中国漁船船長の起訴 申し立て
NHKニュース1月25日 16時31分
沖縄県の尖閣諸島沖の衝突事件で、先週、起訴猶予の処分になった中国漁船の船長について、千葉県の男性らが「大事故につながった可能性があり、起訴しないのは主権を放棄するのに等しい」として、起訴するよう検察審査会に申し立てました。
この事件で公務執行妨害の疑いで逮捕された中国漁船の41歳の船長は、処分保留のまま釈放され、那覇地方検察庁は今月21日、すでに帰国し身柄が国内にないうえ、けが人もなかったなどとして起訴猶予処分にしました。これについて、船長を検察庁に告発していた千葉県に住むジャーナリストら5人は、沖縄の那覇検察審査会に起訴するよう申し立てました。申し立てでは、「検察みずからの判断で釈放したのに、『船長が帰国しているので不起訴だ』とするのは矛盾している」としたうえで、「衝突の映像を見るかぎり、一歩間違えば大事故につながった可能性があり、起訴しないのは主権を放棄するのに等しい」としています。申し立てをした、千葉県に住むジャーナリストの山際澄夫さんは、「捜査当局の間違いを正すことが検察審査会の役割なので、真摯(しんし)に証拠に向き合い、判断してもらいたい」と話しました。これを受けて検察審査会は、起訴するのが妥当かどうか判断することになります。
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