公訴時効制度を見直し 法制審が要綱骨子案

2010-01-28 | 死刑/重刑/生命犯
殺人の時効、廃止へ 法制審が要綱骨子案
2010年1月28日 18時40分
 公訴時効制度を見直している法制審議会(法相の諮問機関)の刑事法部会は28日、人を死亡させた罪のうち、殺人や強盗殺人など最高刑が死刑の罪は時効を廃止し、傷害致死など懲役・禁固の罪は時効期間を2倍に延長するとの法改正の要綱骨子案をまとめた。
 既に発生し時効が進行中の事件にも適用される。時効成立の事件は対象外。
 刑事法部会は次回も予定されており、審議会総会も開かれるが、大幅な変更はない見通し。2月中にも千葉景子法相に答申し、政府は今国会に刑事訴訟法改正案を提出することになる。
 骨子案は、部会事務局の法務省刑事局がこれまでの議論を踏まえて作成。最高刑が(1)死刑に当たる罪は25年の時効を廃止(2)無期の懲役・禁固の罪は15年を30年に延長(3)有期刑上限である20年の懲役・禁固の罪は10年を20年に延長(4)それ以外の有期刑は5年(一部の罪は3年)を10年に延長―との内容。(共同)

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