。当然私は歓迎しますよ」と言ったんですよ」
 「まあ、そういう歴史もありまして、さっきの方も仰ったけど、周恩来はちゃんと尖閣の問題を認めた。そのあと小平が来て余計な事を言い出してね。日本の外務省は腰が抜けているからね、将来の問題として棚上げにされて喜んだんですけども。あそこは非常に大事な戦略的な基地なんですよ。しかしまだ自衛隊を置く必要はありません。非常に豊かな漁場でね、しかも台湾やシナから大きな大きな何十トンの漁船がやってきて、そこで乱獲をする。石垣島の漁船は小さくて、非常に荒い海ですから時化が来ると、船を縛って何日か過ごしてる。帰ってくる事はできないんだ。帰って来るときにそんなことしたら燃料が無くなる。ですから石垣の漁民は、あの豊穣なたくさんマグロとか取れるところで、漁をしたいけど、時化が多くて出来ない。だから、台湾やシナの漁船が沢山やってきて、勝手に漁業して自分のものにしてる。そういう事があったんで、何とかしようと言うことになって、私たちやってました」
 「国会議員の時も、あの島を1つ買おうじゃないかという事で持ち主に会いに行ったら『売ってしまった』と言うので、栗原さんという今の持ち主のお母さんに会いに行ったんだが、政治家は一切信用しませんと。で、私の母が懇意にしていた未亡人の方に母がその話をしたら『あら栗原さんだったら私、親友ですよ』という事で、慎太郎さんが困ってんだったら私取り次ぎますってんで、紹介で会ったんですよ」
 「そうしたら非常に率直に、戦争中に沢山の土地を一方的に軍に取られ1銭ももらわなかった、戦後も5000坪の立派な屋敷に住んでいたが区画整備でどんどん削られて今は500坪しかない、私は政治はほとほとごめんなんで一切構わないでもらいたい、という事だったんだけども、その方が亡くなったあと栗原さんがですね、色々お父さんも失敗なんかして借財もあるんでしょうけど、どういう財政事情か知りませんけども、石原さんだったら売っていいとおっしゃって頂いたんで、東京であそこをしっかり買って、つくるべきものをつくって、石垣の漁民のためにも安心して操業できるような電波の中継基地をつくって、それで国に取り次ごうという事で話が始まったんですよ。話は長くなりましたけれど。そういうこと」
--そういう事であっても、将来的に中国と日本の軍事対立の方に煽るような事にならないか
 「さあそれは分かりませんね。向こうの思惑次第でしょう。ただ、中国が尖閣という所有権の無いものを自分の領土だと言い出してね、それを占領することを前例にして、南太平洋のフィリピン、ベトナムといった島々を占領していったらね、アメリカが協力しなかったら、アメリカは太平洋を失いますよ」
 「しかしその前にね、大事なことは、例えば一滴でも二滴でも血を流してでも私たちが守るんだという意思表示をすることですよ。それが無かったらアメリカも協力しませんよ。当たり前の事じゃないですか。 (米国の)モンデールがかつて何にも知らないで日本大使で来たときに、沖縄で忌まわしい事件が起こって、あそこに上陸したヤツもいた。その時にですね、ワシントンポストの記者がモンデールに『これ以上尖閣問題がエスカレートしたら日米安保発動するんですか』と聞いたら、モンデールは言下に『ノー』と言った。私はそれに抗議して論文書きました。あの時は民主党政権だったけども、共和党の議員たちに送ったら彼らカンカンになって怒ってね、こんな大使が日本にいたらえらい事になると。モンデールは5日後にクビになりましたな。それで1年半、ホーリーという大使は来なかったんだけども。いずれにしてもアメリカは日本は何でも言う事を聞くと、大使がいてもいなくても同じだと言いたかったんでしょう」
 「そんな事もありましたが、いずれにしても『毅然として冷静に』なんて、昨日の予算委員会も聞いてると総理も閣僚も質問者も言ってるけど、『毅然』結構じゃないですか。毅然とはどういう事ですか。言葉じゃないんだ。はっきりここは日本の領土だとインフラを造ること、漁民を守ること。それから『冷静に』というのはそれを着々と造ること、相手にきちっと説明してね。あなたの言ってる事は間違いです、場合によってはハーグの国際司法裁判所できっちり議論しようじゃないですか、という事をですね、シナだけじゃなくて世界に向かって提訴することでしょう? 裁判することがそんなに過激なことですか。国際裁判所で裁判することは一番冷静な対処じゃないですかね。ということです」
 --米政府側は香港の活動家が上陸したことに絡み、尖閣には日米安保が適用されると発言したが
 「当たり前ですよ、そんなもん。当たり前ですよ。クリントン(国務長官)も言ったしね、間違ったことをモンデールが言ったからクビになったんでね。だって、沖縄返還交渉のときに私も竹下登さんとくっついてたんです。沖縄全体を返還するという条文作るときに、ものすごく島があって名前もない島も岩もあるからね、困ったなあと言ってるから、私たちはヨットの国際レースをやるときに、自分は東経何度何分にいると報告する。それと同じように、いくつか点を打ってその点を結んだ、確か6カ所か7カ所か、その線に入る領土や土地は無名の島も含めてすべて沖縄県として返還するという条約になったんですよ。そのなかにちゃんと尖閣は入ってます」
