高槻殺害・遺棄事件 山田浩二容疑者…思春期少年に異様な執着 過去にも監禁事件 服役中に獄中結婚 

2015-08-25 | 死刑/重刑/生命犯

45歳“鬼畜男”の素性 思春期の少年に異様な執着 過去にも監禁事件 大阪・中1殺害
 zakzak 2015.08.22
 夏休み中の中学生2人を襲った事件は、最悪の結末を迎えた。大阪府寝屋川市の市立中木田(なかきだ)中1年の平田奈津美さん(13)の死体を遺棄したとして、21日夜に死体遺棄容疑で逮捕された職業不詳、山田浩二容疑者(45)。大阪府警は平田さん殺害や、同中1年の星野凌斗(りょうと)君(12)殺害にも関与したとみて取り調べを本格化させるが、浮かび上がるのは、鬼畜というしかない残忍な犯人性や思春期の少年への異様な執着心だ。周辺者が語る山田容疑者の素性とは-。
 「車が出るから離れろ! ひいてまうぞー!」
 21日午後10時すぎ、深夜の住宅街に警察官の怒号が響いた。
 逮捕の一報を受け、寝屋川市香里新町の山田容疑者の自宅マンションには報道陣ややじ馬が殺到。家宅捜索のために出入り口に乗り付けた警察車両を取り囲み、現場は大混乱に陥った。
 自宅マンションは京阪香里園(こうりえん)駅前にあり、付近はスナックやキャバクラなどが立ち並ぶ歓楽街で夜遅くまで人通りが絶えない。1階部分には複数の飲食店が入居し、2階から上階が住居部分。山田容疑者が住むとされる最上階の12階の一室の表札には、別の名字とともに手書きで同容疑者の名前が記載されていた。
 住民の1人は「多くが分譲で、山田容疑者が住んでいる部屋は75平方メートルほどの広さ。マンションは築約40年ほどで、入居者には高齢者が多い」と話す。
 関係者によると、山田容疑者は親族とみられる年配の女性と同居していたという。ただ、近所付き合いはほとんどなかったようで、住民の多くは「見かけたことがない」と口をそろえる。
 隣接するテナントビルに入居する飲食店にも姿を現した形跡はなく、近隣の飲食店経営者は「まさかこんな大きな事件の容疑者が近くに住んでいるとは思わなかった。寒気が止まらない」と声を震わせた。
 捜査関係者によると、事件当日の13日午前5時10分過ぎ、京阪寝屋川市駅周辺で、山田容疑者のグレーの軽ワゴン車が商店街の防犯カメラ映像に記録されていた。この頃、山田容疑者が同駅周辺にいた平田さんと星野君を車で連れ去ったとみられる。
 なぜ自宅から約3キロ離れた寝屋川市駅前に山田容疑者が現れたのか。
 同容疑者を知るという40代の男性は「彼は現在住んでいるマンションの元々の住民ではなく、寝屋川市駅近くの出身だと聞いている。事件現場付近に土地勘があったのではないか」と明かす。
 さらに山田容疑者には今回の犯行に結びつくような過去があった。
 捜査関係者によると、山田容疑者は2002年4月、当時14歳だった中学2年の男子生徒に「寝屋川市駅はどこか」と声をかけ、車中で手錠をかけて監禁した容疑などで逮捕された。
 「少年に道案内を頼むふりをして車に乗せて連れ回すという手口。寝屋川市駅など、京阪沿線の駅周辺で男子中高生を狙った同様の犯行を繰り返していた。犯行場所のほか、粘着テープで被害者を縛ったり、顔面にライターをつけるなど、今回の事件と共通する部分が多い」(捜査関係者)
 この逮捕以降、名字を変えてひっそりと暮らしていた山田容疑者。日本テレビは、現在は福島県内で除染作業員として働いていたと報じた。同僚の男性は、同局のインタビューに「ロリコンだと本人から聞いたことがある」などと証言する。
 事件のあった13日は休暇を取り帰省中で、16日まで仕事を休んだという。17日から19日まで同県内で除染作業をこなした後、20日から再び2日間の休暇を取得し、22日も仕事を休む予定だったとされる。自らの犯行の発覚を恐れ、偽装工作のため地元に舞い戻った可能性もあるが、不審な行動が逮捕につながった。
 捜査本部は防犯カメラの映像から、山田容疑者の車を特定。21日午前1時15分ごろ、大阪市北区の歓楽街、堂山町の駐車場で容疑者の車を見つけ追跡したところ、柏原(かしわら)市の竹林に行き、車から降りて一人で歩いたりしていた。府警はその後、午後8時すぎに城東区今福東の路上で逮捕。立ち寄った竹林からは死後数日たった星野君とみられる遺体が見つかった。
