日進市 川村典道さん殺害の元高校生 殺意否認 裁判員裁判の初公判 2017/3/6

2017-03-06 | 少年 社会

路上殺害の元高校生 殺意否認
NHK NEWS WEB 2017/03月06日 12時42分
 おととし、愛知県日進市の路上で65歳の男性をサバイバルナイフで刺して殺害した罪などに問われている当時高校生の19歳の少年の裁判員裁判が始まり、少年は殺意を否認し、弁護側は「事件当時、心神耗弱の状態だった」と主張しました。
 当時高校3年生だった19歳の少年は、おととし7月、愛知県日進市の路上で、近くに住む自治会長の川村典道さん(65)の首や背中をサバイバルナイフで刺して殺害し、その場で現金6000円余りが入ったバッグを盗んだとして、殺人や盗みなどの罪に問われています。
 少年は川村さんとは面識がなく、逮捕されたあと、「同居している祖父に似ていたので刺した」と供述したことなどから精神鑑定が行われましたが、家庭裁判所は「事件当時、責任能力はあった」として少年を検察庁に送り返し、検察庁が起訴しました。
 名古屋地方裁判所で始まった裁判員裁判で、少年は「殺意を持って殺害したというのは適切な表現とは言えない」と述べ、殺意を否認しました。
 また、弁護側は「被告には精神障害があり、成績が下がったことを祖父に知られるのがストレスだった。偶然見かけた男性が祖父に似ていたことから『この機会をなくすと現状打開のチャンスはない』という思いに導かれて事件を起こし、当時、心神耗弱の状態だった」と主張しました。
 判決は3月17日に言い渡される予定です。

 ◎上記事は[NHK NEWS WEB]からの転載・引用です
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2017年3月6日 12時32分
少年「殺意は不適切な表現」 日進の刺殺で初公判
 愛知県日進市の路上で2015年、男性を刺殺したとして、殺人や窃盗などの罪に問われた当時高校3年で17歳だった無職少年(19)=同市=の裁判員裁判の初公判が6日、名古屋地裁であった。少年は「殺意を持って殺害したというのは適切な表現ではない」と起訴内容を一部否認。弁護側は「精神障害の影響で心神耗弱の状態にあり、責任能力は著しく低下していた」として刑事処分ではなく、家裁に移送し、医療少年院送致など保護処分とするよう求めた。
 犯行時の責任能力の程度と、殺意の有無が主な争点。判決は17日の予定。
 冒頭陳述で検察側は、少年はナイフに興味を持ち、「人に使ってみたいと思っていた」と指摘。犯行時は三者面談で祖父に成績の悪さを知られてしまうと憂鬱な気持ちになり、「憂さ晴らししようと、祖父に似た被害者を、死ぬ可能性が高いと思いながら刺した」とし、当時の精神状況が犯行に与えた影響については「軽度で、責任能力は完全にあった」と述べた。
 弁護側は「少年は発達障害で、被害者に抵抗されて恐怖心からパニックになった。計画性はなく、殺意もなかった」と主張した。
 この日は少年が未成年であることに配慮し、傍聴席から少年の姿が見えないよう、ついたてが設けられた。
 起訴状によると、15年7月12日夜、日進市梅森町の路上で、帰宅中の自治会長の川村典道さん=当時(65)=の首や背中をサバイバルナイフで刺し殺害、約6千円入りのショルダーバッグを盗んだなどとされる。
 少年を巡り、名古屋地検は精神鑑定で「責任能力はあった」として家裁送致した。名古屋家裁は再鑑定の結果、「成育環境や発達障害が大きく影響しているが、善悪の判断能力はあり、行動の制御能力も低下していたが、完全には失われていなかった」と責任能力を認定。検察官送致(逆送)を決定し、地検が起訴した。

 ◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用です *リンクは来栖
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日進市 「強盗殺人容疑 17歳」の育ち方 週刊新潮 2015年7月30日号
日進市 少年「気に入ったナイフで刺した」殺人に興味か/ 家族、少年の逮捕前から弁護士へ相談 
日進市 強盗殺人容疑の少年「家族のことでストレスがあり、祖父に似ていたので刺した」
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