東海3県で2009年に経営破綻した自動車関連企業数、42社

2009-12-11 | 社会
【自動車産業ニュース】
自動車関連42社が破綻 東海3県、下請け中小が大半
2009年12月11日
 東海3県(愛知、岐阜、三重)で2009年に経営破綻(はたん)(負債額1000万円以上、私的整理を除く)した自動車関連の企業数が42社に上ることが、帝国データバンク名古屋支店のまとめで分かった。
 負債総額は約273億円で、負債額が10億円を超える大型倒産は11社。ただし、売上高が100億円を超えるのは3月に事業停止した日本高周波(愛知県豊田市)だけで、3次、4次下請けの中小メーカーが大半。民事再生法の適用を申請したのは3社で、それ以外は自己破産を選んでいる。
 上半期に相次いだ部品メーカーの倒産は8月以降、やや収まってきたが、溶接機械メーカーや、部品を主力とする運送業など、多業種に広がっている。
 同支店は「好況時にも利幅が薄かったり、設備投資の負担が大きかったりと、もともと資金繰りが厳しかった企業が大半。昨秋以降の大減産が最後の背中を押した」と分析。先行きについては「デフレや円高で不透明感が強まっており、業績回復が遅れれば大型倒産が相次ぐ可能性もある」と指摘している。
 同支店がこうした統計をとったのは今年が初めて。

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