中国申請の「南京事件」資料-ユネスコ記憶遺産に認定 2015/10/10  審査非公開・・問われる密室性

2015-10-10 | 政治〈領土/防衛/安全保障/憲法/歴史認識〉

日本の制止実らず=中国申請の「南京」認定-ユネスコ記憶遺産
 【パリ時事】国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に、中国が申請した「南京事件」に関する資料の登録が決まった。日中間で事実認識に隔たりがあり、論争が続く中での認定。日本政府はユネスコに慎重な対応を求めてきたが、受け入れられなかった。
 南京事件は、日中戦争時の1937年12月に旧日本軍が南京を占領した際、多数の中国人を殺害した事件。ユネスコが公表した中国の申請書類によると、当時の日本兵が撮影した写真や米国人神父による記録映像、中国人女性の日記などが登録対象とされている。
 南京事件に関しては、犠牲者の規模などをめぐり日中で見解が分かれる。記憶遺産への登録は、中国側の歴史認識に「お墨付き」を与えることになりかねず、日本政府はかねて「ユネスコの政治利用だ」(菅義偉官房長官)と反対してきた。
 一方、中国が同時に提出した「従軍慰安婦」に関する資料は登録リストに記載されていない。中国側は申請書類で、大戦中の日本軍が中国などで、住民女性を「性奴隷」として奉仕させるため、「強制的に徴用した」と説明。当時の軍の内部資料がこうした事実を裏付けていると主張し、認定するよう求めていた。慰安婦女性が強制的に連行されたとの見方は日本では否定論が強い。
 中国の再申請などを通じ、慰安婦の資料が将来認定される可能性は消えていない。韓国も日本の植民地時代の「強制動員」の記録について、記憶遺産への登録を目指し、来年にも申請する方向。日本政府は引き続き、ユネスコを舞台とした「歴史戦」への対応を迫られそうだ。(2015/10/10-05:53)
 ◎上記事は[時事ドットコム]からの転載・引用です
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2015.10.10 08:06更新
【世界記憶遺産】審査非公開、反論機会なく…問われる密室性 透明性確保の必要も
 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の記憶遺産に9日、中国が申請した日中戦争時の「南京大虐殺文書」が登録された。学校関係者は「ユネスコのお墨付きを得たとして、中国側の一方的な主張が一部教師によって広められる可能性がある」と懸念する。一方、登録審査のあり方をめぐっては、ユネスコ側にプロセスの透明性を高めるよう求める声も上がっている。
 ユネスコの記憶遺産の審査では、登録追認決定のプロセスの不透明さが問題視されており、透明性向上に向けた取り組みを求める声も上がっている。
 同じユネスコの世界遺産や無形文化遺産では登録の可否が公開の場で議論されるのに対し、記憶遺産は非公開の国際諮問委員会で審査され、ユネスコ事務局長が追認する仕組み。4~6日に開かれた委員会も非公開のため、日本側に反論する機会はなかった。こうした仕組みのため、中国側が登録申請した「南京大虐殺文書」や「慰安婦関係資料」について、日本政府はこれまで外交ルートで中国側に繰り返し抗議、取り下げを要請するしかなかった。
 また中国の申請書類は概要がユネスコのホームページで閲覧できるだけで、具体的な文書や写真が事前に公開されず、日本側の研究者からは「開示を求めるべきだ」といった声が聞かれた。
 登録へのプロセスが透明性に欠ける要因は、世界遺産や無形文化遺産との成り立ちの違いにある。他の2つと異なり、根拠となる国際条約がなく、政府に限らず自治体や団体、個人でも登録を申請できる。
 審査も他の2つが条約締約国の代表によって議論されるのに対し、記憶遺産の場合は事務局長が選んだ専門家によって行われる。政治利用を想定した枠組みとなっていないのも実態だ。
 文部科学省幹部は「手続きが簡略で、運営態勢も小規模。真正性や重要性がどのように調査されているかうかがい知れない。枠組みを改善すべきだという議論も必要になるかもしれない」と話している。
 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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