石原慎太郎元都知事の会見に見る「政治家が自分の責任で・・・」「衆愚の中からは衆愚しか生まれない」2017/3/3

2017-03-04 | 政治/石原慎太郎

石原氏会見要旨=築地移転
 石原慎太郎元東京都知事が3日に行った記者会見の要旨は次の通り。
【冒頭発言】
 (都議会の)百条委員会に呼ばれているが、とてもそれまで待てない心境だ。(豊洲市場への移転を決めた)責任は、最高責任者だった私にあることは認めるが、(現在の)混迷や迷走の責任は小池百合子知事にある。
 就任して早々、豊洲移転が既定路線であるような話を担当副知事から聞いた記憶がある。土地売買の交渉の細かな経緯は逐一、報告を受けていなかったので、詳細は分からない。譲渡価格は妥当だったと思う。建物の下に盛り土が行われなかった経緯については、何も記憶がない。
【質疑応答】
 -移転決定前に環境基準を超えるベンゼンが検出された。なぜ移転を踏みとどまらなかったのか。
 専門家ではないので、関係部局や専門家会議に一任するよりなかった。結論が上申された時に「土壌の問題は大丈夫か」と聞いたら、「今の技術があれば大丈夫です」ということだったので、「分かった」と裁可した。議会もいろいろな調査をしたはずだ。都庁全体が検討し、議会が了としたので裁可した。
 -ほぼ全て副知事らに任せていたのか。
 各部局や専門家会議で論議して決めたので、それに任せざるを得ない。こういう問題は知恵と力を出し合って決めるもので、その総意として上がってきたものを認可した。
 -東京ガスとの用地交渉は。
 浜渦武生元副知事らに一任した。(東京ガスの)瑕疵(かし)担保責任の放棄は、報告も相談も受けていない。
 -途中経過の報告はなかったのか。
 そんな小さなことにかまけていられないので、任せきりにした。(2017/03/03-19:53)

 ◎上記事は[JIJI.COM]からの転載・引用です
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〈来栖の独白 2017.3.4 Sat〉
 憲法改正(破棄)等、石原慎太郎氏を支持してきたが、結局この人、我が子可愛いだけの、そのためには自己の信条でも何でも売り渡す小者と分かり、数年前 愛想が尽きた。「幽霊の正体見たり枯れ尾花」。
 そして、昨日、この御仁は「政治家」の何たるかもお分かりになっておられないと知らされた。豊洲移転の問題である。不祥事が生じたときに責任をとるのが、トップの役目だろう。それを、「小者」然として、責任を議会に擦り付ける。
 石原氏が毛嫌いして止まない小沢一郎氏でさえ、次のように言う。
 「政治家が自ら決断して政策を実行するということ。決断とは、イコール責任だ」「政治家が自分の責任で政策の決定と執行の責任を負えるかどうかということ」と。
 石原氏は、結局、この程度の人間に過ぎなかった、ということだが、そうなると、問題はこの程度の人物を都のトップとして長年選んできた「都民」とは?ということになる。
 ここでも、石原氏の宿敵、小沢一郎氏の言葉を引用しよう。
 「リーダーのせいではあるけれど、それ以前に日本人自身の問題だな。よく言うように、国民のレベル以上のリーダーは出ねえんだよ衆愚の中からは衆愚しか生まれない。だから国民のレベルアップをしないとリーダーも育たない。その意味でどうしたらいいのか。そういうことをもう少し日本人は自分で考えなきゃいけないな」
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我が子可愛いさで引退宣言=石原慎太郎 比例票目当てに田母神擁立=山田宏 『PRESIDENT』2015.2.2号 
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小沢一郎が語った「原発/衆愚の中からは衆愚しか/マスコミは日本人の悪いところの典型」 〈悪党①〉 
民主党大会 小沢氏演説=この理念に沿った政治をこの国が渇望しないはずがない 
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「政策は道具」選挙に勝つためならなんでもありの小沢一郎氏 「自由党」復活で、怪気炎 2016/10/28 
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