元名大生の妹が証言「姉はほぼ毎日、毒殺したいなどと話していた」「もし死んだら」「いいよ」尋問の音声再生 2017/2/15

2017-02-15 | 少年 社会

“姉はほぼ毎日毒殺したい”
NHK NEWS WEB 2017/02月15日 12時36分
 名古屋市で、知り合いの女性を殺害した罪や仙台市で高校と中学時代の同級生2人に劇物のタリウムを飲ませて殺害しようとした罪などに問われている元女子大学生の裁判で、元女子大学生の妹が、裁判が始まる前に録画された証人尋問の映像の中で「姉は高校入学後、ほぼ毎日、毒殺したいなどと話していた」と証言しました。
 21歳の元女子大学生は平成26年、名古屋市の自宅アパートで知り合いの77歳の女性を殺害したほか、その2年前の高校2年生のとき、仙台市で同じクラスの男子生徒と中学時代の同級生の女子生徒に劇物のタリウムを飲ませて殺害しようとしたなどとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われています。
 15日の裁判では、元女子大学生の19歳の妹が裁判が始まる前に証人尋問を受けた際の映像が法廷で再生されました。
 この中で妹は「姉は高校入学後、多いときはほぼ毎日、毒殺したいとか、人を殺したいと話していた」と証言しました。
 またタリウムの混入事件について、それぞれ事件当日に、同級生2人にタリウムを飲ませたことを打ち明けられたと明らかにした上で、「姉から警察が来たら教えてと言われた。姉は逃走する準備をしていて警察からタリウムのことを聞かれても知らなかったことにしておいてと言われた」と述べました。
 裁判で弁護側は「被告は精神発達上の障害とそううつ病の影響で、責任能力はなかった」として無罪を主張しています。
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妹証言“殺害打ち明けられた”
 02月15日 19時40分 
 名古屋市で知り合いの女性を殺害した罪や仙台市で同級生2人に劇物のタリウムを飲ませて殺害しようとした罪などに問われている元女子大学生の裁判で、元女子大学生の妹が証人尋問を録画した映像の中で、殺人事件の当日、「姉からメールと電話で女性を殴って殺したと打ち明けられた」と証言しました。
 21歳の元女子大学生は平成26年、名古屋市の自宅アパートで、知り合いの77歳の女性を殺害したほか、その2年前の高校2年生のとき、仙台市で同級生2人に劇物のタリウムを飲ませて殺害しようとしたなどとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われています。
 15日の裁判では元女子大学生の19歳の妹が裁判が始まる前に受けた証人尋問の映像が再生されました。
 この中で妹は殺人事件とタリウムの混入事件について、いずれも事件当日に知らされたと明らかにし、「姉から女性を殴って殺した。血の付いた服を洗ってほしいとメールと電話で打ち明けられた。その後、メールを消すように言われ、怪しい内容のものを消した」と証言しました。
 また、タリウム混入事件について、「姉からタリウムをもらったことがあり、自分の同級生の男の子に入れてきてと数回言われたが入れることはなかった」と述べました。
 また、妹は姉からナイフなどを突きつけられたことがあると明かし、「怖かった」と話した一方で、検察から「尊敬しているか」と聞かれると、「はい」と答え、「頭が良くて優しいから」と理由を述べました。
 裁判で弁護側は「被告は複雑で重い精神面の障害などがあり、責任能力はなかった」として無罪を主張しています。

 ◎上記事は[NHK NEWS WEB]からの転載・引用です
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中日新聞 2017年2月15日 13時15分
「もし死んだら」「いいよ」妹が証言 元名大生、タリウム事件公判
 名古屋市で知人女性を殺害し、仙台市で高校の同級生ら2人に劇物の硫酸タリウムを飲ませて殺害しようとしたとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた名古屋大の元女子学生(21)=事件時16~19歳=の裁判員裁判の公判が15日、名古屋地裁であり、事前に録音、録画された元学生の妹(19)の証人尋問のやりとりが流された。妹は、タリウム事件で「(同級生が)死んだらどうするの」と聞くと、元学生は「別にいいよ」と答えたことを明かした。
 元学生は私立高2年で16歳だった2012年5~7月、同級生の男子学生(20)らにタリウムを飲ませ、妹に犯行を告白したとされる。妹は男子学生への2度目の投与直後、1度目と合わせ「致死量より多く入れた」と打ち明けられ、再度飲ませた理由を「本当にタリウムなのか試すためだった」と言われたと証言した。
 元学生が男子学生を「毒殺したい」と言っていたことや、外出時に警察が家に来たら連絡するよう頼まれていたことも明かした。
 刑事訴訟法によると、証人が捜査当局の取り調べと異なる証言を公判でする恐れがあり、犯罪の証明に不可欠な場合は、検察官の請求で初公判前に尋問できる。暴力団関係者などの公判で採用されることはあるが、裁判員裁判では極めて異例。この日は昨年12月、仙台地裁で裁判官立ち会いの下、検察、弁護側が法廷外で妹に尋問した映像を裁判員らが視聴し、傍聴席には音声のみが流された。
 弁護側は「元学生は重い精神障害の影響で責任能力はなかった」として無罪を主張している。

 ◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用です *強調(太字)は来栖
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タリウム事件 元名大生 タリウム飲む姿に「感動し満足感」 致死率 事前に計算 被告人質問 2017/2/14
元名大生 公判 2017/2/7 妹に「未成年のうちに絶対殺(や)ってやる」とのメール
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