原監督、漂う名将の風格=強い決意、動じぬ姿勢-プロ野球・日本シリーズ

2009-11-07 | 相撲・野球・・・など
 敵地・札幌ドームでの胴上げ。巨人の原監督は、お立ち台で「非常に素晴らしいチームと戦うことができて…」とまず日本ハムファンの心情を気遣った。勝利宣言はその後。「日本一、奪回しました!」
 ワールド・ベースボール・クラシック連覇、セ・リーグ3連覇、そして7年ぶりの日本一。「平成の名将」の風格が漂う。
 どっしりと構え、めったに選手批判もしない。高校時代から常に脚光を浴びて身に付いた「スター」としての振る舞いが、選手に安心感さえ与える。クライマックスシリーズは中日相手。敵将・落合監督が「見くびるなよ」と向かってきたが、原監督は「巨人らしい試合を見せたい」と静かに試合に集中した。
 采配(さいはい)には日本一への強い決意を込めた。足を使った揺さぶり、早い回の代打起用。日本シリーズ第2戦では不調の内海から東野へ早めに継投した。守備で凡ミスをした木村拓を先発から外した。「われわれが間違っていなかったという自信を深めた」
 世界一、日本一。現役時代に比較され続けた「ON」に、監督としては引けを取らないところへきたが、「まだ発展途上。立ち止まらない」と繰り返す。視線の先にあるのは「V9」か。(時事通信2009/11/07-22:33)
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〈来栖のつぶやき〉
 ほんとに、そう。私も、今季ばかりは原さんの揺るぎない品格、風格を痛感させられてきた。立派になられた。原監督のほとばしるような情熱、理性、抑制には、敬意を抱く。つい比べてしまうが、「見くびるなよ」などと云う落合監督はあまりに粗末だ。落合さんは選手をWBCへも行かせなかった。
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