ごんは、平和を願いました。
中日新聞 2023.07.19. Wed.
新美南吉の平和への思いが込められた作品などが並ぶ会場=18日、名古屋市名東区のピースあいちで(大橋脩人撮影)
新美南吉 企画展 名古屋で開催
童話「ごんぎつね」で知られる愛知県半田市出身の児童文学作家、新美南吉(1913~43年)の文学を通し、平和と戦争を考える企画展が18日、名古屋市名東区の「戦争と平和の資料館ピースあいち」で始まった。これまであまり取り上げられてこなかった「南吉と戦争」をテーマに、平和を希求していた「新たな南吉像」を紹介する。
戦争に関連する童話が並ぶ会場。ピースあいちの担当者は「南吉の作品を通して、親子で戦争や平和について考えてもらえたら」と呼びかける。
そして、軍国主義を批判的につづった日記も。「万歳三唱の声が聞こえた。みんな日本のよい国であることを納得し、(中略)現代日本の風景、何という暗い、何という非文化的な」。南吉の目に映っていた当時の日本が浮かび上がる。
戦争に関連する童話が並ぶ会場。ピースあいちの担当者は「南吉の作品を通して、親子で戦争や平和について考えてもらえたら」と呼びかける。
そして、軍国主義を批判的につづった日記も。「万歳三唱の声が聞こえた。みんな日本のよい国であることを納得し、(中略)現代日本の風景、何という暗い、何という非文化的な」。南吉の目に映っていた当時の日本が浮かび上がる。
◎上記事は[中日新聞]からの書き写し 画像(=略 来栖)