(3)「捕まえたらいいじゃないですか。石は投げないよ、僕はね」
2012.8.25 01:36
--藤村修官房長官によると、尖閣諸島の地権者は、東京都の上陸を許可するかどうかは「政府の責任で判断してほしい」と政府側に伝えているそうだが
 「そんなこと言ってない。つい最近栗原くんに会ったけども」
--知事はこれまで上陸の同意を得ていると話していたが、官房長官の言を聞くと地権者は必ずしも都の上陸に賛意を示していないように思えてしまうが
 「そら君らが思ってるだけでね。じゃあ藤村が言ったことのニュースソースどこにあるんだよ。彼がじかに話したのか? 誰が話したんだ。栗原くんに聞いてみようか? それで誰とも話してないってことになったら、政府が恥かくだけなんじゃないの? 君らが調べろよ、藤村に聞いて。『ニュースソースどこですか』って。藤村に直にあって誰が話したんですか。
--知事としては、藤村官房長官の言う地権者の意向は間違いであるという認識か
 「地権者はね、『好きなようにしてください、石原さんに任せます』と言ってるんだから。上陸も含めて」
--上陸調査については伝えているのか
 「もう前から話をしてますよ。何度も会って。藤村みたいな昼行灯みたいな訳わかんない官房長官がだね、何を根拠に言ってるか知らんけどね。なんか自分の思惑か政府の思惑か知らんけどね、政府はやっぱりこの問題やっかいだろ? どういう負い目があるかしらんけど、シナに気兼ねして。さっさと政府変えるんだ。みんなで」
--10月に再調査に行く際に「逮捕するならすればいい」とおっしゃったが、政府の上陸許可がなくても上陸する考えということか
 「なんで民間の地権者の島にね、いま政府が租借してることになってるかも知らんけど、なんで民間人と地方公共団体の間の商業ベースでの取引をしようとするための調査をですね、政府がなんの理由で拒むんですかね。裁判にかけて聞いてみたい」
--10月に再調査参加というが、なぜ今回は参加せずに10月か
 「今回は日にちがずれるかもしれないということで。10月はもっと落ち着いていると思うが。西風が強くなる時期でもあるけども。私が考えていることもいろいろありますし、口だけで説明しきれないから、再調査のときに同じ人を連れて行って、現場でいろいろ支持しますから。捕まえたらいいじゃないですか。石は投げないよ、僕はね。でも、強制、無理矢理に上陸したら、退去はするけど、俺は日本人だからね、外国追っ払われないから香港に戻らせることはないと思うけどな。しっかりしろってほんと日本の政府。国会も。ほんとにみんな国民怒ってるよ。どこ行って聞いても」
--長浜博行官房副長官と長島昭久首相補佐官らが都庁に再来訪しようとしたそうだが
 「そんなものこなくていいって言ったの僕。お前ら来て何になるかって。そしたら藤村よこすって、藤村来て何になるかって」
--何を伝えたいということで
 「なんだか知らないよ。それで、やがて、返事が来るだろうけど、私あるところで総理と1時間半、話しました。直に。その結果は、今日中に返事が来るだろう」
--夕方に首相が会見することになっているのだが、そこで発言があるということか
 「さあ知りませんな。私の言ったことについて関係あるの?」
--領土問題、竹島及び尖閣について記者会見すると
 「ああ。じゃあそのときに返事が来るんでしょうきっと」
--知事からはどういう話を
 「いやそれは言わない。その返事はわたし非常に期待して待ってますけどね」
 「それから皆さんに対して1つ言っておきたいのは、シナも韓国ものぼせているが、韓国に関しては肝心なことをみんな知らない。もうドルが息切れしてるんだろ? 日本はドルを注入して助けてやるという約束してるけど、極めて近い将来その事態が近づいてくるが、どういう風な心構えしてるんだろうね。それから偉そうな事言ってるが、サムスンがこうなったのは、東芝のスタッフを全部10倍ぐらいの給与で引き抜いていって、東芝が一度諦めた半導体のプロジェクトをサムスンが引き抜いたんですよ。その時ね、テレビの報道にあったが、迷ってる人が先輩に相談したら『君の人生の問題だから、行くも良し行かないも良し。ただ、君は日本の最高の東芝の技術を持ってサムスンのために働くというのなら、君は日本の友達を失うことになるぞ』と言われた。その人は翻然として決心して、今、東北大学の主任教授してます」
