【北海道男児不明】置き去りはしつけ? 虐待との線引きは 金沢でも男児置き去り…県警、両親を児相通告

2016-06-04 | 社会

2016.6.4 07:10更新
【北海道男児不明】置き去りはしつけ? 虐待との線引きとその是非は
 田野岡大和君が行方不明となった発端は、山林に置き去りにするという父親の“しつけ”だった。「虐待ではないか」との指摘もある中、父親の行為について専門家の見方は分かれる。
 「子供の発達に好ましい影響があるのがしつけ、弊害となるのが虐待だ。置き去りは殴られることより不安を与え、存在が否定されたと受け取られる。しつけにはなり得ない」。臨床心理士で「こころぎふ臨床心理センター」の長谷川博一センター長はこう話す。
 長谷川氏は、幼少期に置き去られた経験を持つ人の相談を受けてきたが、大人になっても恐怖心や不安が残るケースは多いという。大和君の場合も「性格の形成に影響する恐れがある」と懸念した。
 一方、元大阪市中央児童相談所長の津崎哲郎関西大客員教授は「しつけとしての常識は超えている」としながらも「罰の在り方だけで虐待かどうかは見えない。親が普段、子供にどういう接し方をしているか、子供が家庭や親をどう見ているかを考慮する必要がある」との見方を示す。
 津崎氏によると、最近の親は孤立しがちで、親から子に伝えられてきた子育てのノウハウを持たない傾向にある。言うことをきかない子供に手を焼くことは昔からあるが、同じ場面でも「ノウハウがないから突拍子もないことをしてしまいがち」という。
 津崎氏は母子手帳に対処方法を盛り込むことや、保健所や児童相談所など子育ての悩みに応じる機関があることを改めて周知する必要があると話した。

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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金沢の山道でも男児置き去り 県警、両親を児相通告
 2016/6/4 23:35
 金沢市の山道に石川県の小学2年の長男(7)を置き去りにした両親を、金沢中署が虐待の疑いがあるとして、金沢市児童相談所に通告していたことが4日、分かった。長男は一時行方不明になっていた。母親は署に「宿題をしなかったので、しつけのため連れて行った」と話していた。
 署によると、5月23日午後6時15分ごろ、母親が隣接市から車で長男を金沢市の山道に連れて行き、その場に降ろして離れた。数分後戻ると長男はいなくなっており、110番した。署員や地元消防が付近を捜索し、午後9時半ごろ、現場から数百メートル離れた山道でしゃがみこんでいるのを発見した。長男にけがはなかった。
 署は両親に口頭で厳重注意し、心理的な虐待を加えた疑いがあるとして児相に通告した。〔共同〕

 ◎上記事は[日本経済新聞]からの転載・引用です
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大和君が退院「野球したい」 手を振り笑顔
2016年6月7日 14時30分 朝日新聞デジタル  

    

   退院した田野岡大和君=7日午後2時7分、北海道函館市、白井伸洋撮影
 北海道七飯(ななえ)町の山中で行方不明になり、6日ぶりに保護された北海道北斗市の小学2年、田野岡大和(やまと)君(7)が7日午後、北海道函館市の病院から退院した。ファンのプロ野球・北海道日本ハムファイターズの野球帽をかぶった大和君は手を振りながら笑顔を見せ、「いま何がしたい?」と記者団に問われると、「野球」と答えた。また、体調については「大丈夫」と話した。医師らに見送られて車で親類宅に向かった。大和君は保護された3日から入院していた。

 ◎上記事は[livedoor・NEWS]からの転載・引用です
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