大阪・中1生遺体事件 星野凌斗君の祖母、涙ながらに胸中語る
FNN 8月31日(月)20時11分
大阪府で、中学1年の男女が遺体で見つかってから、およそ3週間。亡くなった星野凌斗君(12)の祖母が、涙ながらに胸の内を明かした。
星野君の祖母は、「凌斗がね、『ここや、俺はここや』って言った気がします」と語った。
大阪・寝屋川市で、中学1年の男女が遺体で見つかった事件は、発生から半月余り。
星野凌斗君の祖母が、苦しい胸の内を明かした。
星野君の祖母は、「ほんまに弱っちい、あかんたれ。トイレも、1人でよう、行かれへん。 そんな弱っちい子が、なんで人の車に乗ったんかなあと思って。そこだけが悔やまれますね」と語った。
星野君の姿が最後に確認されたのは、8月13日の早朝。
家族は、無事を祈って待ち続けたが、8日後、変わり果てた姿で見つかった。
遺体の発見は、テレビのニュースで知ったという。
星野君の祖母は「星野凌斗見つかったって、(テレビの前に)わたしも娘も、皆いてたんですよ。『誰が本人と確認したん?』って。身内がここにおるのに、『誰が星野凌斗って決めたん?』と。
大阪府警にかけたら、まだ、それは確認できていないと。そしたら、高槻署に行ってみてくださいって。
だから、またわたしが怒って、そんなん、たらい回しやんと」と話した。
突然、飛び込んできた、まさかの一報。そして、湧き上がってきた思い。
星野君の祖母は、「わたしは、(亡くなった孫の)顔は見てない。わたしは、やっぱり見られへん。今までの、かわいい凌斗のまんまで、自分の気持ちの中にね(いてほしい)。やっぱり、見てしまったら、凌斗じゃなくなるような気がして。今までのかわいい凌斗のまんまで。だからもう、あえて見いひんって」と話した。
■そして、少しづつだが埋まっていく犯人の時間
一方、平田 奈津美さん(13)の遺体を遺棄した疑いで逮捕された山田浩二容疑者(45)は、取り調べに完全黙秘を続けている。
事件前後の山田容疑者をとらえた、新たな映像を入手。その行動が、さらに見えてきた。
事件2日前の8月11日、山田容疑者は、東京・秋葉原を訪れていた。
山田容疑者の元同僚は、「これですね、完全に。間違いないです」と話した。
防犯カメラには、助手席に元同僚を乗せ、山田容疑者が運転するシルバーの軽ワゴン車のすぐ後ろを、パトカーが追尾しているのがわかる。そして、事件2日後の8月15日には、千葉市のカレー店へ。
歩きながら、元同僚と店へ向かう姿を、カメラがとらえていた。
さらに、逮捕当日の21日未明、福島から再び戻ってきた山田容疑者の姿は、大阪市北区の繁華街にあった。
真夜中の通りで、傘を差し、2人の警察官の前を横切るのが、山田容疑者とみられている。
■少しずつ埋まる、事件前後の行動。
それらの1つひとつが、事件とどう関わっているのか、その解明が急がれる。
最終更新:8月31日(月)21時36分
◎上記事は[FNN]からの引用です
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◇ 大阪中1遺棄事件;山田浩二容疑者 逮捕(2015.8.21)から1週間 続く黙秘 少ない物証 立証のハードル高く
.................