石巻3人殺傷事件の元少年「死刑判決は予想していた。納得できない、ということはない」2016/6/23

2016-06-24 | 少年 社会

死刑判決「予想していた」 石巻3人殺傷事件の元少年
  朝日新聞デジタル 6月24日(金)15時32分配信
 宮城県石巻市で2010年に元交際相手の姉ら3人を殺傷し、16日の最高裁判決で死刑とされた千葉祐太郎被告(24)が23日、仙台拘置支所で朝日新聞記者と面会した。「死刑判決は予想していた。納得できない、ということはない。これからも被害者や遺族にどう償っていくか考え続けていくし、自分の悪いところは直していきたい。投げやりになったりすることはない」と話した。
  被告は犯行時18歳で、裁判員裁判で初めて、少年事件で死刑判決を受けた。近く最高裁判決の訂正を申し立てる予定だが、棄却されれば刑が確定し、面会は厳しく制限される。「それまでの間に、世話になった人に会ったり、手紙を書いたりしている」という。
  ただ、母親の面会は断った。幼いころに両親が離婚し、母親から暴力を受けて育ったが、「(母を)大切に思う気持ちがあるから」という。「生きていくには大切なものを持つ必要があるけど、刑が確定するのだから、距離をとったほうがいいかな、と考えている」「俺が死んだ時、気持ちを切り替えられなくなるような人には、会うのを避けている」
  最高裁は、年齢よりも結果を重視した。「10代でも40代でも、俺が裁判官なら、同じように裁く。被害者にとっては同じこと」。更生の可能性から匿名で報道されてきたが、判決後、朝日新聞などは「国家によって生命を奪われる刑の対象者は明らかにされているべきだ」などとして実名で報じた。「被害者にとっては少年でもおじさんでも同じだから気にしていない。ただ、俺の家族が困ることがあるかもしれないと心配はしている」と述べた。. 朝日新聞社  最終更新:6月24日(金)20時32分

 ◎上記事は[Yahoo!JAPAN ニュース]からの転載・引用です *強調(太字・着色)は来栖
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【石巻市3人死傷】元少年の死刑確定 情状酌量余地を薄めた問題行動
2016年06月18日 08時00分
 宮城県石巻市で2010年に起きた3人殺傷事件の上告審判決で、最高裁第1小法廷(大谷直人裁判長)は16日、殺人罪などに問われ、一、二審で死刑判決となった千葉祐太郎被告(24)の上告を棄却した。被告は犯行時18歳。これで、少年だった被告に、裁判員裁判が言い渡した初の死刑判決が確定する。
 これまでの統計では、強姦致傷など一部の罪状で重い量刑が下される傾向にある裁判員裁判。様々な議論を呼ぶところではあるが、少なくとも今回は「残虐さや重大な被害結果を踏まえると、年齢はことさらに重視できない」とした一審仙台地裁の判決の時から、法曹関係者の間で「死刑は妥当」とされていた。
 被告は10年2月10日、元交際相手の少女宅で、少女の姉(20=当時)とその友人女性(18=当時)を包丁で刺殺。居合わせた男性にも重傷を負わせ、少女を車で連れ去った。
 被告は高校中退後、暴力事件を繰り返し、事件当時も別の傷害事件で保護観察中だった。少女との間には長女をもうけるも、少女に何度も暴力をふるった。
 破局するたびに塗装工などの定職について改心をアピール。復縁に至ることもあったが、犯行の少し前に最後通告を出され、事件を起こした。事件の前日にも犯行現場を襲撃し、警察が出動する騒ぎを起こしている。
 また、犯行後も別の少年(17=当時)に無理やり凶器を握らせて自身の罪を逃れようとするなど、そのあまりに身勝手な行動の数々が、情状酌量の余地を薄めた。
「犯行内容が過去の死刑判決の基準を満たしているし、18歳未満に適用される少年法の量刑緩和も適用されない。判決自体は相当と言える」(法曹関係者)
 故永山則夫死刑囚(1997年執行)の最初の上告審判決で死刑適用基準が示された83年以降で、元少年の死刑確定は7件目になる。

 ◎上記事は[東スポWeb]からの転載・引用です
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
石巻3人殺傷事件 元少年の死刑確定へ 最高裁が上告棄却 2016/6/16 NHK・JNN…実名報道
<石巻3人殺傷>元少年への死刑 妥当性焦点 最高裁第1小法廷は2016/6/16判決を言い渡す
.............


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。