小沢最側近 樋高剛議員 独占インタビュー
2012年5月31日(木)10時0分配信 日刊ゲンダイ
小沢・野田会談を目前に、永田町は緊張感が高まっている。増税法案をめぐる両者の主張は平行線。会談は物別れに終わり、民主党は分裂へ向かうのか――? 先の展開が読めない中、小沢一郎元代表の側近として知られる樋高剛・前環境政務官が日刊ゲンダイ本紙の独占インタビューに応じた。
消費税増税については、やはり「今じゃないだろう」という思いがある。経済状況を考えれば、タイミングが悪すぎます。それ以上に、マニフェストの精神も守らず、なし崩し的に国民に負担を押し付けることには、どうしても納得がいきません。
増税法案の提出を受け、私は党の統括副幹事長を辞任しました。これは党内抗争などではなく、ひとりの政治家としての矜持(きょうじ)、信念の問題。今後も、増税法案に対しては、政治家としての良心に従って行動するつもりです。政治に一本筋を通すこと。これも小沢先生から教わったことのひとつです。
樋高氏は今月、「愚直に 復興・環境を軸として」(年友企画)を出版。これまでマスコミの前で多くを語らなかった“沈黙の政治家”が、小沢の書生からスタートした政治家としての軌跡や、長年、間近で見てきた小沢の実像をつづっている。
今の政治状況を見ていると、「このままでは日本がおかしくなる」という危機感は強くなる一方です。今こそ政権交代の意義を冷静に考え、原点に立ち戻らなければ、取り返しのつかないことになる。本を出版することで、そういう問題提起をしたかった。
マニフェストの原点に戻るといっても、「これは実現」「これはできない」と個別のテーマを検証するのとは、少し意味が違います。昨年は大震災もありました。政治というのは、現実の変化に合わせて柔軟に対応していかなければならない側面がある。ちまちました話ではなく、「国民の生活が第一」というマニフェストの“本質”を見つめ、実行しなければならない。その眼目は官僚依存政治からの脱却です。
私が小沢事務所に書生として入ったのは25歳の時。早稲田大学の先輩で、今は国務大臣を務める松原仁さんの紹介でした。それから計12年半の間、小沢先生のそばに仕え、実体としての政治を肌で感じ取ることができた。この経験は何物にも替えがたい財産です。
以前、小沢先生はこんなことを言っていました。
「自分は今の時代に合わなくなった部分をすべて片付け、次の世代の人たちにバトンタッチする。破壊の後に訪れる創造の時代は、若手が中心となってやっていくべきだ」
日本を一新するのが自分の使命だと考えているのです。大ナタをふるって、この国の大改革を本当の意味で成し遂げることができる政治家は、与野党を見渡しても小沢先生しかいない。小沢先生は、国民の手に民主政治を取り戻すために闘う覚悟を決めています。
混迷の時代にあって、社会は今、強いリーダーを求めている。小沢先生の出番は近いと確信しています。
(日刊ゲンダイ2012年5月28日掲載)
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