民主党:やまぬ離党ドミノ…原発再稼働も火種に/民主党政権、モ~末期的!これが“離党予備軍”74人だ

2012-07-18 | 政治

民主党:中津川衆院議員も離党の意向
毎日新聞 2012年07月18日 02時31分
 民主党の中津川博郷衆院議員(比例東京)が離党の意向を固めたことが17日、分かった。18日に離党届を提出する。中津川氏は消費増税法案の衆院採決の際に反対票を投じ、党員資格停止2カ月の処分を受けている。中津川氏は毎日新聞の取材に対し「消費増税や尖閣諸島問題の政府対応に納得がいかない。民主、自民の2大政党に対峙(たいじ)する流れを作りたい」と語った。小沢新党には合流せず、当面、無所属で活動する。
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民主党:やまぬ離党ドミノ…原発再稼働も火種に
毎日新聞 2012年07月17日 22時31分(最終更新 07月18日 08時14分)
 消費増税法案の衆院採決を契機に始まった民主党分裂に歯止めがかからない。17日に離党届を提出した参院議員3人は記者会見で、「原発ゼロ社会の実現」を掲げる新会派の結成を表明。消費増税だけでなく、原発再稼働問題でも党内に火種がくすぶる現状を印象づけた。参院の民主党会派が第1会派から転落する可能性も強まり、野田佳彦首相はさらに不安定な政権運営を強いられている。
 「再稼働で責任を取れると言うなら、福島原発の安定化を国の責任でやってほしい。責任という言葉があまりにも軽い」
 離党届を提出した谷岡郁子参院議員は17日の記者会見で関西電力大飯原発の再稼働を決めた野田首相を厳しく批判した。谷岡氏は6月11日、ともに離党する舟山康江参院議員と首相官邸前の反原発デモに参加。離党の理由として再稼働見送りの訴えが受け入れられなかったことを挙げた。
 消費増税法案は18日、参院一体改革特別委員会で実質審議が始まる。3人の離党で民主党会派は88人に減少し、さらに3人が離党すれば、第1会派を自民党に譲る。参院は「議長は第1会派から選出」するのが慣例で、野党に国会運営の主導権を奪われる事態も現実味を増している。
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民主参院3人+衆院1人離党へ 「みどりの風」結成
 民主党の舟山康江(山形選挙区)、行田邦子(埼玉選挙区)、谷岡郁子(愛知選挙区)各参院議員3人は17日、輿石東幹事長と国会内で会い、離党届を提出した。民主党は消費税増税をめぐり分裂、離党者が相次いでおり、野田佳彦首相の政権運営は一層の苦境に陥りそうだ。民主党は3人の離党届を受理する方針。3人は先に国民新党を離党した亀井亜紀子参院議員と記者会見を行い、新会派「みどりの風」の結成を発表。方針を「原発ゼロ社会」「反環太平洋連携協定(TPP)」「反消費税増税」などとした。
 参院では正副議長を除き、第1会派の民主党会派は91議席から88議席に減り、第2会派の自民党会派86議席との差はわずか2議席となる。
 輿石氏は記者会見で相次ぐ離党の動きに「民主党が崖っ縁に立っているという認識を共有しなければ、大変なことになる」と危機感を表明した。
 また、民主党の中津川博郷衆院議員(比例東京)が同日、消費税増税に反対して離党する意向を固め、18日にも離党届を提出する。民主党は常任幹事会を国会内で開き、離党届を提出して小沢新党に参加した加藤学衆院議員(長野5区)の除籍(除名)を決定した。
スポニチ アネックス[2012年7月18日06:00]
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【埼玉】
「期待応えられぬ」 民主離党で行田参院議員
東京新聞2012年7月18日
 十七日に民主党に離党届を出した行田邦子参院議員(46)=埼玉選挙区=は東京都内で会見し、「民主党にいることで、有権者の期待に応えられなくなると判断した」と離党の理由を語った。
