小沢一郎氏 岸田内閣の防衛費増額を批判「防衛費を膨らませオモチャを買うという議論」2023/02/19

2023-02-19 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア

小沢一郎氏「防衛費を膨らませオモチャを買うという議論」岸田内閣の防衛費増額を批判

 2023年02月19日 14時45分 日刊スポーツ

小沢一郎氏「防衛費を膨らませオモチャを買うという議論」岸田内閣の防衛費増額を批判  小沢一郎政治塾で講演する立憲民主党の小沢一郎衆院議員(撮影・中山知子)

立憲民主党の小沢一郎衆院議員は19日、都内で開いた自身が塾長を務める政治塾で講演し、自己主張することの大切さや憲法改正に対する持論、安全保障などについて、1時間以上にわたり話した。

小沢氏は、憲法改正について「憲法は国民の人権を守るための最高のルール。時代の変化によって国民的な理解が得られれば、自由に改正することは構わないと思う」と理解を示したうえで9条ばかりが注目されることに苦言を述べた。

立憲民主党の小沢一郎衆院議員は19日、都内で開いた自身が塾長を務める政治塾で講演し、自己主張することの大切さや憲法改正に対する持論、安全保障などについて、1時間以上にわたり話した。

小沢氏は、憲法改正について「憲法は国民の人権を守るための最高のルール。時代の変化によって国民的な理解が得られれば、自由に改正することは構わないと思う」と理解を示したうえで9条ばかりが注目されることに苦言を述べた。

「9条を守ればそれだけで平和というのはナンセンスな議論。日本国憲法の問題は、戦後の占領軍につくられた憲法であることは間違いない」と指摘。「改憲論者のおもな理由は、占領下で米国が下書きを書いたというのが最大の理由。そうであるなら、本来、日本国憲法は無効だ。いったん無効にし、新しい憲法を制定するというのがいちばん成り立つ(議論)」と述べた。

また「9条のことだけではなく、いちばんの問題は国会制度。衆院の優越はあるが(現在の衆参両院は)ほぼ同じような権能をもった制度。本当は議員はそういうことを議論しないといけない」とも訴えた。

一方、日本と欧米諸国の民主主義は「異質なもの」だと指摘。「日本は『和をもって貴しとなす』のコンセンサス社会で、あまり自己主張をしない。なあなあでなんとはなしに結論が出てくるが、欧米には通用しない。日本の民主主義を否定するのではないが、まだ(真の)民主主義が成熟した市民、国家ではない」との考えを示した。

かつての55年体制下でしのぎを削った自民党と旧社会党との関係にも触れ「対決は表向きのことで、根っこでは合意して物事が進んでいた。そうでなければ自社政権なんて成立するわけがない」と主張。外国との交渉を念頭に「きちんと自己主張をする習慣を身につけた方がいい。僕は、ずけずけ言うもんですからみんなに嫌われる。すぐに感情的対立になるが(欧米の)彼らは合意すると(意見は違っても)根に持ったり感情的にならない。私はそういうほうがやりやすい」などと述べた。

一方、岸田内閣が防衛費を27年度にGDP比2%に増額する方針であることを念頭に「GDP比2%まで防衛費を膨らませ、オモチャを買うという議論だ。いっぱい(兵器を)買って誰が戦うのか。その心構えがあるのか」と批判。持論の「国連待機軍創設」が必要だと訴えた。【中山知子】

  日刊スポーツ

 ◎上記事は[ニフティニュース]からの転載・引用です


小沢一郎氏 沖縄県名護市辺野古から南に約9㌔ 豪華別荘「老後に住みたい」(zakzak 2013.3.28)


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