 山田容疑者は、平田さんの連れ去りは認めているものの、「女の子に声を掛けた時、助手席に同乗者の男がいた。私の知らない間に死んでいて、男が死体を遺棄した」と容疑を否認している。
 平田さんと星野君と同じ寝屋川市内に住む男が逮捕されるという事態に、地元のショックも大きい。山田容疑者が住むマンションにも星野君の無事を願うビラは貼られていたが、「逮捕の一報を受けて管理人がビラを剥がした」(住民)という。なぜ子供の命が奪われなければならなかったのか。今後は動機の解明も焦点となる。
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中1殺害事件の逮捕男、獄中婚していた 連れ子は被害者と同年代「早く娘に会いたい」
 zakzak 2015.08.24
 大阪府寝屋川市の市立中木田(なかきだ)中1年、平田奈津美さん(13)と同級生の星野凌斗(りょうと)君(12)が相次いで遺体で見つかった事件で、大阪府警に死体遺棄容疑で逮捕された契約社員、山田浩二容疑者(45)。中学時代からナイフを持ち歩き、万引などを繰り返していたほか、以前に犯した事件で服役中に獄中結婚し、平田さんらと同年代の娘がいることも判明。今回の事件直後にはインターネット上で食べ歩きなど日常的な日記を投稿するなどその異様さが際立っている。
 「やっぱ、地元最高です!! 帰って来たなぁ~って感じ!!」
 山田容疑者のものとみられるフェイスブックには、契約社員として勤務していた福島県内の除染作業を終え、盆休みで今月11日に大阪に戻ってきた様子を投稿。遺体の遺棄現場周辺で防犯カメラに映されていたシルバーの軽ワゴン車の写真も掲載している。
 事件から1日後の14日昼ごろには、「暑~!! 早ければ今夜にでも大阪出発するので最後の大阪を満喫!!」などと、大阪のシンボル、通天閣などの写真を投稿。翌15日には、千葉・幕張の人気カレー店で「スタミナポークカレー」を味わった様子を紹介しており、犯行への後悔や焦りなどはみじんも感じさせない。
 山田容疑者と同じ中学校に通っていた会社員の男性(46)は「山田容疑者は中学時代から親の財布からお金を抜いたり、万引をしたりしていたようだが、悪びれることなく周囲に言いふらし、いきっている(粋がっている)様子だった」と当時を振り返る。
 知人らによると、山田容疑者は当時、現在とは異なる姓で、隣接する枚方市内の団地に両親と妹の4人で暮らしていた。当時から素行の悪さが目立ち、中学時代には暴走族など不良グループに所属していたが、使いっ走りのような存在でクラスでは孤立。中学卒業後も高校に進学せず、アルバイト生活を続けていた。
 2002年には、寝屋川市内で中学2年の男子生徒(14)に「道を教えて」などと声を掛けて車で連れ回し、寝屋川市内の駐車場で粘着テープで両手を縛って放置するという事件などを起こし、強盗や逮捕監禁などの容疑で大阪府警に逮捕されていた。
 フジテレビの報道によると、知人にあてた手紙の中で、02年の事件で服役中に女性と獄中結婚し、女性の娘への思いを「許されるのなら早く娘に会いたい」「今ここ(=刑務所)で一心不乱になって頑張ることができるのも大切な娘の存在があるからです」などとつづっていた。娘は妻の連れ子とみられ、平田さんや星野君と同年代という。
 この知人は「若い男の子に興味があるんです、あの子(=山田容疑者)。今回もたぶんね。男の、かわいいでしょ。今回の子も」と話していた。
 出所後、現在の寝屋川市内のマンションに両親と住み、姓を「山田」に変えたとみられる。捜査関係者によると、昨年11月からは、契約社員として福島県で除染作業に当たり、事件直前に帰省していた。
 前出の男性は「中学時代にもナイフを持ち歩いたりして危ないやつという印象はあったが、これほど凶悪な事件を起こすとは…」と驚いていた。
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