北の核小型化「日本標的」 米専門家が結論「ノドンに搭載」

2013-03-10 | 国際/中国/アジア

北の核小型化「日本標的」 米専門家が結論「ノドンに搭載」
夕刊フジ 3月9日(土)16時56分配信  【ワシントン=古森義久
 北朝鮮が一連の核実験で目指すとされる小型の核弾頭の装着対象は、米国本土にも届く長距離の大陸間弾道ミサイル(ICBM)ではなく日本全土を射程に収める準中距離弾道ミサイル「ノドン」だと米国政府関係者が結論づけていることが分かった。
 北朝鮮が2月12日に強行した3回目の核実験は核弾頭を小型化、軽量化して弾道ミサイルへの装着を可能にする目的であることは北朝鮮当局も言明していた。小型化が成功した場合、どのミサイルの弾頭とするのかは、北朝鮮当局が米国本土への核攻撃の威嚇を再三、強調していたため、北から唯一、米本土に届くとされる長距離弾道ミサイル「テポドン2号」ではないかと観測されてきた。
 しかし米国議会調査局で長年、朝鮮半島研究を専門とし現在は戦略国際問題研究所(CSIS)研究員のラリー・ニクシュ氏は産経新聞との会見で「北朝鮮がこれまでの3回の核実験で目指しているのは、核弾頭を小型化して『ノドン』の弾頭として装着することだという見解がオバマ政権内を含む米側専門家らの間で一致した結論として定着した」ことを明らかにした。
 ノドンは北朝鮮が1990年代から保有する準中距離弾道ミサイル(MRBM)で射程は約1300キロ。韓国や日本全土、沖縄の米軍基地も射程に収める。現在は200基ほど保有して日本国内の中枢都市や米軍基地などを標的にするとされる。
 ニクシュ氏は今回の北朝鮮の核実験には高濃縮ウランが使用されたとも明言。日本への核の脅威が現実として迫ることとなる。
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韓国が挑発に完全報復の構え 北は「核先制攻撃も」と警告
産経新聞:2013/03/07 22:16更新【ソウル=加藤達也】
 韓国国防省報道官は7日の定例記者会見で、北朝鮮の朝鮮人民軍が近く始めるとみられる大規模訓練は、異例の「国家級訓練」になるとの認識を示し、北朝鮮が全土や周辺海域ですでに始めた潜水艦機動演習などの多様な訓練が、いつでも「(軍事)挑発に発展することを念頭に注視している」と述べた。
 国防省報道官は訓練について、「米韓両軍は北の全面挑発に備え、さまざまなシナリオを想定している。いかなる軍事挑発にも報復できる」と強調した。
 韓国軍筋によると、国家級訓練は朝鮮人民軍の陸海空軍と、特殊作戦部隊を同時投入する全国規模の実戦訓練を意味する。始まっている潜水艦などの訓練も、「規模や実戦性で異例の動きを見せている」と指摘している。
 一方、北朝鮮外務省は同日、国連安全保障理事会の制裁決議採択の動きなどに反発し、「米国が核戦争の導火線に火をつけようとする以上、侵略者の本拠地に対し、核による先制攻撃の権利を行使することになる」との報道官声明を発表した。
 韓国の聯合ニュースによると、朝鮮労働党機関紙の労働新聞は7日付の1面に、大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の「KN08」とみられる兵器を搭載した移動式の発射車両などの写真を掲載した。
 韓国大統領府の許泰烈秘書室長は7日の会議で、北朝鮮が挑発に出る可能性があると指摘、警戒に万全を期すよう指示した。
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今となっては、北朝鮮を核保有国とみなして、他の核保有国に対するのと同様に・・・ 2013-03-07 | 国際/中国/アジア 
「金正恩の核」という安全保障の現実 朝鮮日報 / 韓国の核武装論 / 米国で再び登場した日本の核武装論 2013-03-03 | 国際/中国/アジア 


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