宗教のない科学は不完全であり、科学のない宗教は盲目である。アインシュタイン

2021-08-17 | 文化 思索

 宗教のない科学は不完全であり、科学のない宗教は盲目である。 
    --科学者に聞く(3) アインシュタイン(物理学者)

今週のことば
 中日新聞 2021.08.17 火曜日 朝刊
   青山 俊董(あおやま しゅんどう)

 広島と長崎に原爆が投下されて早くも76年の歳月が流れたが、8月を迎える度に、アインシュタインが、原爆が投下されたことに関して語ったという一言を思い出す。
 まずは「科学のない宗教は盲目である」の一言。「鰯の頭も信心から」の類は、まさに迷信というべきであろう。
 一方「宗教のない科学は不完全である」の一言。科学がどんなに発達しても、それをどう使うか、使う人に宗教心が欠如していると、人殺しなどの凶器を作る方へと使ってしまう。原爆、水爆などがまさにそれといえよう。
 「最も偉大な科学者は、最も敬虔な宗教者でなくてはならない」という考え方もあるだろう。科学ばかりではない。政治と経済も、あらゆる学問や文化を使う人間の根底に正しい宗教観が働いていないと方向を誤る。現代がまさにそうといえよう。
 (愛知専門尼僧道長)

 ◎上記事は[中日新聞]からの書き写し(=来栖)


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。