夕 歩 道
中日新聞 夕刊 2021年7月9日
磯田道史さんの『感染症の日本史』によると、国内のスペイン風邪は第一波が一九一八年五月〜七月、第二波が十月〜一九年五月、第三波が十二月〜二〇年五月。つまり、終息に至るまで丸二年。
それを思えば、新型コロナの流行は「まだ一年半」なのかもしれないが、正直、もううんざり。まん延防止だ緊急事態だと我慢を強いられる日々が繰り返された揚げ句、数えて第五波が到来の由。
スペイン風邪の時は、病原体たるウイルスの存在は、まだ分かっていなかった。今は敵の正体が分かっている。それでも、いつまでも「打ち勝つ」ことができないのはなぜか。何が足りないのか。
◎上記事は[中日新聞]からの書き写し(=来栖)
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〈来栖の独白 2021.07.09 Fri〉
やはり想起されるのは、スペイン風邪。
>今は敵の正体が分かっている。それでも、いつまでも「打ち勝つ」ことができないのはなぜか。
人類の知恵、限界・・・。
* コロナ禍に考える ペスト、コレラ、スペイン風邪・・・人類はどう感染症の流行と向き合ってきたか 史上最悪のパンデミックだったスペイン風邪の大流行