幕内・遠藤が復興願い豆まき「伝えたいことは山ほどある」6日に地元・石川県穴水町を慰問予定
大相撲の幕内・遠藤(33=追手風部屋)が3日、千葉県成田市の成田山新勝寺で行われた節分会に参加した。
【写真】成田山節分会に参加する(左から)御嶽海、高安、豊昇龍、朝乃山、遠藤
相撲界からは大関・豊昇龍(24=立浪部屋)、小結・高安(33=田子ノ浦部屋)、幕内・朝乃山(29=高砂部屋)、御嶽海(31=出羽海部屋)も参加。「福は内!」の掛け声のもと、世界平和や能登半島地震の被災地復興などを願って豆をまいた。
石川県穴水町出身の遠藤は、6日に地元の避難所などを慰問する予定であると明かした。「被災地へ行くと現実を受け入れるしかないけど、思うところはあると思います」。当日は日帰りで県庁や役場などを回るという。
初場所中の土俵入りでは、穴水町の後援会から贈られたものや石川県の地図が描かれたものなど、地元にちなんだ化粧まわしを締めた。多くは語らず、土俵に上がる姿を見せることで被災地への思いを発信し続けた。震災後初めての里帰り。「伝えたいことは山ほどある。言葉にするのは難しいと思うので、行くことで伝わってくれるものがあればと思います」。神妙な面持ちで複雑な胸中を吐露した。
初場所では連日「石川県穴水町出身」の場内アナウンスに大きな拍手と声援。新入幕で11勝を挙げた大の里(23=二所ノ関部屋)ら同じ石川県出身力士も活躍し、地元に勇気を与えた。それでも「盛り上げるというか、復興を願うばかりです」と遠藤。その思いは被災地に届き、必ず力になる。
最終更新:スポニチアネックス
◎上記事は[Yahoo!JAPAN ニュース]からの転載・引用です