福留はFAせずに中日残留へ…手術費用球団負担が要因
(サンケイスポーツ - 10月12日 07:57)
FA市場の主役とみられていた中日・福留孝介外野手(30)が今オフ取得予定のFA権について権利を行使せず残留することが11日、濃厚になった。親しい関係者は「今年は中日残留の可能性が大」と明言。さらに福留に興味を示していた複数球団の関係者も「権利を行使せずに残留するらしい」との情報をキャッチしている。
今シーズン、米国で右ひじの軟骨除去手術を受けたが、“球団負担”で行われた。福留は「自分は義理を大事にする人間」と話しており、これも残留へ傾いている要因とされる。ただメジャー志向が強いだけに、米国から思わぬオファーが届いた際には、再考する可能性も残している。
3日に米国から帰国した福留は現在、ロスの病院で作成されたスケジュールに基づいて、リハビリに専念、来季の復活を期している。
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竜の“けが人情報”信用しまへん!岡田監督、不動心強調
10月12日8時3分配信 サンケイスポーツ
けが人? その手には乗らん!? 阪神・岡田彰布監督(49)も11日、新大阪駅発の新幹線で名古屋入り。もれ伝わってくる中日の故障者情報を“完全黙殺”する姿勢をみせた。
「井端はけがをしとるんかいな。でも、あのチームは分からんから。まあ、出てくるやろ。特に井端は代わりがおらんからな。ノリ(中村紀)には、森野がおるけどな」
井端が右手首痛? 中村紀が腰痛だって? 岡田監督は、笑顔で一切無視を表明した。
けが人に関しては、落合監督の方針で秘密主義が貫かれている。それだけに、信用はできない。逆に、伝わってくることがおかしい。だから楽観視はしない。心が動くこと自体がないわけだ。
「まだクライマックスシリーズという実感はわかないけどな。バッテリーミーティングは明日する。1年間隠せるような“秘密兵器”もないだろうし、今さら急に変わるヤツもおらんよ」
指揮官は、不動心を強調。肩ひじを張らずに、試合開始を待つ。
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落合竜 CSピンチ!!主力欠場危機
10月11日10時53分配信 デイリースポーツ
オレ竜、逆転日本一へ暗雲-。猛虎軍団との決戦を間近に控えた落合竜が、野戦病院と化した。7日の横浜戦で右手人さし指を負傷した内野の要・井端が2日連続で打撃練習を回避し、腰痛を抱える中村紀も2日連続で早退。不安ばかりが膨らむ最悪の事態だ。
「人生最大のピンチですね。本当に出られるかどうか。出てもぶっつけ本番。迷惑を掛けてしまうのが心配で…」と井端。7日の今季最終戦で、三遊間の打球に飛び込んだ際に痛めた患部。腫れはないものの、ハシも持てない状況で、満足に食事を取ることも難しい状態だという。
シーズン終盤に腰を痛めた中村紀は、前日の練習早退後に名古屋市内の病院で痛み止めの注射を打った。一夜明け、軽めの打撃練習は再開したが、シート打撃と守備練習は回避。「何とも言えません」と見通しが立たない現状を嘆いた。
右ヒジを手術した福留、左太もも肉離れの英智に加え、主力2枚が欠場となれば、苦戦は避けられない。「いないもんはしょうがない。痛いと言う者は使わない。ただ、それだけのこと」。泣き言を一切封印した落合監督だが、悲願の日本一奪取は厳しさを増す一方だ。
最終更新:10月11日10時53分