「真田丸」テーマ曲を演奏!バイオリニスト・三浦文彰さんにインタビュー NHK ON LINE 2016/5/13

2016-05-13 | 本/演劇…など

2016年05月13日 (金)
「真田丸」テーマ曲を演奏!バイオリニスト・三浦文彰さんにインタビュー
 今回、バイオリニスト・三浦文彰さんを紹介します。三浦さんは現在放送中の大河ドラマ「真田丸」でテーマ曲を演奏されています。
 1996年生まれの23歳!ご両親ともにバイオリニストという音楽一家で、国際的に活動されています。
 ※12日(木)放送の「ぐるっと関西おひるまえ」抄録です。
 4月初め、NHK大阪放送局内にある、この「ぐるかん」のスタジオにお越しいただきました。
●どんなきっかけでバイオリンを弾くようになったんですか?
--最初は本当に渡されただけでしたね。1/16サイズというのがバイオリンであるんですけど、それをはいって渡されたんだと思うんですけど。自分からやりたいとは言わなかったですね。両親がバイオリニストなので、習い事を始めるみたいな感じで始めたと思います。当時は多分、上手く弾けたらご褒美みたいな感じだったので、そんなに3歳のときは覚えてないですけどね。6歳くらいから本格的に始めたんだと思いますが、それからは母が付きっきりで練習はしてました。
 10歳くらいのときに、自分で演奏家になりたいという気持ちが出来て。お家にCDのすごいコレクションがあって、全部僕の父の好きな。巨匠たちの演奏が多かったですね。あるとき、ビデオが発売になったんですよ。その昔の巨匠がたくさん演奏しているビデオ。それを見て衝撃を受けたんですよね。僕もこういう人たちみたいになりたいと。
●子どもの頃は野球が好きだったという三浦さん。どんな音楽を聞いていたのですか?
--中学校のときとかは洋楽とか聞いてみて、友達にすすめられたりして、年代はあれですけどU2とか。マイケル・ジャクソンとかかっこいいですしね。尾崎豊さんとか、あとは普通に演歌とかも好きでした。
●そして16歳のとき、ハノーファー国際コンクールに出場。史上最年少で優勝されました。
--もちろん、単純にうれしかったですけど、正直16歳から受けられるコンクールだったので、ちょっと世界を見てみようという感じで先生と相談して受けたコンクールだったんですけど。うれしかったのとびっくりがありました。本選で北ドイツ放送っていうオーケストラとコンチェルト弾いてるときはそれが楽しくて。楽しんでやれれば良いかなと思いました。
●ことしの大河ドラマ「真田丸」のテーマ曲のソロバイオリンを担当。決まったときのお気持は?
--いや、本当にびっくりしましたけど、とても光栄に思いましたね。作曲された服部隆之さんの音楽は、もちろんこの大河にぴったりの、日本の歴史を感じるような音楽なんですけど、ハーモニーの進行だとか、そういうのはものすごくしっかり西洋の音楽とまったく比べても違和感のない音楽だと思ったので。自分も本当に思っていたよりもバイオリンコンチェルトみたいに書かれていたので本当びっくりしましたけど。でも、すごく印象的なバイオリンだけで始まるという出だしも、バイオリンの曲でもあまりないので。いわゆるバイオリンコンチェルトでも、僕が知っている限り1、2曲しかないので、それもすごくこの曲の魅力の一つですね。土臭さとかそういうものを表現してほしいと。侍になったようなという。はっきりとしたそういうようなイメージは教えていただいたんで、それを音にどう表現するかってことを自分は考えましたね。
 やっぱり弾く側としてはどういう音色がこの音楽に一番ぴったりなんだろうっていう、試してみるっていうのもいろいろあったんですけど。でも、やっぱり力強さとかそういうのが必要と言うか重要というか、そういう曲だと思ったんで。まあ「真田丸」なんで、真田丸になんなきゃなみたいな。もうこの曲に対してのイメージとか明確に聞けるっていうのはものすごくありがたいことでして、僕らが普段弾いてるクラシック音楽の作曲家たちは、バッハ、モーツァルト、ベートーベンはみんなもう天国に逝っちゃってるんで、もし何か疑問がわいても直接聞くことが出来ないんですけど、でも、やっぱり譜面とか見てたり、普段練習とかしてたりするといろんな疑問が出てくるわけで。でも、こうやって服部さんにお会いして、お話聞けるのはすごくうれしいですよね。
●今月、大阪でリサイタルが行われます。
--もちろん「真田丸」のピアノと一緒に弾くバージョンというのがあって、それで演奏するのと、ベートーベンの「スプリングソナタ」っていう有名なのがありまして、後半「ツィゴイネルワイゼン」とうのがありまして。いろんなバイオリンの魅力が詰まっているプログラムです。
●最後にバイオリンへの想いをうかがいました。
--いまは良い奥さんですかね(笑)。やっぱり長いキャリアでやっていけるものなので、常に良い音楽をより良い演奏を、ずっーと70歳、80歳になっても続けていけたらいいというのが一番シンプルな望みです。
●そして、今回「ぐるかん」のために、「真田丸」テーマ曲をバイオリンソロバージョンで弾いていただきました!

  

 大河ドラマのオーケストラバージョンとは違い、全部お一人で弾いていただいたので貴重なものでした。良いものを聞かせていただきました。三浦さん、ありがとうございました!
 こちらの動画で収録時の様子が見られます!
 http://www.nhk.or.jp/osaka/lineup/flv/totteoki07.html
(「大阪放送局トップページ」⇒「BKとっておき!」をクリック!)
 「真田丸」大阪放送局ご当地サイト
 http://www.nhk.or.jp/osaka/sanadamaru/

 ◎上記事は[NHK ON LINE]からの転載・引用です


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