狭山市 藤本羽月ちゃん虐待死  母親・藤本彩香被告の内縁の夫・大河原優樹被告に懲役12年6か月の判決 2017.5.25

2017-05-25 | 身体・生命犯 社会

3歳女児虐待死 男に懲役12年6か月の判決
 2017/5月25日 18時07分
 去年、埼玉県狭山市で交際相手の次女で当時3歳の女の子を浴室に放置し、死亡させた罪などに問われている26歳の被告に対し、裁判所は「無慈悲かつ卑劣で悪質な犯行だ」と指摘し、懲役12年6か月の判決を言い渡しました。一方、女の子にやけどをさせたとする傷害の罪については「証拠がない」として無罪としました。
 藤本彩香被告(24)と内縁の夫の大河原優樹被告(26)は去年1月、埼玉県狭山市のマンションで、藤本被告の次女で当時3歳の羽月ちゃんに十分な栄養を与えないまま、浴室に放置し死亡させたたなどとして、保護責任者遺棄致死や暴行などの罪に問われています。
 このうち、大河原被告の裁判では、羽月ちゃんの手を一晩中縛ったり、ふきんを口に入れたりして放置したことがあったほか、首輪をして押し入れの金具に固定したり、シャワーで冷たい水をかけて浴室に放置したりするなど、虐待の詳しい状況が明らかになりました。
 25日の判決で、さいたま地方裁判所の高山光明裁判長は「自分を保護してくれる存在の2人から虐待を受け、長期間にわたる肉体的・精神的苦痛、および無残な死という結果は、極めて重大なものであり、無慈悲かつ卑劣で悪質な犯行だ」と指摘し、大河原被告に対し、懲役12年6か月の判決を言い渡しました。
 一方で、羽月ちゃんの顔にシャワーで高温の湯をかけてやけどをさせたとする傷害の罪については、「証拠がない」として無罪としました。
 傷害の罪について無罪が言い渡されたことについて、さいたま地方検察庁の葛西敬一次席検事は「判決内容を精査し適切に対処したい」というコメントを出しました。
 母親の藤本被告の裁判は、来週から始まります。
■LINEで虐待の相談 明らかになった状況は
 裁判を通じて、虐待の状況が詳しく明らかになってきました。
 藤本被告と内縁の夫の大河原被告が同居を始めたのは、おととし5月で、その4か月後から、羽月ちゃんへの虐待が始まります。
 2人はスマートフォンの無料通話アプリのLINEで、「手」「口」「首」「水」という4つの言葉を使って、どのような虐待をするか相談していたといいます。
 「手」は羽月ちゃんが自由に手を動かせないよう、ネクタイを使って後ろで縛る行為です。
 「口」は布巾を丸めて口に入れ、テープで固定する行為です。
 羽月ちゃんが大声で泣いたり冷蔵庫の中の食料を勝手に食べたりしたときに、一晩中手を縛ったり、布巾を口に入れたりしたまま放置したこともあったということです。
 2人の虐待は徐々にエスカレートします。
 「首」は鎖で首輪をして、押し入れの中の金具に固定する行為です。
 この行為のきっかけについて、母親の藤本被告は裁判で「犬みたいにつないどく」と冗談で言ったことだと証言しています。
 そして「水」は羽月ちゃんの体に冷たい水を掛ける行為です。
 羽月ちゃんが亡くなる前日の夜も、シャワーで冷たい水を掛けて放置していたということです。
 裁判では、2人のLINEのやり取りも証拠として提出されました。
 去年1月5日には、高温のシャワーで顔をやけどをした羽月ちゃんが、じゅうたんの上にいる写真を藤本被告が大河原被告に送りました。
 写真を受け取った大河原被告は「やばwつかこいつ絨毯の上でなにしてん?」。
 これに対し、藤本被告の返信は「座って震えている」。
 大河原被告は「(絨毯の上に)乗るなっつー話ね」。
 藤本被告は「ずっと口開けっ放しだからまぢ臭いよ」。
 大河原被告は「元から臭ぇ。絨毯の上とか調子乗ってんな。帰ったらまた水だな」。
 この4日後、羽月ちゃんは顔にやけどをして、衰弱した状態で亡くなっているのが見つかりました。
 羽月ちゃんの体重は、虐待を受ける前からわずか半年余りで3キロも減り、9.7キロになっていました。

 ◎上記事は[NHK NEWS WEB]からの転載・引用です
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埼玉 狭山市 藤本羽月ちゃん(3歳)虐待死-「やけどを負わせたのは(内縁の妻だった)藤本彩香である」傷害罪を否認 大河原優樹被告 初公判2017/5/11
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3歳児虐待 藤本羽月ちゃん・新井礼人君 母親の交際相手(身長195㌢ 120㌔)が身長1mに満たない幼児に 
 産経ニュース 2016.1.28 14:36更新
3歳児虐待、血縁ない幼児「ストレスはけ口に」 身長195センチの容疑者が一方的に暴行…相次ぐ交際相手の虐待、防ぐ手立ては
 東京都大田区で、新井礼人ちゃんが死亡した事件。身長195センチ、体重120キロの永富直也容疑者は怒りにまかせ、身長1メートルに満たない幼児に殴る蹴るの暴行を続けた。埼玉県狭山市で3歳の女児が死亡し、母親と内縁の夫が保護責任者遺棄容疑で逮捕された事件をはじめ、母親の交際相手が血縁のない幼児に暴力を振るう事件が後を絶たない。専門家は「『他人の子』という意識が働いて愛着が持てない場合、幼児はストレスのはけ口にされやすい」と話す。・・続き・・ 
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狭山市 藤本羽月ちゃん(3歳)虐待死 皮膚が剥離し、顔全体にやけど(保護責任者遺棄容疑逮捕 2016.1.11)
藤本羽月ちゃん(3歳)顔面熱湯放置死事件 埼玉県警 2016/1/9 虐待理由「元夫に似てるから」藤本彩香容疑者
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