タリウム事件 元名大生 タリウム飲む姿に「感動し満足感」 致死率 事前に計算 被告人質問 2017/2/14

2017-02-15 | 少年 社会

2017年2月14日 12時49分
タリウム飲む姿に「感動し満足感」 元名大生、被告人質問
 名古屋市で知人女性を殺害したなどとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた名古屋大の元女子学生(21)=事件時16~19歳=の裁判員裁判の公判が14日、名古屋地裁であった。元学生が16歳で私立高2年だった2012年、仙台市で同級生ら2人に硫酸タリウムを飲ませたとされる殺人未遂事件の被告人質問で、元学生は被害者の男子学生(20)がタリウムの入った飲料を飲む様子を見ていたことを明かし「感動した。満足感があった」と述べた。
 元学生は同年5、7月の計2回、教室で男子学生のペットボトルにタリウムを混ぜて飲ませたとされる。5月の混入の際、男子学生が飲む姿を見たといい、「ばれていないなと思った」とも述べた。当初は別の男子同級生にタリウムを飲ませようとしたが、ペットボトルを持っていなかったため断念したとも明かした。
 もう1人の被害者で小中学校の同級生だった女性会社員(21)には、同年5月にカラオケ店に誘った際、二度に分けてタリウムを混入したとも話した。また、高校2年のころに爆発物を、高校を卒業して名大に入学した14年には青酸ガスを作ったことがあると明かした。
 弁護側は全事件について「重い精神障害の影響で責任能力はなかった」として無罪を主張している。
(中日新聞)
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元名大生公判 タリウム飲む姿「感動」
 2017年02月15日  
 知人女性を殺害し、同級生に劇物を飲ませて殺害しようとしたなどとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた名古屋大の元女子学生(21)の裁判員裁判で、劇物の硫酸タリウムを使った殺人未遂事件の審理が14日、名古屋地裁(山田耕司裁判長)であった。前回に続いて被告人質問が行われ、元女子学生は、高校の同級生の男性に教室でタリウム入り飲料を飲ませた時の状況を「飲むところを見て感動し、満足感があった」と振り返った。
  同様にタリウムを飲ませた同級生の女性を見舞った際には、「タリウム中毒と診断されていないのがわかり、自分の仕業がばれていないと安心した。医学の力はこんなものかと思った」という。
 男性の死ぬ確率が30~40%、女性が20%と考えていたとする捜査段階の供述について問われると、元女子学生は「致死量の知識はあり、投与後は死ぬかもしれないと思ったが、投与した際は興奮していて、致死量は頭になかった」と説明。殺意の有無については「わからないというのが正直なところ」と述べた。元女子学生は終始、淡々とした様子で、よどみなく答えた。
 9日の公判では、タリウム入り飲料を飲ませた同級生の男性が法廷で証言していた。その様子を見た感想について、元女子学生は「恐怖感を覚えた」としたが、何に対する恐怖感かは「わからない」と述べるにとどめた。ただ、「2人の中毒症状を見てわくわくしたが、申し訳ないと思った記憶はない」とも語った。
 起訴状によると、元女子学生は宮城県内で2012年5月と同年7月、同級生2人に硫酸タリウム入り飲料を飲ませ、殺害しようとしたとされる。弁護側は、重い精神障害を理由に無罪を主張、殺意も否定している。
 2017年02月15日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

 ◎上記事は[讀賣新聞]からの転載・引用です
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<タリウム事件>致死率 事前に計算
 名古屋市で知人の高齢女性を殺害し、仙台市で同級生2人に劇物の硫酸タリウムを飲ませたとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた元名古屋大女子学生(21)=仙台市出身、事件当時未成年=の裁判員裁判第11回公判が14日、名古屋地裁で開かれた。劇物混入事件について、元名大生は被害者が死亡する確率を事前に計算した上で劇物を投与したことを明らかにした。
 供述によると、元名大生は事件前、硫酸タリウムの投与量と致死率の相関関係を文献でリサーチ。グラフはS字曲線を描き、致死率は一定の投与量で頭打ちになることを理解していた。
 元名大生は、2012年5月27日に0.5グラムを投与した被害女性(21)の致死率を「20%」、翌28日に0.8グラムを盛った被害男性(20)は「30~40%」と事前に個別に算出。男性には同7月19日に0.4グラムを再投与し、致死率を「50%」に引き上げたという。
 3回の投与は全て「目分量だった」と説明。女性への実際の投与量は0.8グラムだった。同5月27日の事件後に耳かきを買い、「タリウムの粉末を何度もすくって感覚を鍛えていた」と、男性への投与前に予行練習していたことも示唆した。
 致死率の想定はタリウム購入時、既にしていたことを認める一方、投与時の認識は「覚えていない」と語った。検察側は、元名大生が逮捕後の調べに「投与量と致死率は何度も計算した。2人が一定確率で死亡すると思い、投与したのは間違いない」と供述していたことを明かした。
 元名大生は中学1年の時、父親から毒キノコの話を聞き、毒劇物に興味を持った。「理由は分からないが、すごくひかれた」と、種類や致死量を調べ始めた。後に地下鉄サリン事件や仙台市の筋弛緩(しかん)剤点滴事件を知り、化学薬品を使った犯罪への関心を深めていったという。
 2017年02月15日水曜日

 ◎上記事は[河北新報]からの転載・引用です *強調(太字)は来栖
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タリウム事件 元名大生 被害者の症状聞き「とても興奮」 / 被害の高校元同級生「視力低下 夢や目標が台無し 許せない 一生刑務所にいてほしい」2017/2/9
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