北朝鮮の軍偵察総局大佐が韓国に亡命 体制に忠実な層からの背信続く <韓国報道2016/4/11>

2016-04-11 | 国際/中国/アジア

2016.4.11 19:42更新
【朝鮮半島情勢】北の軍偵察総局大佐が韓国に亡命 軍人では過去最高クラス 体制に忠実な層からの背信続く
 【ソウル=名村隆寛】北朝鮮の朝鮮人民軍偵察総局で、韓国への工作活動を担当していた大佐が昨年、韓国に亡命していたことが判明した。韓国国防省報道官が11日、亡命の事実を認めた。「具体的な内容は話せない」としている。
 聯合ニュースによると、偵察総局の大佐は、一般的な軍の組織では中将に相当する階級。北朝鮮の将官級の人物が韓国に亡命した例はないとされ、これまでに北朝鮮を脱出した軍関係者では最高クラスの幹部という。聯合ニュースは消息筋の話として、この大佐が韓国当局に対して北朝鮮の対南工作活動について詳細に説明しているとも報じた。
 一方、韓国統一省報道官は11日、アフリカに駐在していた50代の北朝鮮外交官が昨年5月、妻と息子2人と一緒に韓国入りしていたという同日付の韓国紙の報道を、事実だと認めた。
 今月7日には、海外の北朝鮮飲食店から集団で脱走した従業員13人が韓国に入国した。海外に派遣される者は北朝鮮では恵まれた階層といわれ、亡命が確認された大佐も軍のエリートだ。韓国当局は、一般住民ではなく金正恩体制の中核にいた者や体制に忠実だった者の“背信”が増えていることを注視している。

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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北朝鮮の軍幹部と外交官が去年 韓国に亡命
 NHK NEWS WEB 4月11日 17時10分
 韓国政府は、北朝鮮軍で対外工作を担当する偵察総局の幹部とアフリカに駐在していた北朝鮮の外交官が、去年、相次いで韓国に亡命していたことを明らかにし、キム・ジョンウン(金正恩)第1書記を中心とする北朝鮮の体制の中枢で何らかの変化が起きているという見方を示しました。
 韓国統一省のチョン・ジュンヒ(鄭俊煕)報道官は11日の記者会見で、北朝鮮軍で対外工作を担当する偵察総局の幹部とアフリカに駐在していた北朝鮮の外交官が去年、相次いで韓国に亡命していたという国内メディアの報道について、現時点で詳しい説明はできないとしたうえで、「偵察総局幹部と外交官の件は事実だ」と述べ、韓国政府として2人が韓国に亡命した事実を認めました。
 そのうえで、チョン報道官は「権力層に見られる異常な兆候の一つだと考える」と述べ、キム・ジョンウン第1書記を中心とする北朝鮮の体制の中枢で何らかの変化が起きているという見方を示しました。
一方、韓国の通信社、連合ニュースは、北朝鮮に詳しい消息筋の話として、これまでに脱北した北朝鮮軍の関係者の中で、今回亡命した偵察総局の幹部は最も階級が高く、韓国に対する工作活動を巡る詳細な情報を提供したとみられると伝えています。
■北朝鮮軍偵察総局は対外工作機関
 北朝鮮軍の偵察総局は、工作員による潜入や情報収集、サイバー攻撃を含む破壊工作などを担う対外工作機関です。偵察総局は、朝鮮労働党傘下の工作機関を統合して2009年ごろに設立されたとされ、2010年の韓国哨戒艦沈没事件やヨンピョン島砲撃などにも深く関わったとみられています。
 また、韓国政府はことし2月、キム・ジョンウン第1書記の指示で、偵察総局が韓国に対するテロやサイバー攻撃の準備を進めているという情報があると明らかにしたほか、先月、国連安全保障理事会で採択された北朝鮮に対する制裁決議で、偵察総局は資産凍結の対象に指定されています。
 さらに、トップの偵察総局長は、軍部内でも強硬派のキム・ヨンチョル副総参謀長が務めてきましたが、ことしに入って、党で韓国との関係を統括する統一戦線部長に就任したとみられています。

 ◎上記事は[NHK NEWS WEB]からの転載・引用です
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