 行田氏らが参院で立ち上げる会派「みどりの風」は「脱原発」を掲げる。小沢一郎氏が結成した新党「国民の生活が第一」と共通する政策も多いが、行田氏は「新しい政治集団を一からつくりたかった」と新党に合流しなかった理由を説明。来夏に改選を迎えるが「政治家として考えに考えた末の結論。(支持者には)ご理解いただけると思う」と述べた。
 民主党県連所属の国会議員の離党は三人目。武正公一代表は「極めて残念。あらためて(県連の)立て直しを急ぎたい」とのコメントを出した。(前田朋子、杉本慶一)
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「TPP推進に抗議」 舟山氏、離党理由を説明
 民主党の舟山康江参院議員(山形選挙区)は17日、行田邦子、谷岡郁子両参院議員とともに離党した後、参院議員会館で記者会見し、離党理由を説明した。
 舟山氏は「現在の民主党の政策は選挙で訴えた理念からあまりにかけ離れてしまった。山形県民が投じた一票一票に誠実でありたいと思い、離党を決断した」と述べた。
 その上で、環太平洋連携協定(TPP)加盟に一貫して反対してきた経緯から「党内でけん制したいと思ってきたが、野田政権は何を言っても前のめりの姿勢を変えない。あと1、2カ月で決めるとの報道もあり、抗議の意味を込めてこの時期に離党した」と話した。
 舟山氏らは、国民新党を離党した亀井亜紀子氏と新会派「みどりの風」を近く結成。当面は無所属で活動するとしており、民主党の小沢一郎元代表らが立ち上げた新党「国民の生活が第一」との合流は否定した。
 一方、舟山氏の離党表明を受け、民主党山形県連の幹部は17日、対応に追われた。同県関係の党国会議員では初の離党でもあり、近く役員会や常任幹事会を開き今後の対応を協議する。
 舟山氏は8日の県連定期大会で会長代行に再任されたばかり。県連幹事長の吉村和武県議は「一緒にやってきた仲間。離党は極めて残念だ。選挙対応や県連のこれからの体制など、しっかりと協議したい」と語った。
 舟山氏は、TPPや消費増税に反対の意思を明確にしており、「(離党の)予兆はあった」と吉村幹事長。別の県連幹部も「残念なことだが、ここ2、3カ月の彼女の言動からすれば、個人的にはあまり驚いていない」と話した。
河北新報2012年07月18日水曜日
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民主党政権、モ~末期的!これが“離党予備軍”74人だ
zakzak 2012.07.18
 民主党が溶解し始めた。除名された小沢一郎代表率いる新党「国民の生活が第一」の49人に続き、17日に女性参院議員3人、18日に男性衆院議員1人が相次いで離党届を提出した。野田佳彦首相が「政治生命を懸ける」という「社会保障と税の一体改革」関連法案の参院審議が本格化する直前だけに、政権にとっては大打撃だ。党内にはほかに「74人の離党予備軍」がいるといわれており、民主党政権は末期症状を呈している。
 連休明けの17日に離党届を出したのは、舟山康江、谷岡郁子、行田邦子の3氏。舟山氏は記者会見で「原発ゼロ社会の実現、反TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)、増税先行でない本当の意味での一体改革に取り組む」と述べ、野田政権の主要政策を全否定した。
 中津川博郷衆院議員も18日午前、離党届を提出した。東京都の石原慎太郎知事が模索している「石原新党」入りを希望している。
 女性3人は、国民新党を離党して無所属で活動していた亀井亜紀子参院議員と統一会派「みどりの風」を立ち上げる。
 全員が、民主党に追い風が吹いた2007年参院選の初当選組で、来年夏に改選を迎えるため、野田首相に近い民主党議員は「風頼りの選挙しか知らないので『民主党では落選する』と思って逃げ出したのだろう」「ただの『緑のおばさん』の乱だ。大勢に影響はない」などと強がった。