 「もう一つ。韓国はUAE(アラブ首長国連邦)に原発売り込んだ。UAEはフランスのテリトリーだから、フランスの政府は仰天してだね、新聞も大騒ぎになって、ナポレオンがウェリントンにワーテルロ-で負けて以来の屈辱だとなった。ある人が、何で日本はこの事を問題にしないんだと言った。東芝の会長にこの事を話したら、彼は笑って、私たち原発の先進国というのは世界中でバッティングします。世界中の発展途上国が原発が希求してる時にどこの国に何を売り込むかとなると、いちいち競争になるから棲み分けしましょうという事で、UAEはフランスのマーケットになったそうだ」
 「そこへ韓国が目をつけて東芝会長に懇願して、彼は韓国に行って大統領に会って話したら『UAEに進出したいが東芝はサポートしてくれますか』と言われたそうだ。韓国の原発はウェスティングハウスですからね。ウェスティングハウスは東芝が買収してますからね。ウェスティングハウスは完全に日本のものになった。それで韓国の原発は動いてるんですよ。だからUAEで何か問題があると、日本がバックアップしないと韓国はどこへ行っても通用しない。そういう密約・関係がありながら、何をのぼせてかあの大統領が、今まで言った事を踏まえて日韓関係を大事に冷静にやりましょうと就任当時は言ってたのが、てめえの兄貴が収賄で捕まって、自分もこれから危ないんじゃないのか? 韓国の大統領は終わった後にずいぶん逮捕されてるじゃない。こんな国滅多にないよね。自分の与党を次の選挙に勝たせるためなのか、ああいう行動に出たんでしょうけど、あれは決してプラスにならないと思うね。日本に退路絶たれたらどうするんですか。韓国の経済かなり被害受けますよ。そういう背景がありながら、あんな馬鹿な事をするなんて、外交感覚が欠落してるっていうか、物事を重層的にとらえる事ができないんだね」
 「私は、韓国の大統領が市長の時は非常に評価していたんだが、やっぱり大統領の器じゃなかったって事だな。それからやっぱり日本の元首に対するああいう侮蔑っていうのはね…。はっきり言っておけども、従軍慰安婦なんて強制とかじゃない。ああいう貧しい時代は、日本人だろうと韓国人だろうと何人であろうと、売春というのは非常に大きい利益になる商売だったから、貧しい人はある意味で仕方なしに、しかし嫌々ではなしにあの商売を選んだんだよ。日本軍がだね、日本にいる朝鮮人を強制して売春してたなんて証拠がどこにありますか? こんなものを訳も分からず認めた河野洋平って馬鹿がだね、日本と韓国の関係を駄目にしたんだ。以上」
--確認だが、首相と話をした際は、東京都が島を買うという前提での話か
 「前から言ってる。それを知らずに私が会うわけがないでしょう。総理が」
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主張都の尖閣調査 上陸許可が抑止力になる
産経ニュース2012.8.24 03:29
 尖閣諸島の購入を計画している東京都が、政府に調査のための上陸許可を正式に求めた。野田佳彦政権はこれを速やかに許可すべきだ。
 都は早ければ29日にも上陸を目指している。2千トン級の民間船をチャーターし、財務、港湾、環境などの担当職員や不動産鑑定士ら約10人で調査する予定だ。上陸が認められなければ洋上から調査するという。
 上陸目的ははっきりしている。野田政権がなぜ結論を留保しているのか理解に苦しむ。
 野田首相は23日の衆院予算委員会で「平穏かつ安定的な維持管理」の必要性を重ねて強調し、明言を避けた。一方、藤村修官房長官は記者会見で「政府関係者以外の上陸は認めないという基本方針がある」とも述べた。
 「都の上陸を許可すれば、中国を刺激する」という懸念があり、そのために国が許可を渋っているとすれば、考え違いである。
 上陸許可はむしろ、15日に起きたような香港の反日活動家による尖閣不法上陸を許さない国の強い姿勢を示すことになる。ひいては中国の尖閣奪取の狙いを封じる抑止力にもつながる。中国と波風を立てないという「事なかれ主義」では国家主権は守れない。
 問題は、上陸許可だけでは不十分なことだ。地元の石垣市漁協などが要望する避難港や漁業中継基地建設のほか、警戒監視レーダー設置、本格的なヘリポート建設などの統治強化策について、都や石垣市などと協力して国が早急に実現に移すべきである。
 尖閣諸島などを警備する第11管区海上保安本部(沖縄県)には、1千トン級以上の巡視船が7隻しかない。これでは、武装した中国の漁船群が大挙して尖閣に押し寄せた場合に対応できない。巡視船の増強に加え、主権を侵害する不法行為を自衛隊が排除するための領域警備法制定も急がれる。
 竹島問題では、玄葉光一郎外相と森本敏防衛相は民主党閣僚として初めて、竹島が韓国に「不法占拠」されていると明言した。また野田首相は衆院予算委で、天皇陛下に謝罪を要求した李明博・韓国大統領の発言に対し、謝罪と撤回を求める考えを示した。
 野田政権は過度の対中・対韓配慮が目立った鳩山由紀夫、菅直人両政権時代の外交を少しずつ正そうとしているようにみえる。尖閣でも毅然たる姿勢を求めたい。
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