元稲沢市議・桜木琢磨被告 判決公判8度目の延期 中国の地裁 2016/9/1 長期の勾留によるストレス、頭髪は真っ白に

2016-09-02 | 死刑/重刑(国際)

2016年9月2日 08時57分
「8度目延期、人権侵害」 元稲沢市議、正式通知なく反発
 【上海=加藤直人】スーツケースに3・3キロの覚醒剤を隠して中国広州市の空港から上海へ運ぼうとしたとして麻薬運搬罪で起訴され、「懲役15年以上か無期懲役または死刑」を求刑された愛知県の元稲沢市議、桜木琢磨被告(72)の判決公判が8度目の延期となったことを受け、桜木被告は1日、弁護人を通じた本紙の取材に「度重なる延期は人権侵害である。無罪釈放してほしい」と現在の心境を明らかにした。
 広州市中級人民法院(地裁に相当)は8月末までとされた勾留期限延長の方針を桜木被告側に口頭で伝えた。だが、勾留期限が切れた1日になっても最高人民法院(最高裁に相当)からの正式な延長許可通知書は被告に渡されていないことが分かった。このため、現時点ではどの程度の延長になるか不明だという。
 司法関係者によると、5月末の7度目の延長の際も通知書が手渡されたのは7月6日であり、延長について権限のない看守所職員が桜木被告に手渡したという。こうした対応に桜木被告は強い不満を示しており、弁護人は「(法院は)被告に延長理由を聞かれるのを嫌がっているのではないか」と述べ、度重なる判決延期や正式な許可通知を手渡さないままでの勾留継続に強く反発している。
 桜木被告は弁護人を通じ「8度目の延期には、どうしようもない気持ちだ。法院には早く判決を出してほしい」と語るとともに、起訴内容について「(スーツケースに)覚醒剤が入っていたとは知らなかったという主張は何も変わらない」と述べ、一貫して無罪を主張した。
 弁護人によると、桜木被告は先週、簡単な健康診断を受け、心身の状態は良好と診断された。だが、長期の勾留によるストレスもあり、頭髪はすべて真っ白になってしまったという。
 2013年12月に逮捕された桜木被告の裁判は、14年8月に結審した。
(中日新聞)

 ◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用です
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元稲沢市議・桜木琢磨被告 判決また延期 2016/05/31 中国の地裁7度目 勾留期限、更に延長(8月末まで) 
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