 しかし、「参院のドン」でもある輿石東幹事長は「党は危機的な状況。政権が崩壊しかねない」と、狼狽したような危機感を示した。
 3人の離党で、参院の民主党会派は88人になる。第2会派の自民党が86人のため、さらに参院議員3人が離党すれば民主党会派は第2会派に転落する。議長は第1会派から出すのが慣例のため、民主党会派は議長ポストを失い、政権運営は一層厳しさを増す。
 気になるのは、小沢氏らが今月2日に集団で離党届を出してから、さみだれ式に離党者が続いていることだ。
 愛知選出の谷岡氏は原発再稼働に反対、山形選出の舟山氏はTPPに反対する急先鋒として知られ、埼玉選出の行田氏は参院幹事長代理と、党執行部の一員だった。
 民主党関係者は「党内の、脱原発や反TPP、執行部にも、離党予備軍がいることが浮き彫りになった。野田首相は『決められる政治』を掲げてこれらを進めようとしているが、進めれば離党者が出るというジレンマに陥った」と話した。
 官邸の情報過疎も深刻だ。官邸筋は3人の離党について「寝耳に水だ」と述べ、直前まで把握していなかったことを明らかにした。一方で、小沢新党の幹部は結党直後から「民主党内に離党したがっている『隠れキリシタン』がいる」と述べ、こっそり3人を含む数人を名指ししていた。
 現時点で、3人は小沢新党への合流は否定したが、同党の東祥三幹事長は17日の記者会見で、「目標が一致しているなら常に連携、協力は惜しまない」と共闘に意欲を示した。
 また、18日に離党届を出した中津川氏のほか、民主党から衆院議員15人が離党すれば、内閣不信任案を与党だけで否決できなくなる。野田首相が内閣総辞職か衆院解散・総選挙に追い込まれる可能性も出てくる。自民党は参院審議で民主党の結束を追及する構えで、波乱のタネは尽きない。
 注目は、今後も離党者が増えるかどうかだ。
 党執行部が「離党予備軍」として危険視しているのは、党原発事故収束対策プロジェクトチーム(荒井聡座長)らが先月5日に提出した、原発再稼働に慎重な判断を求める文書に署名した117人のうち、民主党に残っている74人(衆院50人、参院24人)だ。渡部恒三最高顧問など、絶対に離党しない議員も多いが、中には、小沢グループの重鎮、山田正彦元農水相や、新党構想が報じられた鳩山由紀夫元首相らも名前を連ねている。
 「世論の支持が離れて、次の選挙で勝てない」と離党者が続出し、そのことで政権与党の体をなさなくなり、世論の支持が離れるという、完全な悪循環に陥っている民主党だが、離党者にも展望があるわけではない。残留組にも、離党組にも、国民の厳しい視線を象徴する川柳が、ネット上で広まりつつある。
 「気をつけろ その候補者は 元民主」
■署名して民主党に残った74人 (50音順、敬称略)
【衆院(50人)】
荒井聡 石森久嗣 石山敬貴 稲見哲男 今井雅人 生方幸夫 逢坂誠二 奥野総一郎 小野塚勝俊 梶原康弘 川内博史 黄川田徹 櫛渕万里 工藤仁美 小泉俊明 小林興起 近藤昭一 斉藤進 阪口直人 佐々木隆博 階猛 篠原孝 杉本和巳 首藤信彦 高野守 橘秀徳 田中美絵子 玉置公良 辻恵 道休誠一郎 中川治 永江孝子 野田国義 橋本勉 羽田孜 初鹿明博 鳩山由紀夫 福島伸享 松崎公昭 馬淵澄夫 水野智彦 皆吉稲生 宮崎岳志 室井秀子 柳田和巳 山口和之 山崎誠 山田正彦 吉川政重 渡部恒三
【参院(24人)】
相原久美子 有田芳生 石橋通宏 江崎孝 江田五月 大河原雅子 大久保潔重 大島九州男 岡崎トミ子 金子恵美 小見山幸治 今野東 斎藤嘉隆 武内則男 田城郁 ツルネン・マルテイ 徳永エリ 那谷屋正義 難波奨二 西村正美 福山哲郎 藤谷光信 増子輝彦 松野信夫
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