改正臓器移植法で今年7月から脳死の子どもをドナーにすることができるが

2010-01-06 | Life 死と隣合わせ
脳死の子どもの臓器提供、「可能」は3割 医療機関
 改正臓器移植法で今年7月から脳死の子どもを臓器提供者(ドナー)にすることができるが、全国の救命救急センターなど「子どもの臓器提供施設」候補となる医療機関を対象にした厚生労働省研究班のアンケートで、回答した184施設のうち「実際に可能」と考えているのは29%にとどまることが分かった。子どもをドナーとする脳死移植をめぐり、臓器摘出に携わることが想定される施設を対象とする調査は初めて。
 「不可能」「どちらともいえない」を合わせると71%に達し、これらの医療機関の多くが「脳死判定の体制が整っていない」「脳死診断の経験がない」を理由に挙げており、子どもの脳死に対する経験不足が浮き彫りになった。
 研究班の横田裕行日本医大教授は「病院に出向いて脳死判定を行うチームをつくるなど、支援体制の整備を急ぐ必要がある」と指摘している。
 調査は昨年9~10月、現在「脳死臓器提供施設」として公表されている317医療機関と28の小児総合医療施設を対象に実施。53%に当たる184施設が回答した。〔共同〕(2010/1/6/00:54)

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