ALS患者嘱託殺人 山本直樹容疑者、医師免許不正取得の可能性

2020-07-26 | 身体・生命犯 社会

逮捕医師 免許不正取得の可能性
 関西 NHK NEWS WEB 2020/07月25日 19時15分
 難病、ALSを患う女性を本人の依頼で殺害したとして逮捕された医師の1人が海外の大学の医学部を卒業したことにして医師免許を不正に取得した可能性があることが関係者への取材でわかりました。厚生労働省は警察からの連絡を受け、詳しい経緯の調査を始めました。
 関係者によりますと、逮捕された2人の医師のうち大久保愉一容疑者(42)は、大学を卒業後、厚生労働省で医系技官として働き、平成20年から21年ごろには医師免許の国家試験などに関わる部署に所属していたということです。
 その後、平成30年に宮城県でクリニックを開業していました。
 一方、関係者によりますと山本直樹容疑者(43)は、大久保医師と医学部のある国内の別の大学に通っていた学生時代に知り合ったとみられています。
 しかし山本医師はこの大学を中退していて、その後、医師になるまでの経緯に不自然な点がみつかったということです。
 関係者によりますと、山本医師は平成22年に医師の国家試験を受験する際、海外の大学の医学部を卒業したと厚生労働省に申請していたということです。
 ところが、警察がこの大学に問い合わせたところ、卒業した事実が確認できなかったということで、海外の医学校を卒業したことにして医師免許を不正に取得した可能性があるということです。
 医師の国家試験を受けるには日本の大学の医学部や海外の医学校などを卒業していることが条件の1つとなっています。
 さらに海外の医学校を卒業した人については、厚生労働省が国内の医学部を卒業した人と同等以上の学力や技能を持つか審査することになっています。
 厚生労働省は警察から連絡を受け、山本医師が受験した際の詳しい経緯について調査を始めました。
 
 ◎上記事は[NHK NEWS WEB]からの転載・引用です
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ALS患者嘱託殺人 容疑者、医師免許不正取得か  
 関西京都社会・くらし 2020/7/26 17:20 (2020/7/26 19:39更新)
 難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性患者から依頼を受け薬物を投与し殺害したとして、京都府警に嘱託殺人の疑いで逮捕された医師、山本直樹容疑者(43)=東京都港区=が、医師免許を不正に取得した疑いがあることが26日、捜査関係者らへの取材で分かった。
 捜査関係者らによると、山本容疑者は東京都内の大学を中退。その後、海外の大学の医学部を卒業したとして、医師国家試験を受験した。府警が大学に照会したところ、卒業の事実を確認できなかった。
 海外の大学卒業者が日本の医師国家試験を受験する場合、厚生労働省が日本と同等の医学教育を受けたかどうかを審査したり、書類審査などをしたりする。共に逮捕された大久保愉一容疑者(42)=仙台市泉区=は厚労省の医系技官として2008~09年ごろに、医師国家試験に関わる「試験専門官」を務めていた。
 試験専門官は海外の大学を卒業したケースの審査も担当しており、厚労省は山本容疑者の医師免許取得の経緯を慎重に調べている。
 2人は学生時代からの知人だった。山本容疑者は東京都内にあるED(勃起不全)治療専門のクリニック院長。大久保容疑者は弘前大医学部(青森県弘前市)を卒業し、厚労省などを経て逮捕前は宮城県名取市で呼吸器内科や精神科などのクリニックを運営していた。
 事件は19年11月30日に発生。2人は、京都市中京区のALS患者の林優里さん(当時51)の自宅マンションで、嘱託を受けて薬物を投与し急性薬物中毒で死亡させたとして、今月23日に逮捕された。〔共同〕

 ◎上記事は[日本経済新聞]からの転載・引用です


異質な安楽死 ALS患者嘱託殺人…致死量の鎮静薬を投与したとして…2020/7/24 中日新聞「核心」
ALS患者を嘱託殺人の容疑  京都府警、大久保愉一医師と山本直樹医師を逮捕 2020.7.23


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